今回の「健康カプセル！ ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「糖質制限ダイエット」。
巷ではいろんな種類のダイエット法があふれています。
毎年毎年新しいダイエット法が発掘されては消えていくというサイクルがずーっと続いている感じがしますよね～。
そんな移り変わりが激しいダイエットの世界ですが、そんな中でもずーっと注目され効果があると思われているダイエット法があります。それが「糖質制限ダイエット」。
これはその名のとおり、食事で摂取する糖質（米や麺類などの炭水化物）を制限し減らすことで体重を落とすというもの。
このダイエット法は「効果がある」とか「即効性がある」という声が多い中、すぐにリバウンドしてしまったという声も少なくありません。
じつは「糖質制限ダイエット」はリバウンドの可能性が高いだけではなく、やり方を間違えてしまうとさまざまな体の不調・トラブルを招くリスクがあり、最悪の場合命の危険があるケースもあるんだとか。
今回番組では、体へのトラブルを避け、高い減量効果が期待できる正しい糖質制限ダイエットのやり方が取り上げられていました。
以下、その内容を簡単にまとめましたので、食欲の秋を満喫し過ぎて太ってしまったという方は、ぜひ参考＆実践してみてください♪
糖質制限ダイエットの効果
糖質制限ダイエットは、古くは1920年台より糖尿病の治療法のひとつとして行われていました。その後、1970年ごろには肥満の治療法として注目されました。日本では2000年以降にブームとなり、幅広く認知されているダイエット法になります。
では糖質を制限することでなぜ痩せるのか。
食事中の糖質こそが肥満の元となる栄養素になります。食事で糖質を摂取すると、体内ではインスリンが分泌され、身体のさまざまな部分にエネルギーとして糖が取り込まれるのを手助けします。
しかしインスリンは糖を中性脂肪としても貯蔵するため、過剰に糖質を摂取すると内臓脂肪などが増え肥満になってしまいます。
なので、糖質制限をすると痩せる、というわけ。
注意点
そんな高い効果を期待できる糖質制限ダイエットですが、注意点があります。糖質制限を上手にやらないと、身体になんらかの障害が起こることがありえてしまうんです。
効果が高い分、間違って行ってしまった際のリスクも高いんですね～。
過剰な糖質制限は、疲れやすくなったり、ふらつくようになったり、長い期間をかけて骨粗しょう症になるリスクがあるとのこと。これは、糖質とともに、必要な脂質やたんぱく質も制限してしまうことで起こってしまいます。
さらに、もう1つ極端な糖質制限で注目するべきはケトン体。
ケトン体は、1日の糖質摂取量が50g以下になると肝臓で作り出される物質で、脳を保護する働きがあると言われる一方で、悪玉コレステロールもいっしょに増える可能性もあるんだとか。なので、糖質の制限のし過ぎには注意が必要です。
正しい糖質制限のポイント
正しい糖質制限のポイントは、ずばり「ロカボ」。ロカボとは、ゆるやかに糖質（カーボ）を低く（ロー）抑えるという意味で、1日を通じて適正糖質量を食べるという方法になります。
ふつうの人は1日に約300gの糖質を摂取していると言われていますが、ロカボでは毎食の糖質の量を20g～40gにし、1日に摂取する総糖質量を70g～130g以内にします。
この正しい糖質制限ダイエット（ロカボダイエット）を成功させるコツは、主食から食べる糖質を量をコントロールすること。ご飯など主食の量を適正にすることがロカボへの第一歩になります。
ロカボにおける適正なご飯の量（1食分）は、70gとのこと。かなり少なめですが、これで糖質量は25.8gになるとのこと。
主食であるご飯の量を抑えつつ、おかずをお腹いっぱいに食べれば、しっかりと糖質制限できます。主食のご飯の量を抑えれば、おかずはお腹いっぱい食べてもOK。お肉や魚にはほとんど糖質がないためです！
ちなみに魚の煮つけは糖質の多い調味料で味つけされているので注意が必要。お刺身で食べたり、塩焼きで食べるようにすると良いとのこと。
また要注意なのが果物！ 果物に含まれる糖質（果糖）は中性脂肪に置き換わりやすい、すなわち太りやすいという性質があります。果物を大量に食べるのはNGになります。
さいごに
以上、番組内でレクチャーされた「正しい糖質制限ダイエットのやり方」の簡単なまとめでした。効果があるからこそ正しい知識のもとに、糖質制限ダイエットを行うことが大切なんですね～。
間違った方法で突っ走ってしまうと、健康にマイナスが生じるので十二分に注意が必要！
ちなみに番組内で紹介されたロカボダイエットには、痩せるほかに老化防止、睡眠の質の改善といった効果も期待できるとのこと。健康にも有効なんですね～。
健康的に美しく痩せたい方は、ぜひロカボダイエットを実践してみてください♪
