2015年3月3日(火)にテレビ朝日系列で放送された「林修の今でしょ!講座」は、「名医がプライベートでやっている 近視・老眼・ドライアイ 予防&対処法SP」でした。
今回のテーマは「目」で、大きく分けて「近視」、「老眼」、「ドライアイ」という3つの症状に対する予防&対処法が丁寧に紹介されていました。
どの予防法・対処法も、眼科の名医たちがやっているものなので、非常に理にかなった、医学的に正しい方法ばかりで、非常に説得力がありました。
番組内で、有効な予防法・対処法をレクチャーしてくれたのは、クイーンズアイクリニック院長・みなとみらいアイクリニック主任執刀医の荒井宏幸先生。
本記事では、「近視の効果的な予防法・対策法」に関してまとめました。
この状態だと、近くにピントが合い、遠くがぼやけて見える、すなわち近くがよく見えて遠くが見えにくいという状態になってしまいます。
近視は珍しくない症状なので、あまり深刻に受けとめていない人が多いですが、ある一定以上の近視(いわゆる強度近視)の場合は、将来的に眼底出血や網膜剥離が起こり、最悪の場合失明してしまう可能性もありますので要注意です。
また、昔は子どもの時(成長期)に近視にならなかったら一生ならないと言われていましたが、荒井先生によると、近年では必ずしもそうではないというケースが増えてきたとのこと。
それはライフスタイルの変化によって引き起こされるもので、社会人になりコンピューターを使う仕事に従事する人は、仮に成長期に近視になっていなくても、仕事を続ける中でなってしまう可能性があるんだとか。
パソコンやスマホという文明の利器が発達し、生活や仕事に定着したがために、近視を取り巻く環境というのはだいぶ変わってきた模様ですね。
大切なのは、スマホやパソコンなどを使用している時は、意識して遠くを見るように心がけること。インターネットのページ読み込み中は、スマホ・パソコンの画面を注視していても仕方がないので、こういうタイミングをうまく活用して遠くを見るようにすると良いとのこと。
またこれはスマホ・パソコンの使用時に限ったことではなく、日常生活の中でも積極的に遠くを見るようにした方が良いんだとか。
目安としては1時間に1回程度でよく、3~5m先を見れば、十分効果が期待できるとのこと。
完全に寝転んだ状態、あるいは横になった状態で、スマホや本を見ていると、重力の作用が働き、通常以上に目に負荷がかかってしまいます(目に「回旋」という動きが起こる)。
なので、寝床でスマホや本を見る場合は、枕を高くし体を起して、目の正面でものを見る・読むようにするのが良いとのこと。
もちろんベストなのは、寝床でそういう行為をしないことですが。
人間の瞳は、暗ければ光を集めようと大きくなりますし、逆に明るければ光の量を減らすため瞳は小さくなります。
暗い部屋でパソコンを操作するというのは、上記2つの働きが切れ目なく行われ続けている状態なので、相当目に疲れが蓄積されます。で、その疲労が、近視につながってしまうというわけ。
暗い部屋でパソコンなどをいじらないのがベストですが、家庭の事情でどうしても行わなければならない場合は、パソコンの後ろに照明を置いておくと、目の疲れ方がだいぶゆるやかになるとのこと。
もちろんタブレット端末以外に、本を読む際にも書見台を使うとベストです。
昔の人が書見台を使用していることを引き合いに出して、林先生もこの方法を絶賛していました。
大人は意識的に距離感を気をつけれますが、小さな子どもは難しいですよね。そんな時、確かに書見台が大活躍しそうです♪
目の疲労は、目を温めることで着実に回復させることができます。なのでお風呂場だけでなく、日常生活の中でも目を休ませるリラックスタイム時に、おしぼりなんかで目を温めるのは非常に理にかなった方法と言えそうですね。
なんかパソコンやスマホがいかに目に悪いかということを思い知らされる内容だったんですが(笑)、まあ致し方ないですね。
個人的に日ごろからパソコン・スマホを使用する機会が多いので、なるべく遠くを見たり、温めるなどして、目に疲労を蓄積させないように気をつけようと思います!
【関連記事】
◆ドライアイの予防対策法
◆老眼の予防対策法
今回のテーマは「目」で、大きく分けて「近視」、「老眼」、「ドライアイ」という3つの症状に対する予防&対処法が丁寧に紹介されていました。
どの予防法・対処法も、眼科の名医たちがやっているものなので、非常に理にかなった、医学的に正しい方法ばかりで、非常に説得力がありました。
番組内で、有効な予防法・対処法をレクチャーしてくれたのは、クイーンズアイクリニック院長・みなとみらいアイクリニック主任執刀医の荒井宏幸先生。
本記事では、「近視の効果的な予防法・対策法」に関してまとめました。
「近視」とは
水晶体を通して入ってきた光が、網膜上の正しい位置ではなく、その手前でピントを合わせてしまう(焦点を結んでしまう)状態のことを差す。近視になると、目の中では上記のようなことが起こっています。
この状態だと、近くにピントが合い、遠くがぼやけて見える、すなわち近くがよく見えて遠くが見えにくいという状態になってしまいます。
近視は珍しくない症状なので、あまり深刻に受けとめていない人が多いですが、ある一定以上の近視(いわゆる強度近視)の場合は、将来的に眼底出血や網膜剥離が起こり、最悪の場合失明してしまう可能性もありますので要注意です。
また、昔は子どもの時(成長期)に近視にならなかったら一生ならないと言われていましたが、荒井先生によると、近年では必ずしもそうではないというケースが増えてきたとのこと。
それはライフスタイルの変化によって引き起こされるもので、社会人になりコンピューターを使う仕事に従事する人は、仮に成長期に近視になっていなくても、仕事を続ける中でなってしまう可能性があるんだとか。
パソコンやスマホという文明の利器が発達し、生活や仕事に定着したがために、近視を取り巻く環境というのはだいぶ変わってきた模様ですね。
インターネットのページ読み込み中は遠くを見る
スマートフォンなどでインターネットを使ってる際、ページの読み込み中はスマホの画面から目を離し、遠くを見るようにする。先にも書いたとおり、スマホやパソコンが近視の原因になっていますので、上記の方法はその予防対策として非常に有効です。
人間の目は、近くのものを見る時に緊張し、遠くのものを見る時にリラックスするようにできている。
スマホの画面を凝視している状態は目が緊張状態にあり負担をかけているので、この状態を長時間続ければ近視になりやすいうえ、近視の人はそれが悪化してしまう可能性がある。
なので目を休める意味で、遠くを見るのは非常に有効。
大切なのは、スマホやパソコンなどを使用している時は、意識して遠くを見るように心がけること。インターネットのページ読み込み中は、スマホ・パソコンの画面を注視していても仕方がないので、こういうタイミングをうまく活用して遠くを見るようにすると良いとのこと。
またこれはスマホ・パソコンの使用時に限ったことではなく、日常生活の中でも積極的に遠くを見るようにした方が良いんだとか。
目安としては1時間に1回程度でよく、3~5m先を見れば、十分効果が期待できるとのこと。
寝ている状態で携帯電話を見る時は、枕を高くする
仰向けの状態でスマホを操作したり、本を読んだりする場合は、枕を高くし、体を起こして目の正面で対象物を見るようにする。布団に入ってスマホをいじるというのは、多くの人が日常的にやっていると思いますが、この行為にも近視になる・近視を悪化させる原因が潜んでいます。
完全に寝転がった姿勢で対象物を見るのはNG。近視になる可能性がある。
完全に寝転んだ状態、あるいは横になった状態で、スマホや本を見ていると、重力の作用が働き、通常以上に目に負荷がかかってしまいます(目に「回旋」という動きが起こる)。
なので、寝床でスマホや本を見る場合は、枕を高くし体を起して、目の正面でものを見る・読むようにするのが良いとのこと。
もちろんベストなのは、寝床でそういう行為をしないことですが。
暗いところでは、パソコンの使用は避ける
暗い部屋の中でパソコンなどを操作するのは、目を疲れさせ、近視の原因になってしまう。これは瞳の働きが大きく関係しています。
「部屋の暗さ」と「パソコン画面の明るさ」のギャップに瞳が疲れてきてしまう。
人間の瞳は、暗ければ光を集めようと大きくなりますし、逆に明るければ光の量を減らすため瞳は小さくなります。
暗い部屋でパソコンを操作するというのは、上記2つの働きが切れ目なく行われ続けている状態なので、相当目に疲れが蓄積されます。で、その疲労が、近視につながってしまうというわけ。
暗い部屋でパソコンなどをいじらないのがベストですが、家庭の事情でどうしても行わなければならない場合は、パソコンの後ろに照明を置いておくと、目の疲れ方がだいぶゆるやかになるとのこと。
子どもにタブレット端末を使わせる時は、書見台に固定
子どもの場合、机の上にタブレット端末を置いて操作するとタブレット端末の上と下でかなりの距離が生まれてしまい、ピント調節の負荷がかなりかかってしまう。顔(目線)が大人よりも下にある子どもながらの近視の原因を、書見台を使ってものの見事に解決!
書見台でタブレット端末を固定することで、上と下での距離の差がほとんどなくなり、ピント調節の負荷が非常に軽くなる。
もちろんタブレット端末以外に、本を読む際にも書見台を使うとベストです。
昔の人が書見台を使用していることを引き合いに出して、林先生もこの方法を絶賛していました。
大人は意識的に距離感を気をつけれますが、小さな子どもは難しいですよね。そんな時、確かに書見台が大活躍しそうです♪
お風呂に入ったら熱いタオルで目を3分間温める
熱いタオルで目の周りを温めることにより、目の筋肉のこりを和らげることができる。番組内では、実際に目を温めることでどれほど効果があるのかという実験をしていましたが、その結果によるとかなり即効性があることが判明! すぐに目の疲れがすっ飛んでくれます。
目の疲労は、目を温めることで着実に回復させることができます。なのでお風呂場だけでなく、日常生活の中でも目を休ませるリラックスタイム時に、おしぼりなんかで目を温めるのは非常に理にかなった方法と言えそうですね。
さいごに
以上、番組内で紹介された「近視の効果的な予防法・対策法」の簡単なまとめでした。なんかパソコンやスマホがいかに目に悪いかということを思い知らされる内容だったんですが(笑)、まあ致し方ないですね。
個人的に日ごろからパソコン・スマホを使用する機会が多いので、なるべく遠くを見たり、温めるなどして、目に疲労を蓄積させないように気をつけようと思います!
【関連記事】
◆ドライアイの予防対策法
◆老眼の予防対策法