木苺のミルフィーユ
2017年6月27日(火)にテレビ朝日系列で放送された「林修の今でしょ!講座」は豪華3時間で、「あの都道府県の住民が病気にかからないのには理由があった!」と題して講座を行っていました。

今回の「林修の今でしょ!講座」では、都道府県別に生じる健康の差に着目していました。

例えば平均寿命ひとつとって考えてみても、県によって差が生じていますよね。それはその県特有の生活習慣・食生活が大きく関係しています。

番組ではこの差に注目し、いろんな症状や病気に対して有効な予防法・対策法を導き出し、視聴者に提示していました。

番組内では、健康寿命・肥満・肩こり・糖尿病・貧血・脳梗塞・もの忘れの7つにスポットライトを当て、それぞれにぴったりの対策法を取り上げていました。

この記事では、番組内で紹介された「糖尿病」に関する情報をまとめています。


糖尿病とは、血糖値が高い状態が続く病。

血糖値が高い状態が続いていると、体のいろんなところによろしくない影響が出るようになっています。

体への悪影響の幅は非常に広く、とくに怖いのは糖尿病が原因で引き起こされる合併症。

想定される合併症には、例えば腎症、網膜症、神経障害、脳卒中、心筋梗塞などが挙げられます。

どれもこれも私生活に不自由さを与えるものですし、最悪の場合命を落としてしまうリスクも。

健康に長生きするためには、糖尿病に対してしっかりとした予防線を張っていく必要性を強く感じますよね。


今回の「林修の今でしょ!講座」では、日本で一番糖尿病患者が少ない愛知県民の食生活・生活習慣に注目し、その中から糖尿病にならない秘訣を見出していました!

以下、番組内で紹介された「愛知県民から学ぶ糖尿病にならない秘訣」を簡単にまとめました。

なると怖い糖尿病。ぜひ参考にして、しっかりと予防線を張っていってください!

カルテを書くドクター
赤味噌・八丁味噌をよく食べる
愛知県に糖尿病患者が少ない理由として、番組では2つの理由を挙げていました。

まず1つ目の理由が、「赤味噌・八丁味噌をよく食べる」。


愛知県の料理を思い浮かべればすぐにわかるとおり、愛知県民の食生活に赤味噌・八丁味噌は欠かせません。

で、赤味噌・八丁味噌は、医学的には明らかに糖尿病対策に有効な面があるとのこと。

八丁味噌は、大豆・塩・水のみで作られているうえに、少なくとも2年以上熟成・発酵されています。

ポイントとなってくるのは、赤味噌の褐色成分である「メラノイジン」。これは糖の吸収を抑える効果が期待できるので、血糖値が上がるのを止めてくれると考えられています。

そもそも糖は小腸で吸収されますが、メラノイジンはこの腸での吸収を抑えてくれて、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる作用があるんです。



モーニング(朝食)文化
続いて2つ目の理由が、「モーニング(朝食)文化」。


名古屋の喫茶店で豪華なモーニングがあるのは非常に有名な話ですよね。これからもわかるとおり、愛知県民はしっかりと朝食を食べることが習慣づいています。

モーニング文化が糖尿病対策に良い理由としては、「セカンドミール効果」が挙げられます。

セカンドミール効果とは、朝食を食べることでその後の食事の血糖値の上昇を抑える効果のこと。

血糖値の上昇を抑えたければ、1日2食よりも1日3食食べた方が良いんですね。


朝食を食べる際に、コーヒーを飲むのがおすすめとのこと。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、糖を分解する酵素の働きを阻害する効果が期待できるので、糖尿病予防になると考えられているんだとか。


ほかに、ゆで卵もおすすめ♪

ゆで卵を週1個食べた人よりも週4個食べた人の方が、Ⅱ型糖尿病のリスクが37%も減ったという研究データがあるとのこと。



さいごに
以上、番組内で紹介された「愛知県民から学ぶ糖尿病にならない秘訣」の簡単なまとめでした。

「赤味噌」と「朝食を食べる」。血糖値が高めな人は気をつけたいですね。

私の場合、ついつい面倒くさくて朝食を抜いちゃうことが多々あるんですが、今後はしっかり朝食を食べようと思います!

未来の自分のために、糖尿病に対して予防線を張っていこうと考えている方は、ぜひ上記の予防法を参考&実践してみてください!