海藻
2015年3月30日(月)に、テレビ東京系列で放送された「主治医が見つかる診療所」は、「健康寿命を延ばすプロジェクト」でした。


「健康寿命」とは、端的にいえば、介護など人の手を必要とせずに自立して生活できる期間のことで、いかにこの健康寿命を延ばすかが、人生を楽しく生きれるかいなかの分岐点になっています。

番組内では、健康寿命を延ばすのに適した食材がたくさん紹介されていました。どれもこれも奇妙奇天烈というか、初耳&初見のもので、世の中にはまだこんなにも健康に良い食材が埋もれていたんだなと目から鱗でした!


「クロメ」も、健康寿命を延ばす食材として取り上げられていたもののひとつ。

「クロメ」は「海の納豆」とも呼ばれるほど、栄養が優れた海藻。色も形も、ワカメなどほかの海藻類とは一線を画す感じの海藻なんですが、驚くべき健康効果を秘めた食材とのこと!

特に風邪を引きやすい方や、太り気味の方、ダイエットに励んでいる方にはおすすめの食材です♪


以下、番組内で紹介された「クロメ」に関する健康情報を簡単にまとめました。

メタボリック
「クロメ」とは
大分県大分市の佐賀関で水揚げされている海藻。毎年1月15日~3月15日までが収穫時期。

非常に粘りがあるのが特徴の海藻で、佐賀関では江戸時代から食べられているごくごく一般的な食材。
粘りがある食材は健康に良いというような、確信めいた考えをもっているんですが、この「クロメ」も抜群のネバネバを有しています!

ネバネバの食材の代名詞といえば、やはり納豆ですが、一般的な納豆の粘り気が子どもに思えるくらい、クロメの粘り気はすさまじいかったです(笑)。

なんていうんでしょうか、ネバネバを通り越して、トロトロの水飴みたいになってましたね(笑)。納豆を遥かに凌駕する粘り気に、スタジオのパネラーのみなさんも驚愕していました。


そのあまりの粘り気のため、「クロメ」は棒状にして販売されています。

見事なまでの棒状態に、海藻感はゼロでした(笑)。

「クロメ」は水揚げされた後、それを手作業でクルクルと巻いて棒状にします。これは調理の手間を軽減させるための工夫とのこと。

「クロメ」はバラの状態のままだと、表面から粘り気がたくさん出て切りにくいので、棒状にすると、格段に包丁で切りやすくしているんだとか

こういう知恵は、昔からずっと継承されてきたものなんでしょうね~♪



「クロメ」の健康効果
「クロメ」には、「フコイダン」・「アルギン酸」という多糖類が多分に含まれている。

これらはコレステロールの排出を促したり、血糖値の上昇を抑えたりしてくれる働きのほか、免疫力を高める効果もある。またインスリンの分泌も抑えてくれる。
「クロメ」の抜群のネバネバを生成している正体は、「フコイダン」という多糖類。

コレステロールの排出を助けてくれたり、血糖値の上昇を抑えてくれたり、免疫力をアップさせてくれたりと、良いこと尽くめのイチオシの多糖類です!

ワカメにもたくさん「フコイダン」は含まれていますが、「クロメ」の含有量は、ワカメの3倍! 圧倒的な含有量ですね。

「クロメ」が有している「食後の血糖値の上昇を抑える効果」は極めて高く、糖尿病の食事療法としても使えるレベルとのこと。

また「クロメ」には、通称「肥満ホルモン」とも呼ばれる「インスリン」の過剰な分泌を抑えてくれる働きもあるので、メタボリックの予防にも最適!


メタボリックはさまざまな病気を誘発する要因ですし、糖尿病も健康寿命を大幅に短くしてしまう厄介な病気。

これらの予防・治療に大きな効果を期待できる「クロメ」は、健康寿命を延ばす上では欠かせない食材のひとつと言えそうですね♪



さいごに
以上、番組内で紹介された「クロメ」に関する健康情報の簡単なまとめでした。

「クロメ」に多く含まれる「フコイダン」は、メタボ予防、免疫力を高めるという点から風邪・インフルエンザ予防対策に有効ということがよくわかりました♪

また味という観点から見ても、「クロメ」は「メシ泥棒」という異名をもつほどおいしいとのこと。スタジオ内で、実際に試食会が行われていましたが、絶賛の嵐でした!

ただ非常に残念なのが、「クロメ」がまだ全国的に流通しておらず、また収穫時期も限られているため、お手軽に食べられないという点。

でも、「クロメ」ならびに「フコイダン」の健康効果は捨てがたい・・・。そんな時は、賢くサプリメントを使っていきたいと思います♪