お化粧
2017年3月1日(水)にNHKで放送された「ガッテン!」のテーマは、「決定版!コラーゲンの効果100%活用スペシャル」でした。


今回の「ガッテン!」がスポットライトを当てたのは、「コラーゲン」という成分。

コラーゲンというと、特に医学の知識がない私たちでも知っている、非常に耳慣れた存在ですよね。 

世間一般では、肌のハリやつやを出したり、維持するのにはコラーゲンが良いと言われており、とくに美容意識の高い女性にとっては、心強い存在だというふうに認知されています。

いつまでたってもシワがなく、潤いのある肌でいたいというのが乙女心というもの。日頃の肌ケアや食事面でコラーゲンを意識されている方は、結構多いのではないでしょうか。


しかし、もしかしたらそのコラーゲンの摂取法は、効率の悪い方法かもしれません!

近年、コラーゲンに関する研究が進み、より効率よく、効果的に摂取する方法がわかってきたんです。

今回の「ガッテン!」が注目したポイントはまさにそこ。

番組内では、コラーゲンの効率的な摂取法をはじめ、どんな特徴のある人がコラーゲンの効き目が出やすいのか、はたまたコラーゲンに美肌効果以外の効果はないのかなど、これを観ればより深くコラーゲンのことが学べるという、非常に充実した内容でした♪


以下、番組内で紹介された「コラーゲンに関する情報」を簡単にまとめました。

プルプルでハリのあるお肌を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

指を指すドクター
コラーゲンについて
現在コラーゲンは効くのか、効かないのかで、意見が二分しています。

番組では、この対立する意見にズバッと正解を出していました。

ずばり、コラーゲンは効果が期待できます!


そもそもコラーゲンの効果を実感するためには、知っておく大事なポイントがあるとのこと。

じつはこのポイントによって、効果が出る人と出ない人に分けられるんです。これが世間で効く・効かないで意見が分かれている理由。


そのポイントを以下で解説していきます。

体内にあるコラーゲンの40%は皮膚にあります。

私たちが口からコラーゲンを摂取すると、摂取されたコラーゲンは胃や腸でバラバラに分解され、コラーゲンではなくなってしまいます。

綿維芽細胞という細胞が、そのバラバラになったコラーゲンを発見すると増殖を始めまする。すると、体内でコラーゲンをどんどん作り出すようになるんです。そのため、肌の水分量が増え、ハリが出る効果が出ると考えられているんです。

コラーゲンの効果が実感できない人は、綿維芽細胞がコラーゲンを作り出していないんだとか。

つまり綿維芽細胞が活躍しているかいないかが、コラーゲンの効果の有無を決定しているんです。



綿維芽細胞を増やす条件
綿維芽細胞を増やすことができれば、体内でコラーゲンが生成できます。

綿維芽細胞を増やすためには、コラーゲンペプチド(分解しきらない断片)とダメージを受けると出るたんぱく質の2つが必要になります。


つまり肌に何らかのダメージがある人に、コラーゲンは有効というわけです。

具体的には、ケガや肌にダメージがどうしてもある高齢者の方。加齢によって綿維芽細胞は減るので、コラーゲンを摂取すれば、その効果が実感しやすいとのこと。

また、炎症のある人(大けが・関節痛・日焼け・冬の乾燥など)にもコラーゲンは有効。

コラーゲンの効果とは、「ダメージに対しての効果」というわけです。逆にいえば、これといって肌トラブルがない人がコラーゲンを摂取しても、効果を実感しにくいというわけですね。

コラーゲンを摂っても効果がないと感じている人は、お肌にトラブルがないということなんですね~。



お肌以外にも!
とはいえ、コラーゲンの効果は、肌の修復パワーだけではありません。

コラーゲンを摂取することで、軟骨の破壊を抑制し、関節炎の進行を抑えることができると考えられています。ドイツでは、関節炎の治療にコラーゲンが実際に用いられているとのこと。


また、コラーゲンは動脈硬化とも深い関係があると言われています。

そもそも血管の20%はコラーゲンでできています。コラーゲンを積極的に摂取した人は、血管のやわらかさが約5歳も若返ったというデータがあるとのこと。



コラーゲンの効率的な摂取法
番組内では、お手軽にできるコラーゲンの効率的な摂取法がレクチャーされていました。

ポイントは「ゼラチン」。

じつはゼラチンとコラーゲンの間にはほとんど差はなく、ゼラチンを摂るのとコラーゲンを摂るのはほとんど同じことなんだとか。

ただ、厳密いうと、血中吸収量で差は出ます。ゼラチンの血中への吸収量を1とすると、サプリ用のコラーゲンは1.8とのこと。

なので、てっとり早くサクッとコラーゲンを摂取したければサプリを、サプリが嫌だという方は日頃の食事にゼラチンを混ぜればOKというわけですね。



さいごに
以上、番組内で紹介された「コラーゲンに関する情報」の簡単なまとめでした。

コラーゲンの新情報、目から鱗でした!

コラーゲンは状態の良いお肌をより良くするのではなく、ダメージを受けた肌を改善させる効果を期待できる成分である。これを知っているのと知っていないのとでは、コラーゲンの使い方が変わってきますよね。日焼けしたあとや冬場の乾燥が続く時期に良さげそうです♪

肌を常に美しく保ちたい方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください!