お年寄り
2017年11月14日(火)にテレビ朝日系列で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」は「血管の老化を防ぐ2代栄養素&新型腰痛を改善スペシャル」でした。

「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」をリニューアルする形で始まった「名医とつながる!たけしの家庭の医学」。毎回いろんな健康情報を紹介してくれています。

今回番組が着目したのは、「血管の老化防止(2つの栄養素)」と「新型腰痛の改善法」、そして「認知症予防」の3つ。 この記事では、番組内でレクチャーされていた「認知症の予防法」に関する情報をまとめています。


現代を生きるうえで、なんとか避けたい病のひとつである「認知症」。

医学の進歩で、私たちの平均寿命は着実に延びています。しかし、平均寿命が延び続けている一方で、着目されるのが「平均寿命と健康寿命との差」。

健康寿命とは第三者の介助なしに自立して生活できる期間のことを指します。平均寿命と健康寿命の開きが少なければ少ないほど、充実した人生が送れているというわけですね。

しかし、なかなかこの2つの差は縮まりません。その開きを作っている要因のひとつとして挙げられるのが認知症です。程度にもよりますが、認知症になるとなかなかひとりで生活するというのは難しいですよね~。

今回の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、そんな厄介な認知症を予防する方法に注目していました。

番組がスポットライトを当てたのは「睡眠」。近年の研究で、認知症と睡眠には深い関係があることがわかってきたんだとか。なんと認知症になりやすい危険な睡眠が存在するとのこと。

その危険な睡眠とは何なのか、どうやって防げばいいかをしていれば、極めて有効な認知症予防法になってくれます。


以下、番組内でレクチャーされた「認知症の予防法(認知症になりやすい危険な睡眠)」に関する情報を簡単にまとめました。

いつまでも元気に、自分の力で過ごした方は、ぜひ参考&実践してみてください♪

ベッド
睡眠と認知症
ふだんの睡眠が、認知症の発症リスクに関係している可能性があるということが、近年の研究でわかってきました。

認知症の最大の原因とされるのが、神経細胞の死滅による脳の萎縮。

最盛期には約1000億個、銀河系の星の数ほどあると考えられている脳の神経細胞ですが、加齢とともに徐々に死滅していきます。一説では、1日に10万個が死滅するとも言われています。

認知症予防で大切なのは、細胞が死滅するスピードを遅らせること。

そこで重要になってくるのが「睡眠」なんです!



認知症になりやすい睡眠
先ほども書いたとおり、日々の睡眠の状態が認知症と大きく関係しています。

ポイントとなってくるのが「いびき」。

寝ている間にいびきをかいている人は、認知症になるリスクが高くなる可能性があるとのこと。

いびきをかいているときというのは、喉が狭くなっている状態になります。正常な時には喉の奥に2~3センチのスペースがあるんですが、いびきをかいているときは5mm程度までそのスペースが狭くなってしまいます。

いきびをかくことで、酸素がうまく取り込めず、低酸素状態になってしまいます。この低酸素が大問題。低酸素状態が毎晩続くと、脳の神経細胞が死滅していってしまいます。



いびきの解消法
非常に厄介ないびき。

そんないびきをもっとも手軽に解決する方法が、「横向きに寝る」です。

いびきは舌が落ち込み、気道が狭くなることで発生します。

横向きに寝ると、舌の落ち込みが軽減され、その結果気道が広がり、いびきが出にくくなるとのこと。


しかしながら寝ている間中、ずっと横向きに寝るのはなかなか大変ですよね。

そこでおすすめなのが「抱き枕」。

なんと抱き枕を抱いて寝るだけで、長時間横向きで寝ることが可能になるんだとか。

人は横向きに寝ると、体重が身体の側面に集中してかかってしまうので、長く寝ているのがつらくなってきます。

抱き枕を抱いて寝ると、その抱き枕に腕や脚を乗せることで体重を分散させることができるので、より長い時間楽な状態(横向き)で寝ることが可能になるんだとか♪



さいごに
以上、番組内でレクチャーされた「認知症の予防法(認知症になりやすい危険な睡眠)」に関する情報の簡単なまとめでした。

認知症発症に、寝ている間のいびきが関係しているとは…。ただ睡眠の質が下がるだけでなく、認知症になる確率を上げていると考えると恐ろしいですよね~。

でもそんないびきを抱き枕で解消できるというのは朗報でした! 番組ではいびきによる低酸素状態に悩まされていた方が見事に抱き枕で改善されていたので、これは期待がもてそうです。

睡眠中にいびきをかいている自覚のある方は、ぜひ抱き枕を抱いて寝るようにしてみてください♪