チョコ
2016年3月29日(火)にフジテレビ系列で放送された「その原因、腸にあり! 肥満!便秘!肌荒れ!花粉症!お悩み解消スペシャル」は、腸内環境にスポットライトを当てた3時間番組でした。

人の腸の中には、約1000種類、数にして1000兆個、重さにして1.5kgもの腸内細菌が存在しており、近年の研究で、これらの腸内細菌とこれらが作り出す腸内環境が、肥満や認知症、肌荒れ、あがり症、不眠、花粉症などなどさまざまな病気や症状に関係していることが明らかになってきたんです。

すなわち、腸内環境さえ良好にしておけば、さまざまな病気に対して予防線を張っておけるというわけ。

番組ではそんな健康を考える上で欠かすことのできない腸内細菌・腸内環境にスポットライトを当て、いろんな役立つ情報を取り上げていました。

取り上げていた情報のひとつに、「チョコレートと肌荒れの関係」がありました。


実は腸は肌を映す鏡と言われるほど、密接な関係になるんです。

腸内環境の良し悪しが、肌の良し悪しにもつながっているというわけですね。

極力美しくいたい女性にとって、シミなどの肌荒れは避けて通りたいもの。


番組内では、腸内環境を整え、肌荒れを改善させる方法がレクチャーされていました。

以下、その内容を簡単にまとめましたので、シミなどが気になっているという女性の方は、ぜひ参考にしてみてください!

指を指すドクター
シミができるメカニズム
まずはシミができるメカニズムの解説から。

シミができる原因としては、①活性酸素、②肌のターンオーバーの乱れ、の2つが挙げられます。


活性酸素というのは、紫外線を浴びたり、ストレスを感じたりすると発生する、いわば体のサビ。この活性酸素からの攻撃を防ぐために、細胞は茶色いバリアを張ります。日焼けした時に、肌が小麦色になるのは、このバリア機能が働いているためです。

正常な肌は、約1か月ほどかけて細胞分裂を繰り返し、バリアを張った細胞を角質として排出します。これを肌のターンオーバーというんですが、これが乱れると、古い角質がうまく排出されず、シミとして残ってしまうんです。


このほか、ニキビを潰したり、傷つけてしまうことでも色素沈着し、シミになってしまうケースもあるとのこと。



肌と腸の関係
腸内環境が良くなると、血流が促されます。

すると肌のターンオーバーがスムーズに進むので、美肌に効果が期待できるんです。

逆に腸内環境が悪くなると、血流も悪くなり、肌のターンオーバーも乱れがちになり、肌が荒れる原因になってしまいます。

すなわち、腸内環境を整えれば、シミの数は減る可能性がある、というわけ!



肌荒れの改善にはチョコレート
腸内環境を整え、肌荒れを改善させるうえで有効な食べ物が、「チョコレート」。

実はチョコレートには、肌に良いとされる成分が凝縮されているんです。

チョコレートの主成分であるカカオに含まれている「カカオプロテイン」と「カカオポリフェノール」、これら2つの成分が、シミを減らしてくれる可能性を秘めています。


「カカオプロテイン」は、消化されないたんぱく質をたくさん含んでいます。なので大腸に達し、腸内細菌によって利用されることで、腸内環境を改善する効果が期待できます。

「カカオポリフェノール」は、抗酸化成分の一種。体の中で吸収されると、皮脂の酸化を抑える働きが期待できるとのこと。つまりシミのもとである「活性酸素」をやっつけてくれるというわけですね。



重要なのは、食べるチョコレートの種類と量。

ポイントはカカオ70%以上の、いわゆる高カカオチョコレートを食べるようにする点。「カカオプロテイン」と「カカオポリフェノール」を多分に含んでいるためです。

食べる量に関しては、1日25g程度を目安にします。だいたい板チョコの半分くらいですね。


上記の条件を守って、継続的に摂取すれば、肌荒れの改善を期待でき、シミを減らすことができるとのこと。



さいごに
以上、番組内で紹介された「チョコレートと肌荒れの関係」の簡単なまとめでした。

シミを減らす&肌荒れの改善には、高カカオチョコレート! 一般的に肌にはよくないと思われていたチョコレートが、まさか美肌を助けてくれる存在だったとは。

シミ・肌荒れに悩んでいる方は、ぜひ高カカオチョコレート生活を始めてみてください♪