野菜1
2017年9月4日(月)に、テレビ東京系列で放送された「主治医が見つかる診療所」は、「食べ物の栄養を無駄にしないテク大公開スペシャル」でした。

さまざまな健康に役立つ情報を、医学的な見地から紹介している「主治医が見つかる診療所」。医師から推奨される健康法やダイエット法は、納得感があり、いつも参考になります。

今回番組がスポットライトを当てたのは「食べ物の栄養」。


私たちの体を形作っているのは、日々食べているもの。

「なにを食べるか」というのは、健康を考えるうえでまず最初に考えるべきことですね。

現在は、いろんな健康情報番組で体に良いとされる食べ物が取り上げられており、健康になるための情報が簡単に手に入るようになりました。

しかし、いくら栄養がたっぷりある食べ物・食品を知っていても、調理の仕方・保存の仕方を間違ってしまうと、せっかく豊富に含まれている栄養を台無しにしてしまう可能性があります。

調理や保存の方法で得られる栄養は大きく変わってきます。食べ物・食品はそれだけ繊細ということですね~。


せっかく食べるんなら、自分の健康のために、無駄なく栄養を摂取したいところ。

そこで役立つのが、今回の「主治医が見つかる診療所」で取り上げられていた「栄養を無駄にしない調理法&保存法」。

おいしく効果的に栄養を摂る方法がいろいろ紹介されていました♪

以下、それらの内容を簡単にまとめましたので、ぜひ参考&実践してみてください!

フライパンを使う女の子
サンマ
これから旬を迎えるサンマ。

サンマといえば、塩焼きが一般的な調理法ですが、栄養の観点からいうとよろしくありません。


サンマは、秋になると脂を蓄えて日本近海に入ってきます。

その脂こそ、健康のために摂取したいDHA・EPA。DHA・EPAには血管を強くし、がんや認知症を予防する効果が期待できます。

しかし、これらの脂は加熱するとサンマから溶け出て約50%失われてしまうんです。

なので、サンマは塩焼きではなく、生(お刺身)で食べるのが栄養的には良いとのこと。


この秋、積極的にサンマのお刺身を食べるようにしてみてはいかがでしょうか♪



納豆
ほかほかご飯に納豆というのは、日本人の朝食大定番。

しかし、ほかほかご飯と納豆という組み合わせも、栄養的にはNGとのこと。


納豆に含まれる健康成分のナットウキナーゼ。

ナットウキナーゼには、血液の状態を改善するほか、アルツハイマー病の予防が期待できると言われています。

しかし、ナットウキナーゼは50℃で働きが鈍くなり、70℃でほとんど働かなくなってしまうんです。

炊き立てのご飯の温度は65℃もあります。これだとナットウキナーゼの効果はあまり期待できません。


炊き立てご飯は、茶碗に盛ってから15秒ほどご飯をかき混ぜると、50℃以下まで下がってくれますので、納豆をのせて食べる際は15秒かき混ぜるのをお忘れなく!



ピーマン
ピーマンには、肌を若々しく保つのに役立つビタミンCや、血液の状態を良くして高血圧を予防してくれるポリフェノールが多く含まれています。


これらの栄養を無駄なく摂取するためには、ピーマンの切り方が大切。

ずばり、ピーマンの栄養をより多く摂取したいなら縦切りで調理しましょう。

ピーマンの細胞は縦長で、その中に栄養が詰まっています。

ピーマンを横に切ると、細胞が切れて、中の栄養が流出してしまいます。

縦切りなら、細胞を傷つけにくく、栄養を残すことができるというわけ。


きゅうり、ゴボウ、大根、白菜といった野菜も、ピーマンと同じ理由で縦切りの方が栄養を逃さずに調理できるとのこと。



りんご
りんごは、ビタミンA・B1・B2・B6・C・E、カリウム、マグネシウムなど、さまざまなビタミン&ミネラルを豊富に含んでいます。1日1個のりんごで医者いらずという言葉があるほど、健康にはとてもいいとされるりんご。


そんなりんごですが、皮ごと食べるのが栄養的にはおすすめです。

じつはりんごの皮には多くの栄養が含まれているんです。

皮ごと食べると、皮を食べなかったときと比べて、ビタミンEは約4倍、カリウムは約2倍も多く摂ることができるとのこと。



キノコ
キノコは、1回冷凍庫で凍らせてから調理すると、疲労回復効果もあるとされるうま味成分の「グルタミン酸」を約3倍に増やすことができます。

キノコの栄養は細胞の中に閉じ込められています。

キノコの細胞は非常に丈夫なため、食べてもキノコの栄養は消化吸収されにくく、そのまま体の外に出てしまうこともあるんだとか。

ところが、キノコを一度冷凍すると細胞が壊れ、栄養を摂りやすくなるんです!


またエノキの場合、冷凍すると脂肪の吸収を抑える働きがあるキノコキトサンの吸収率も格段にアップしてくれるとのこと。



トマト
トマトは保存方法がとっても大切。

買ってから冷蔵庫(野菜室)で保存するのはNGです。


トマトはもともと南米が原産で、寒い場所はとっても苦手。

5℃以下で保存してしまうと、せっかくの栄養成分リコピンが半分以上失われてしまうとのこと。


トマトは、風通しの良い日陰で、常温保存するのがおすすめ。

この際、ヘタを下向きにするのがポイント。トマトはヘタの部分で呼吸をするので、ヘタを下に向けた方が呼吸がゆっくりになり、長持ちするとのこと。

ちなみに冷たいトマトが食べたいときは、食べる直前に冷やすようにすればOK!


トマトのほか、ナス、きゅうり、サツマイモ、里芋といった野菜も、常温保存がおすすめなんだとか。



白菜
白菜は、保存する前に芯の部分を切り落としておきます。


白菜の根元にある白い芯の部分を「成長点」といいます。

この部分があると、白菜は葉に含まれる栄養をどんどん吸って新しい葉を作ろうとしてしまいます。

そこで、冷蔵庫で保存する前に成長点(芯)を切り落としてしまえば、白菜はそれ以上成長しなくなり、栄養がキープされるというわけ。


芯を切り落としたあとは、空気に触れないようにラップで密閉し、野菜室で保存すればOK。



シイタケ
シイタケはもともとビタミンDが豊富ですが、じつは収穫後もビタミンDの量を増やすことは可能。

やり方はとっても簡単。

食べる1時間ほど前に、カサを下にして天日干しするだけ。

たったこれだけで、抗酸化作用のあるビタミンDは約10倍に増えてくれます。



さいごに
以上、番組内で紹介された「栄養を無駄にしない調理法&保存法」の簡単なまとめでした。

ちょっとしたひと手間や工夫で、栄養を無駄にしないどころか、格段に増やすこともできちゃうんですね! とっても勉強になりました。

とくにトマトの常温保存にはびっくり。これまでふつうに野菜室で保存してたので(汗)。

野菜の栄養を効率よく摂取したい方は、ぜひ上記の調理法&保存法を実践してみてください♪