高齢者
2017年5月17日(水)にNHKで放送された「ガッテン!」のテーマは、「これが世界最先端! 夢の『認知症』予防スペシャル」でした。


今回の「ガッテン!」がスポットライトを当てたのは、「アルツハイマー病・認知症予防」。

平均寿命が延びる一方で、大切になってくるのが健康寿命も同時に延ばすこと。健康寿命とは、第三者の介助なしに自立した生活を送れる期間のことを指します。

そして、この健康寿命を縮めさせる原因のひとつが「認知症」。現在、予備軍まで含むと、高齢者の4人に1人が認知症という状況とのこと。4人に1人という多さを考えると、しっかりとした予防策をとっていく必要性を強く感じますよね。

しかしこれまで、認知症に対して明確で効果的な予防法が示されたことは特段ありませんでした。

今回の「ガッテン」は、認知症の最新研究に着目し、効果的な認知症予防の方法をさぐっていました。そこで出くわしたのが「脳のゴミ」。脳が活動することで発生する「脳のゴミ」が認知症と深く関係している可能性があり、それをうまく取り除くことができれば、認知症の予防につながる可能性があるんだとか。


以下、番組内で紹介された「最新のアルツハイマー病・認知症予防法」を簡単にまとめましたので、将来認知症にならずに明瞭な頭脳で老後を過ごしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!

腕組みするドクター
認知症・アルツハイマー病の原因
人は誰しも考え事をせずにはいられません。

そして考え事をすると、脳内で脳のゴミ(=脳の神経細胞を使うと出る老廃物)が出てしまいます。

ちなみに脳のゴミの正体は「アミロイドβ」というたんぱく質のゴミ。


脳のゴミは誰しも出るんですが、問題なのが脳のゴミが集まって固まり、挙句の果てには脳が縮んでしまう人がいるということ。

脳のゴミが集まると、周りの神経細胞を傷つけるようになるんです。

で、このように、脳のゴミによって脳が収縮してしまったらアルツハイマー病(認知症)を発症するとのこと。

すなわち脳のゴミがアルツハイマー病(認知症)の原因となっているというわけですね。


で、さらに重要なのが、アミロイドβの蓄積はアルツハイマー病発症の25年ほど前から溜まり始めるということ。つまり若い人も他人ごとではないということですね。



最新の予防法
脳のゴミであるアミロイドβを溜まりにくくすることが、アルツハイマー病・認知症の予防につながっていると考えることができます。

その予防法は、洗面台に例えることができます。

アミロイドβができる量自体は、健常者もアルツハイマー病患者も変わりありません。

ポイントとなってくるのが、アミロイドβの排出量。アルツハイマー病の患者さんはアミロイドβを排出する量が少ないため、どんどん脳に溜まっていく一方ということですね。

蛇口から出る水の量が一定でも、排水溝が詰まっていたら水が溜まっていく洗面台と同じように、アミロイドβの排出量を低下させないことが重要であり、効果的な予防法になると考えられます。



効率的な脳のゴミの排出法
では、どうやったら効率的に脳のゴミを排出できるのか。

ポイントは「睡眠」。

近年の研究によって、睡眠中に脳からアミロイドβを排出することがわかったとのこと。

睡眠中に脳は細胞の間にすき間を作り、その脳にできた道を通ってアミロイドβなどの物質を流しやすくしているんだとか。


65歳以上の男女を3年間調べた研究によると、6~8時間の睡眠だと、認知症の発症リスクが低いという結果が出たとのこと。

さらに30分以内の昼寝をした人も、発症リスクが5分の1まで軽減したというデータがあるとのこと。



加えて、「有酸素運動」、「コミュニケーション」、「知的活動」もアルツハイマー病予防の効果が期待できます。

有酸素運動は、弱った神経細胞を活性化するホルモンの分泌を促し、アミロイドβを分解する酵素も増やしてくれると言われています。

いろんな人とコミュニケーションをするというのも、脳神経の活性化には有効。

知的活動=頭を使いながら指先を動かすというのも、脳神経の活性化には良いとのこと。



さいごに
以上、番組内で紹介された「最新のアルツハイマー病・認知症予防法」の簡単なまとめでした。

日ごろから何気なく行っている睡眠が、認知症と深いつながりがあったとは驚きでした。

質のいい睡眠は、健康寿命を延ばすことにつながっているですね~。徹夜はひかえないと(汗)。

認知症の発症リスクを低くしたい方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください!