今回の「ガッテン！」がスポットライトを当てたのは、「ダイエット」。
今や健康意識が全世代で向上し、健康的に過ごすことに注目が集まっている日本。
健康の基本といえば、やはり肥満の防止。太っていることは高血圧や糖尿病などさまざまな病気の引き金になっているので、標準体型をキープもしくは標準体型におさまるようにとダイエットに励んでいる方は非常に多いと思われます。
近年マラソン人口が増加傾向にあるのも、日本人の高い健康意識が背景にあるんでしょうね～。もちろんダイエットは体重を落として健康な体をゲットできるだけでなく、美容にもいい影響を与えてくれます。
そんな日ごろの生活の中で切り離しては考えられないダイエットですが、じつはある落とし穴が！ なんと減量によって肝臓にダメージを与えているケースがあるんだとか。
その肝臓へのダメージはかなり深刻で、糖尿病になるリスクが高まったり、最悪の場合には肝硬変やがんになってしまう可能性もあるんだとか。
美容健康のためのダイエットが、命を縮めるリスクを高めているって、かなり衝撃的な事実ですよね。
今回の「ガッテン！」では、そんな肝臓に深刻な異変をもたらしてしまうダイエットの落とし穴のほか、そんな事態を招かない健康的な痩せ方が紹介されていました。
以下、それらの内容を簡単にまとめましたので、現在ダイエットに励まれている方は、ぜひ参考にしてみてください♪
肝臓がパンパンに！
ダイエットは、やり方を間違ってしまうと肝臓がパンパンになってしまう可能性があります。そもそも肝臓というのは、肝細胞がたくさん集まってできています。
肝臓がパンパンな状態とは、肝臓が脂肪肝になりつつある、あるいはなった状態のこと。脂肪肝がひどくなると肝硬変や肝臓がんにつながってしまうので要注意！
ダイエットというのはいわば脂肪を蓄えないためのものなのに、逆にそれが脂肪肝を招いてしまうというのは驚きですよね～。
肝臓は約500種類もの働きをもっている、欠かせない臓器です。
数ある働きの中でも「脂肪の出し入れ」というのがポイント。
血管内には脂肪などのエネルギー源が流れています。しかし脂肪が多すぎると邪魔なので、それを肝細胞が取り除いてくれます。逆に血液中に脂肪が足りなければ、肝細胞は血管内に肝臓に蓄えていた脂肪を入れてくれます。
つまり肝臓は脂肪を出し入れして、血中のエネルギー量を一定にしてくれているというわけ。
極端な食事制限をするような急激なダイエットをすると、肝臓に異変が起きます。
急激なダイエットをすると、血液中から脂肪が減ります。すると皮下脂肪の扉が開いた状態になり、溜め込んだ脂肪が血液中に大量に流れ込んできます。皮下脂肪が減るので、お腹はへっこみ、ダイエットは成功したように思われます。
しかし肝細胞は、その大量に流れ込んできた脂肪をどんどん貯蔵庫である肝臓に溜め込んでしまいます。
また、ダイエットに成功した人はそれまで我慢してきた美味しい食べ物をどんどん食べてしまいがちですよね。俗にいうリバウンドというやつです。
美味しい食べ物をばくばく食べると、当然また脂肪が血液中に多くなり、それもまた肝細胞は肝臓に溜め込んでしまいます。
つまり急激なダイエットで肝臓に脂肪が溜まり、リバウンドでさらに肝臓に脂肪が溜まってしまうというわけ。これがダイエットで脂肪肝になるメカニズムになります。
健康的な痩せ方・ダイエット法
短期間で痩せるのは、肝臓の健康を考えるとNG。10kg痩せるときの目安は半年間。1か月に落とす体重は2～3kgに抑えるのがベストとのこと。
番組内では脂肪肝を撃退できる健康的なダイエット法が紹介されていました。
やり方・方法は非常に簡単。
食事に関しては、ご飯をいつもより少し減らすように心がけます。お茶碗に小盛りが適当とのこと。
運動は、1日30分のウォーキングでＯＫ。
上記2つに加えて、夜更かしせずに十分な睡眠をとるようにします。じつは寝ている間は、肝臓から脂肪が出ていってくれるタイミング。なので夜更かしせずにじっくりと熟睡することが、肝臓から脂肪を追い出すうえでは重要なんだとか。
以上3点を守れば、脂肪肝を撃退し、痩せることができるとのこと。
さいごに
以上、番組内で紹介された「ダイエットの落とし穴＆健康的な痩せ方」の簡単なまとめでした。健康のためにと思ってやっていたダイエットが、脂肪肝に、ひいては大病につながっている可能性があるとは驚きでした。
痩せることは重要ですが、痩せるスピードが大事なんですね～。勉強になりました！
これから痩せようと思われている方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください♪
