トレーニング
2015年12月26日(土)にTBSテレビ系列で放送された「サタデープラス」の「Dr.プラス」というコーナーは、「年末年始はこれだけやっとけ! 太らない方法教えますスペシャル」でした。

今回「サタデープラス」がスポットライトを当てたのは、ずばり「正月太り」。


お正月(年末年始)は、何かと暴飲暴食をしがちですよね。

もう終わったクリスマスをはじめ、忘年会に新年会、お正月は親戚や地元の友達で集まってどんちゃん騒ぎを繰り広げます。当然そのそばにはおいしいお酒とおいしいグルメが♪

あと、単純に正月はおいしいものが多いですしね。おせちにお雑煮、お餅など、ついつい胃袋に放り込んでしまいがち。で、一方お正月は完全にオフモードなので運動もしない。

体を動かさず、いつもより過剰に食べれば、そりゃ太りますよね(笑)。これが俗にいう正月太りです。正月休みが終わるころに、体重が2~3kgぐらい増えてたという人も少なくないのではないでしょうか(笑)。


今回番組内では、この厄介な「正月太り」を予防・解消する方法がレクチャーされていました。

どれもこれも簡単にできるダイエット法で、中にはそんな方法でほんとに減量効果が期待できるの!?というズボラダイエット法も紹介されていました。

もちろん、すべて医学的な根拠がしっかりとしたものばかりですのでご安心を。

これら情報を知っているのといないのとでは、確実に正月明けの体重が変わってくるな、と思ってしまうような魅力的な内容でした!


以下、番組内で紹介された「正月太り解消法」を簡単にまとめましたので、正月太りにびくついている方は、ぜひ参考にしてみてください♪

腕組みするドクター
入浴前にコーヒーを一杯飲む
まず最初のずぼらダイエット法が、「入浴する前にコーヒーを一杯飲む」というもの。

実はコーヒーには驚くべきダイエットパワーがあるんです。


このズボラダイエットのカギを握っているのが、コーヒーに含まれるカフェイン。

カフェインを摂ると、体内の脂肪分解酵素である「リパーゼ」が活性化してくれます。脂肪を分解してくれるリパーゼは、体温が上がるとより効果的に働くようになります。

なので、自然と体温が上がる入浴の前にコーヒーを飲めば、脂肪を効率的に燃やす効果が期待できるというわけ! これは飲むだけなので、すぐにでも取り入れられますよね。

カフェインが吸収され、その働きが期待できるまで30分ほどかかるので、入浴する30分前に飲むようにします。


ただ、このダイエット法、注意すべきことがあります。

リパーゼは体温が上がることで活性化するので、体温低下につながるアイスコーヒーの摂取はNG。

また、ダイエット目的なので、砂糖&ミルクもNGです。ダイエットにはブラックコーヒーを!



生芋こんにゃくを食べる
続いて紹介されたずぼらダイエット法は、「生芋こんにゃくを食べる」というもの。

あまり耳馴染みのない「生芋こんにゃく」という食材ですが、驚くべきダイエット効果を期待できる、素敵食材なんです!


生芋こんにゃくの素晴らしい点は、セラミドが超豊富なところです。

セラミドとは、皮膚の角質層に存在する皮質のことで、肌を守り、水分の保湿を担ってくれています。いわば、お肌のバリア機能ともいえる存在。

生芋こんにゃくは、ずば抜けて多くのセラミドを含んでおり、「セラミドの王様」とも言われているんだとか。


ちなみに普通のこんにゃくにもセラミドは含まれているものの、圧倒的に生芋こんにゃくの方が多いんです。

その差がどこから来るかといいますと、製造方法の違いから来ています。普通のこんにゃくは、こんにゃく芋から皮を取り除いて作られていますが、生芋こんにゃくは皮がついた生の状態ですりつぶして作られているため、皮の成分を活かしたままなんです。

皮の部分にセラミドが多いので、生芋こんにゃくは「セラミドの王様」になりえているわけですね。


生芋こんにゃくはカロリーが低いので、積極的に食べることで、痩せつつ肌もきれいにすることができる、まさに一石二鳥の食材。ダイエット効果とアンチエイジング効果を併せ持っている点が素晴らしいですね♪



タオルでする美肌ダイエット
食後のエクササイズも、正月太り対策には有効です。

ただエクササイズといっても激しい運動は不要。タオル一枚で行える、非常に簡単な運動でOK。


やり方・方法は非常に簡単。

タオルを両ワキに挟み、それを左右に動かすだけ。

肩甲骨にタオルを食い込ませるイメージで強く引っ張るのがコツです。左右にタオルを動かす際は、ランニングをするように両腕を振ります。

交互に5回ずつを、合計5セット行えばOKです。


この運動を行うことによって、首のまわり、肩甲骨のまわり、脇の下にある褐色脂肪細胞を刺激することができます。この褐色脂肪細胞は皮膚や内臓の新陳代謝を促す働きを持っているので、ここを刺激すると、脂肪が燃焼しやすくなる効果が期待できるとのこと。



肝臓を温める
最後に紹介されたずぼらダイエット法は、「肝臓を温める」というもの。

実は肝臓を温めるだけで、高いダイエット効果が期待できるんです。


そもそも私たち人間の体の基礎代謝の3分の1を担っているのが肝臓なんです。基礎代謝とは、生命活動を維持するために無意識に消費されるカロリーのこと。

なので、肝臓を温め、その機能を高めてあげれば、基礎代謝量もアップするので、太りにくく痩せやすい体になれるというわけ♪ 非常に医学的に理に適った考え方なんですね~。



ではどうやって肝臓を温めるかですが、具体的に3つの方法が紹介されていました。

①肝臓をカイロで温める
カイロを肝臓の位置に貼り、外側から温めます。これにより血流が増加し、代謝アップにつながります。


②毎日茶節(カツオ節の味噌汁)を食べる
お椀に合わせ味噌とかつお節を入れ、そこに緑茶を注いだら「茶節」の完成。

味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作ってくれて、さらに緑茶に含まれるカテキンは血糖値の上昇を緩やかにしてくれ、かつお節に含まれるヒスチジンは満腹中枢を刺激し、過食を抑えてくれます。

アディポネクチン、カテキン、ヒスチジンを含む茶節は、おすすめのダイエット食というわけ!


③食後にごろ寝する
なんと食後にごろ寝をすることでも、ダイエット効果が期待できるんです。

ポイントは、ごろ寝をする際に、頭と足を20~30センチほど高くすること。この姿勢でごろ寝をすると、重力に従って血液は下に流れるので、肝臓に血液が集まります。

すると肝臓の働きが活性化するので、代謝アップにつながるとのこと。

食後にこのごろ寝を10~15分ほど行えばOK。仮に30分以上してしまうと、逆効果になってしまうので要注意です!



さいごに
以上、番組内で紹介された「正月太り解消法・ずぼらダイエット」の簡単なまとめでした。

まさか食後のごろ寝がダイエットにつながっているとは驚きでしたね。肝臓を温めるという観点からすると、ごろ寝は有効なんですね~。これはぜひとも実践したいと思います♪

正月太りが心配な方は、ぜひ上記のダイエット法を実践して、正月太りを吹き飛ばしてしまいましょう!