音楽を聴く女の子
2015年3月4日(水)に、NHKで放送された「ためしてガッテン」は、「ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線SP」でした。


今回のテーマは「耳鳴り」。幸い、私自身は、ごくごくたまにピーっという軽い耳鳴りを経験するぐらいで、それもほっといたらいつの間にか治ってしまうので、これまでの人生で耳鳴りで悩まされたことはありません。

しかし驚くことに、なんと現在日本では、約300万人の人が耳鳴りに悩んでいるとのこと! しかも、ごく最近までは、医学的に「耳鳴り」のメカニズムが解明されておらず、治療法が確立されていなかったんだとか。

「耳鳴り」なんて耳鼻科に行けばすぐに治ると考えていたので、この情報にも大変驚きましたね。「耳鳴り」の治療法の確立というのは医学界でも難しい課題のひとつで、「耳鳴りを治せたら、ノーベル賞が取れる」という見方もあるくらいの難しさだったとのこと。


しかし一昨年の10月に、「耳鳴り治療」に関する画期的な報告書が発表されました。その中では、「耳鳴り」の根本的な原因・メカニズムが報告されており、まさに医学界に革命をもたらした研究報告書といえます。

メカニズム・仕組みが判明すれば、それに対する改善法・対処法もおのずと浮かんでくるというわけで、現在では「耳鳴り」に対する治療法がしっかりと確立されています。


番組内では、「耳鳴り」のメカニズムとその治し方が丁寧にレクチャーされていました。思いのほか簡単に治せることに驚いたのですが、知っておいて絶対に損のない情報です♪

以下、その内容を簡単にまとめましたので、今現在耳鳴りで苦しんでらっしゃる方は、ぜひ試してみてください。

指を指すドクター
「耳鳴り」が起こるメカニズム
「耳鳴り」は、「蝸牛の老化」と「視床」が大きく関係して引き起こる、脳が作り出した音のこと。
これが、近年の研究で明らかになった、耳鳴りのメカニズム・原因とのこと。


私たちの耳は、音を振動として捉えています。

耳の奥の方にある「蝸牛」と呼ばれる感覚器官は、その振動を電気信号に変え、脳に送るという働きをしています。この電機信号が、「高音」・「中音」・「低音」という風に届けられ、脳が音を感知するというのが、「音が聞こえる仕組み」です。

で、問題になってくるのが、「蝸牛の老化」です。

蝸牛が老化することによって、「高音」の能力が著しく低下して、高音域が聞こえにくくなってしまいます。実はこれが「耳鳴り」の原因なんですね。

高音が聞こえづらくなると、脳の「視床」という部分が、それに対処しようと試みます。もともと視床は、音の選別や調整などを行う重要な役割を担っています。

「高音」の電気信号が正確に来ていないことに気づいた視床は、脳が電気信号を受け取る感度を上げてくれます。つまり電気信号を受け取りやすい環境を作ってくれるわけですね。

ただいくら感度を上げても、来ていない電気信号を受けとることはできないので、「高音」は聞こえるようにはなりません。

しかもならないどころか、感度を上げてしまったがために、脳内のさまざまな電気信号を敏感に受け取るようになってしまいます。

実は、この脳内の余計な電気信号をキャッチしてしまうことが、耳鳴りの正体だったんですね。つまり「耳鳴り」とは、脳が作り出した音というわけ。


メカニズムが理解できれば、「耳鳴り」は治すことができます!



「耳鳴り」の治し方
「耳鳴り」は、補聴器を使えば、容易に治療できる。

補聴器で聞こえなくなった音を補えば、「耳鳴り」は劇的に改善される。 
先のメカニズムで書いたように、耳鳴りの原因のカギになっているのは「蝸牛の老化」。

蝸牛の老化で、聞こえない音が発生したために耳鳴りが起こってしまうわけなので、その聞こえなくなった音を、再び聞こえるようにしてあげれば、自然と耳鳴りは解消されるという理屈です。


で、ここで登場するのが補聴器!

補聴器は言わずもがな、聞こえなくなった音を聞こえるようにしてくれる機械なので、まさに耳鳴りの改善にはうってつけというわけですね♪



ただし、補聴器での耳鳴り治療を行う際には注意点が2点あります。

まず、どの音域の音が聞こえなくなっているのかは当然個人差があるので、補聴器相談医のいる病院で紹介状をもらい、補聴器販売店で、補聴器を自分専用にカスタマイズしてもらわなければなりません。

「補聴器相談医」とは、補聴器のタイプや調整具合を診断し、販売店を紹介してくれる医師のこと。全国に約4000人いるとのこと。

また、耳鳴りを治すうえでは、補聴器を長時間つける必要があります、これは、脳が新しい音に慣れるのに時間がかかってしまうため。



さいごに
以上、番組内で紹介された「耳鳴りのメカニズムと治し方」の簡単なまとめでした。

耳鳴りの改善に、補聴器が適当だとは意外でしたね。しかしメカニズムを理解できれば、その理由にも納得♪

現在、耳鳴りで悩んでらっしゃる方は、ぜひ補聴器相談医のいる病院へ足を運んでみてください!