お風呂あがり
2017年5月10日(水)にNHKで放送された「ガッテン!」のテーマは、「めざせ健康長寿 大注目の検査はこれだ!スペシャル」でした。


今回の「ガッテン!」がスポットライトを当てたのは、「健康長寿(慢性炎症)」。

医学の進歩によって、人の寿命というのはぐんぐんと延びています。

誰しも健康で長生きをしたいと思うもの。いわゆる健康長寿ですね。

今回の「ガッテン」は、そんな「健康長寿」に注目し、最新の研究結果から判明した非常に魅力的な情報を紹介していました。


ガッテンが着目したのが「慢性炎症」。これは痛みも熱もなく自覚しにくい症状であるにもかかわらず、最終的には動脈硬化やがんになるリスクがある極めて怖い存在。

近年の研究で、この「慢性炎症」が健康寿命を縮める原因になっているのではないか、と考えられるようになったとのこと。

すなわち、「慢性炎症」を予防し、ならないように心がけていれば、自然と健康寿命が延びる可能性が高いというわけです。


番組内では、慢性炎症が今自分の体に起こっているかどうか、予防法などがレクチャーされていました。

以下、その内容を簡単にまとめましたので、元気に長生きしたい方はぜひ参考にしてみてください♪

腕組みするドクター
慢性炎症に注目!
健康長寿に深くかかわっているとされるのが「慢性炎症」。

体のどこかにケガ・病気があり、そのために起こる炎症のことを「炎症」と言います。

対して慢性炎症とは、熱も痛みも腫れもなく、自覚症状がないくらいの弱い炎症が長く続くという特徴をもっています。慢性炎症は、続いているうちにまわりの臓器や血管を傷めつけていき、いずれ動脈硬化やがんを引き起こす原因になってしまうとのこと。



自らの体に慢性炎症が起こっているかどうかは、健康診断でもらう診断書の「CRP」という項目をみれば予測がつくとのこと。

CRPとは、体内で炎症が起きると肝臓から出るたんぱく質のことで、これの量が多いほど、強い炎症(慢性炎症)が起こっているというわけ。

CRPの基準範囲は0.3mg/dlまでとなっていんですが、近年「高感度CRP」というのが誕生したおかげで、慢性炎症のような弱い炎症も検出できるようになったんだとか。

この「高感度CRP」、人間ドッグのほとんどで実施されているとのこと。



慢性炎症の原因&予防法
慢性炎症の肥満には深い関係があります。

肥満になると、脂肪細胞がどんどん大きくなっていきます。すると、体にとっていらないものと判断した免疫が集まってそれを攻撃し、弱い炎症を起こすとのこと。それが続くと、結果慢性炎症が起こってしまいます。

つまり肥満が慢性炎症の原因というわけ。


よって、慢性炎症の有効な予防法・改善法としてはダイエットが挙げられます。

ダイエットで体脂肪を減らすことが、CRPの数値を下げることにつながっているとのこと。

ちなみに肥満以外にも、過度の飲酒やストレス、喫煙、高血糖、加齢なども慢性炎症の原因となっているので要注意です。



さいごに
以上、番組内で紹介された「慢性炎症に関する情報」の簡単なまとめでした。

長寿に大きく影響している可能性のある「慢性炎症」。

肥満はさまざまな病気につながっていると言われていますが、今回の番組内容は「やはり」という感じでしたね。

健康長寿を目指している方は、ぜひ健康診断の結果のCRPの項目に注目してみてください♪