ミルク

2015年11月20日(金)にフジテレビ系列で放送された「バイキング」の「ひるたつ」というコーナーで、スタジオに食べ合わせの達人を招き、「長生きしている人が食べている物にある3つの共通点」が紹介されていました。


今回の「バイキング」で取り扱われたテーマは「長生き・長寿」。

言わずもがな日本は長寿大国で、日本人の平均寿命は男女ともにトップクラス!

とはいえ、ただ単に長く生きればいいというわけではなくて、もちろん健康的に長生きをしたいというのが、誰もが抱く願いではないでしょうか。


昨今さまざまなメディアで「健康寿命」という言葉が叫ばれるようになりました。

「健康寿命」とは、介助なしで自立した生活が送れる期間のことを指しています。せっかく長く生きていても、その大半がベッドの上で寝たきりだと、幸せとは言い難いですよね。

できれば年齢を重ねていっても元気に体を動かして、活動的に生きていきたい、すなわち健康寿命を延ばしたいものです。


この回の「バイキング」では、元気な体で長生きするためのポイント・要素を、「食べ合わせ」という観点から探っていました。

実は、元気に長生きしている人が食べているものには、3つの共通点が存在しており、この3つを守ることで、長生きできる確率をアップさせることができるかもしれないんです!

番組内では、この「長生きしている人が食べている物にある3つの共通点」が詳しくレクチャーされていました。

以下、その内容を簡単にまとめましたので、健康的に長生きをしたいという方は、食生活の改善に役立ててみてください♪


ちなみに、これらの情報を教えてくれたのは、日本ファンクショナルダイエット協会・理事長の白澤卓二先生。

ブロッコリー
3つの共通点
白澤先生がご長寿の人が食べているものを調査研究した結果、3つの共通点が見出されました。

すべての事柄は真似ることから始まるというわけで、やはり長生きしたい人は、長生きしている人の食生活を真似ることが一番手っ取り早いというわけですね。

この3つの共通点とは、①毎日味噌汁を飲む、②毎日牛乳を飲む、③ブロッコリーを食べる、の3つです。それぞれには、ちゃんとした科学的・医学的な根拠がもちろん存在しています。



お味噌汁
味噌汁のもとになっている「味噌」に長寿の秘訣があります。

味噌に含まれているたんぱく質には、コレステロール低下や脳血栓予防の効果が期待できます。また、老化防止に良いとされるビタミンEや、動脈硬化予防が期待できるレシチンといったものも、味噌には効率よく含有されているんです。なので、健康には欠かせない食品!

実際に、味噌汁摂取量と乳がんの発生率調べた研究があり、これによると、1日3杯飲む人は、1日1杯未満の人よりも40%も発生率が低くなるというデータが示されているとのこと。


この健康効果をより上げる具材として白澤先生が推奨しているのが、豆腐とわかめです。

お味噌汁としては非常にスタンダードな組み合わせですが、医学的に見ても理にかなっているんだとか。

お豆腐には食物繊維が豊富なので解毒作用があると言われていますし、ワカメには水溶性の食物繊維が豊富に含まれているので、腸の健康に役立ってくれます。

これらの具材のお味噌汁を食べれば、免疫力のアップが期待でき、より長寿につながるとのこと。


また味噌汁ではなく、味噌と相性が良い食材がサバです。すなわち、サバの味噌煮は、長生きにはもってこいとのこと。

サバに含まれるDHAと大豆のリノール酸には、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。これは血栓予防につながっており、心筋梗塞や脳梗塞の発症予防効果を期待できるんだとか。



牛乳
牛乳は栄養学的に見て、非常に優れた食品にあたります。

牛乳には、良質のたんぱく質や乳脂肪が含まれているほか、皮膚や細胞を再生させるビタミンB2、骨を作るカルシウムなど、健康維持には欠かせない栄養素がバランスよく入っているんです。

100歳の長寿の方を対象に行った牛乳・乳製品の摂取量の調査によると、男女ともに7割近くの人が毎日何かしらの牛乳・乳製品を摂取しているというデータが明らかになったんだとか。

長寿の人は、牛乳・乳製品の摂取が習慣化しているんですね♪


で、牛乳は飲むタイミングによって、期待される健康効果に差が生じます。

ベストなタイミングは、運動した後。ややきつめの運動した後に牛乳を飲むと、筋肉の増強効果が2倍になってくれるというデータがあるとのこと。


ちなみに、適切な牛乳の摂取量は、1日200ccです。



ブロッコリー
100歳を超える長寿の人には、ガンの人が少ないという傾向があります。

で、ガンの予防効果が期待できる食材として注目を集めているのがブロッコリー。

アメリカでは、ブロッコリーがガン抑制効果が最も高い食品にランクされているんだとか。


具体的には、ビタミンC、βカロテン、ルテインなど、優れた抗酸化作用を持つうえ、イソチアネートと呼ばれる発がん性物質を解毒すると言われている成分が豊富なので、ガンに有効だと考えられています。

そのほかブロッコリーには、血管を丈夫にするケルセチンも豊富なので、まさに長寿には欠かせない食材! 言うなれば、まさにスーパー食材ですね♪


ブロッコリーにもおすすめの食べ合わせがあります。

白澤先生推奨の食べ合わせは、ゴマ!

ブロッコリーには先に書いたとおり抗酸化作用があり、いわゆる若返り効果が期待できるんですが、実はゴマにもビタミンEやセサミンとった若返り効果が期待できる成分が豊富なため、一緒に食べれば相乗効果的な若返り効果が望めるんだとか♪ これは一緒に食べない手はないですよね!


さらにガン予防に良いとされるのが、ブロッコリー×トマトという食べ合わせ。

トマトに含まれるリコピンには、がんを予防する効果が期待できるうえ、動脈硬化の抑制作用も強いとされている食材なので、まさにブロッコリーとあわせて食べれば鬼に金棒です!



さいごに
以上、番組内で紹介された「長生きしている人が食べている物にある3つの共通点」の簡単なまとめでした。

味噌、牛乳、ブロッコリー。これらの食材をバランスよく食べて長寿を目指したいと思います!


ちなみに、健康のためにはブロッコリーの新芽にあたる「ブロッコリースプラウト」という野菜もおすすめです。

この「ブロッコリースプラウト」には持続力の高い抗酸化作用があるうえ、最高の胃がん対策の食材として現在にわかに注目を集めています!

私も前にいただきましたが、クセがまったくなくて、とてもおいしかったです! スーパーなどで手軽に購入できるのでぜひ♪

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