
今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「血管年齢の若返り」でした。
暑かった夏が過ぎ去り、これからどんどん秋めいてきます。
秋になって気温が下がってくると、自然と気になりだすのは血管系の病。
急な気温差によって発症するリスクが高まる血管系の病は、秋口から冬にかけて注意していかなければなりません。まさにこれからの時期ですね。
で、血管の健康を考える際に大切な指標といえば、もちろん「血管年齢」です。
この血管年齢をいかに若く保つかが、血管系の病気を予防するキーワードになっています。
今回の「健康カプセル!ゲンキの時間」が注目したのは海女さん。
なんで海女さん?と疑問に思う方も多いと思われますが、なにを隠そう海女さんの血管年齢は同年代の人と比較して明らかに低くなる傾向にあるんです。
番組内では、実年齢81歳なのに血管年齢は29歳という驚異的な海女さんも登場していました!
海女さんの生活を調べたところ、血管年齢の若返りの鍵になっているのは「NO(一酸化窒素)」なんだとか。
このNOには、血管をやわらかくする効果が期待できるとのこと♪
番組内では、NOを増やす簡単体操(運動)と食事が取り上げられていました。以下、それらの内容を簡単にまとめましたので、血管を健康に保ちたいという方はぜひ実践してみてください!

海女さんは血管年齢が若い
そもそも血管というのは、硬いよりもやわらかい方が良いとされています。血管が硬いと血圧が上がったり、なにかストレスがかかったときに破れやすいため。
やわらかくてしなやかな血管が理想的で、血管年齢が若い、つまり若い血管ほど理想的な血管と言えます。
海女さんは、総じて血管年齢が若い傾向にあるとのこと。
その秘密は、「潜水」。
日頃から潜水をしている海女さんは、体内で「一酸化窒素(NO)」の分泌が増え、その結果血管年齢が若くなるのではないか、と考えられています。
NOとは何か
一酸化窒素(NO)という物質は、血管の内側で作られます。血流が増えると分泌され、血管を開いたりやわらかくしたりしてくれます。
先に述べた海女さんについてですが、海女さんは深く潜水した際、心臓に水圧がかかります。その結果心臓は大きく伸縮。そうすると、ポンプをぎゅっと押すように、1回に送り出される血液の量が増え、NOは増えます。
大量のNOが体内で分泌されるから、海女さんの血管年齢は若くなると推察されているとのこと。
つまりNOを意図的に増やすことができれば、誰でも血管を若く保てるというわけです。
番組内では、NOを増やす簡単体操(運動)と食事が紹介されていました!
NOを増やす運動と食事
◆簡単体操(運動)のやり方まずは下半身の運動から。
立った状態で、かかとを上げ下げします。
この動作を繰り返すことによって、かかとの上げ下げがポンプの役割を果たし、血液を上に上げてくれます。
続いては上半身の運動。
立った状態で腕を組み、そのまま腕を上下させます。
次いで、手を横にひらき肘をぐっと後ろに下げた状態で、肩を上げ下げします。
上述した下半身の運動と上半身の運動を一緒に行うことで、全体の血流が良くなり、NOが増えるとのこと。
◆食事
ポイントは簡単。
食事の時に、野菜を最初に食べるようにするだけです。
食物繊維を先に腸に入れることで、脂肪や糖の吸収を抑えることができます。それにより血糖値の急上昇を防げるので、NOの増加を阻害するインスリンの発生を防ぐことにつながっています。
血管年齢を知る簡単な方法
血管年齢が重要なことはわかりましたが、自分の血管年齢ってなかなか簡単にはわかりませんよね。そこで番組では、自宅でもできる血管年齢の測り方がレクチャーされていました。
やり方・方法はとっても簡単で、なんと前屈をするだけ。
じつは体の硬さと血管年齢は比例関係にあるんです。体が柔らかければ柔らかいほど血管年齢は若くなり、逆に硬ければ硬いほど血管年齢は高くなるということ。
前屈したときに手が床につかない人は、血管年齢が実年齢よりも高い可能性がありますので要注意。
さいごに
以上、番組内で紹介された「NOを増やす簡単体操(運動)と食事」の簡単なまとめでした。血管年齢を考えるうえでの重要なキーワードであるNO。非常に勉強になりました。
番組内で紹介された運動はお手軽ですし、食事も野菜を先に食べることを意識するだけOK。これならどちらも継続的に行えそうですよね♪
血管を健康に保ちたいという方は、ぜひ取り組んでみてください!