お風呂あがり
2017年6月6日(火)にテレビ朝日系列で放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」は「スーパー栄養素【鉄分】&名医が教える【スーパー体内物質】&【医療費】で損しない方法スペシャル」でした。

今回の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」では、健康になるための栄養素&体内物質と、医療機関で治療を受ける際に損をしないコツが取り上げられていました。

この記事では、番組内でレクチャーされていた「エクオール」に関する情報をまとめています。


今回番組がスポットライトを当てたのが、体内物質のエクオール。

あまり耳馴染みのない体内物質ですが、老化防止にはうってつけのものなんだとか。

年を重ねるとともに女性ホルモンは減少の一途をたどります。女性ホルモンが減ると悪玉コレステロールが増え、動脈硬化になるリスクが高まる傾向にあります。言わずもがな、動脈硬化の延長線上には心筋梗塞や脳梗塞といった命を落とす可能性のある大病があります。

エクオールは女性ホルモンと似通った働きをしてくれて、上記のような動脈硬化の発生を予防してくれる効果が期待できるうえ、肌のシワを減らす効果やがんの予防効果も期待できるとのこと。

まさに夢のような体内物質のエクオール。番組内ではそんなエクオールの健康効果やたくさん作る方法などをわかりやすくレクチャーしていました。


以下、番組内で紹介された「エクオールの健康効果&作る方法」を簡単にまとめましたので、いつまでも若々しく元気に過ごしたい方はぜひ参考にしてみてください!

カルテを書くドクター
女性ホルモンの減少に要注意
女性は閉経を期に、どんどん体内の女性ホルモンが減少していきます。

この女性ホルモンの減少は、健康・美容にとっては一大事。

というのも、女性ホルモンは身体を守ってくれている非常に重要な存在。これが減ると、ハリのあった肌はたるみ、シワが増えてしまいますし、やわらかかった血管はバリア機能を失い、徐々に硬くなるという動脈硬化を起こし、生活習慣病を発症しやすい状態になってしまいます。

まさに閉経による女性ホルモンの減少こそが、女性の健康のターニングポイントと言えます!


しかしながら、年を重ねればどんな女性も女性ホルモンは減っていきます。

これは致し方ないことなんですが、けっして諦める必要はありません。

近年の研究で、女性ホルモンになり代わり、体のバリア機能を保ってくれるスーパー物質が発見されたのです。それこそが「エクオール」と呼ばれる体内物質♪

このエクオールが体内にたっぷりあれば、動脈硬化が進んだ血管も見違えるように若返る可能性がありますし、肌のシワを減らす効果やがんの予防まで期待できるとのこと。

うれしいことにエクオールに期待される健康効果は女性だけでなく、男性にも有効なんだとか!



エクオールとは
では、エクオールとはどんな体内物質なのか。

エクオールの化学式と女性ホルモン(エストラジオール)の化学式を重ねあわせると、きれいに重なり合います。

つまり、エクオールと女性ホルモンは構造がそっくりというわけ。そのため、エクオールは女性ホルモンと同じような働きをしてくれるんです。

事実、このエクオールを血管が硬い人に投与したところ、血管年齢が20歳も若返ったという研究データも存在しているとのこと。

また女性なら乳がんの予防や男性なら前立腺がんの予防にも効果が期待できることがわかってきているとのこと。



エクオールを体内で作る方法
非常に魅力的な健康物質のエクオールですが、体内で作り出すことが可能なんです!


ポイントは大豆食品。

そもそも人間の体内でエクオールを作り出している場所は腸です。

大豆食品を食べてそれが腸に届くと、腸内細菌が大豆食品を分解し、エクオールが作り出されます。つまり簡単に言えば、納豆や豆腐といった大豆食品がエクオールの原材料になっているというわけですね。


また長期的に大豆食品を摂る食習慣を続けていると、エクオールを作り出す腸内細菌が増加し、より多くのエクオールを作れるようになると考えられています。


また番組では、大豆食品といっしょに摂ると、よりエクオールを作れるとっておき食材が紹介されていました。

その食材とは、玉ねぎやごぼう! 玉ねぎ&ごぼうには、「フラクトオリゴ糖」が含まれています。このフラクトオリゴ糖は腸内細菌のエサになってくれます。フラクトオリゴ糖で腸内で善玉菌が増え、一層エクオールが作られやすくなるとのこと。

またほかにも、トマトやにんにく、バナナ、アスパラガスなどもいいとのこと。



さいごに
以上、番組内で紹介された「エクオールの健康効果&作る方法」の簡単なまとめでした。

女性にも男性にもうれしい健康物質のエクオール。

もともと豆腐や納豆といった大豆食品は健康にいいというイメージがありましたが、まさかこんな魅力的な体内物質を作ることにつながっていたとは!

若々しく毎日を元気に過ごしたい方は、ぜひ食習慣に大豆食品を意識的に組み込むようにしてみてください♪