牡蠣
2016年1月17日(日)にTBSテレビ系列で放送された「この差って何ですか?」は2時間スペシャルでした。


人気コーナー「密着!どれくらい差があるんですか?」では、「一般家庭で作る牡蠣料理」と「日本一の牡蠣の産地の牡蠣料理」の差が取り上げられていました。

番組内では、牡蠣料理の代表格であるカキフライと牡蠣鍋の作り方についての差を検証していました。一般的な家庭で作られるこれらの牡蠣料理レシピと、日本一の牡蠣の産地・広島県安芸に根付いてる牡蠣料理レシピとの間ではどのような差があるのか、という非常に興味深い検証・実験でした。

カキフライなんて、それほど工夫のしどころもなさげな感じですが、実はちょっとした工夫をするだけで格段においしさをアップさせることができるんです! これはほんとにちょっとした工夫なので、試さない手はないといった感じ♪


また番組内では、カキフライ・牡蠣鍋のレシピ・作り方のほか、広島安芸で親しまれている仰天牡蠣料理(餃子の皮に牡蠣を包むなど)のレシピも披露されていました。

以下、番組内で取り上げられていた絶品の牡蠣料理レシピを簡単にまとめましたので、無類の牡蠣好きという方は、ぜひ一度作ってみてください!

包丁を使っている女の子
カキフライのレシピ・作り方
まずは、牡蠣を水で洗い、ついた水気をしっかりと拭き取ります。

で、牡蠣3つをワンセットにして、小麦粉、卵、パン粉をつけます。

ポイントはなんといっても3つの牡蠣をまとめて揚げる点! こうすることによって、牡蠣が油に触れる面積が少なくなるので、固くならず、1つで揚げるよりもジューシーに仕上げることができるんです。

1個ずつ揚げてしまうと、牡蠣全体が油に触れてしまうので、熱がたくさん入ってしまい、ジューシーな部分が少なくなってしまうんですね~。これは非常に賢い方法!


ちなみに油で揚げている際、牡蠣同士が離れないように、小松菜やチンゲン菜で包んで揚げるのもポイント。

小松菜やチンゲン菜で包む理由としては、牡蠣同士がばらけないようにすることに加えて、葉が油を止めてくれるので、余分な油が牡蠣の方にはいかないという利点も生まれます。


3個の牡蠣を小松菜orチンゲン菜で包み、それに再度小麦粉・卵・パン粉につけて、180度の油で揚げれば、広島安芸流のカキフライの完成です!



ちなみに番組内では、カキフライを食べる際につきもののタルタルソースの作り方もレクチャーされていました。もちろん広島安芸流なので、ひと味違います。

まずはゆで卵をみじん切りにします。

次いでらっきょうの甘酢漬けをみじん切りにして、先の卵と合わせ、マヨネーズを加えて混ぜ合わせれば、広島流タルタルソースの完成! 卵1つに、らっきょう4つを入れるようにします。


普通タルタルソース作りにはピクルスを使いますが、その代用としてらっきょうを使っているわけです。

らっきょうの甘酢漬けを使うと、口の中がサッパリし、油がとれるような、おいしいタルタルソースに仕上がってくれるとのこと♪



牡蠣鍋のレシピ・作り方
一般的な牡蠣鍋は寄せ鍋ですが、広島流は土手鍋になります。


ますは、温めた鍋の中に、赤味噌を入れます。そこにお酒、みりん、砂糖を加え、温めながら混ぜていきます。

この時、底に焦げがつくようにします。焦げがつくことにより香りが増し、コクも出てくれるとのこと。

3分ほどかき混ぜたら、それをお湯の入ったお鍋の中に入れて溶かします。これでスープの完成。


続いては牡蠣の下ごしらえ。

塩水を作り、その中に牡蠣を入れ、洗います。塩水で洗うことにより、浸透圧によって牡蠣の中の水分が抜けてくれます。水分が抜けた牡蠣は、スープの中に入れた際、しっかりとスープを吸って味が染み込んでくれるので、格段においしくなるとのこと。

塩水で洗ったら、水分をしっかりと拭き取ります。


続いて片栗粉を牡蠣にまぶします。

片栗粉の効果で、牡蠣特有のぬめりが取れるとともに、中身をガードして旨味を逃しません。


次いで、鍋に使う野菜を用意していきます。野菜はお好みで。


お鍋の中に牡蠣と野菜を入れ、10分ほど煮込めば、おいしい広島流牡蠣の土手鍋の完成です!



その他牡蠣料理2品
番組内では、上記2品のほかに、「麻婆牡蠣」と「牡蠣の揚げ餃子」という2つの牡蠣料理レシピも披露されていました。2品とも極めて短時間で作れるお手軽料理です。

◆麻婆牡蠣
フライパンで豚ひき肉を炒め、そこに市販の麻婆の素を入れ、さらに炒めていきます。

で、豆腐の代わりに牡蠣を入れ、火を通します。あとは水溶き片栗粉でとろみをつけたら、「麻婆牡蠣」の完成。

たった5分でできちゃう簡単料理です!



◆牡蠣の揚げ餃子餃子
餃子の皮に、みじん切りにしたキャベツをのせ、さらにその上に牡蠣をまるごと1個のせ包みます。

あとはこれを170度の油で約4分ほど揚げれば、「牡蠣の揚げ餃子」の完成です!



さいごに
以上、番組内で取り上げられていた「絶品の牡蠣料理レシピ」の簡単なまとめでした。

カキフライ&牡蠣鍋に施された、産地ならではの技・工夫には目から鱗でしたし、麻婆牡蠣と揚げ餃子のコスパの良さも非常に勉強になりましたね~♪

牡蠣が大好きという方は、ぜひこれらの牡蠣料理を試してみてください!