本を読みながら寝てしまった女の子
2017年11月26日(日)にTBSテレビ系列で放送された「健康カプセル!ゲンキの時間」のテーマは、「~腰痛のカギは寝相にあり!?~最新!腰痛改善マニュアル」でした。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「腰痛の改善法」。


人類の体の悩みの種のひとつといえる腰痛。

年を重ねるにつれて体のさまざまなところにガタがくると言われていますが、もっとも顕著にそれが見受けられるのが腰ではないでしょうか。

高齢者の方で腰が痛いがために腰を丸め、前傾姿勢になっている方って少なくないように思います。しかも腰痛が厄介なところは、必ずしも高齢者だけの問題ではないという点。若い働き盛りの世代でも、「腰痛がつらい」という声はよく耳にしますよね。

しかもこれからは厳しい寒さが続きます。気温が落ち込むと、それに合わせるように腰痛も悪化しがちなので、腰痛持ちの方にとって冬はつらい時期と言えます。


今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」では、そんな腰の痛みに着目。「寝相」という観点から切り込み、腰痛を引き起こす2つの原因や腰の痛みを改善するストレッチ法などが取り上げていました。

以下、それらの内容を簡単にまとめましたので、腰痛持ちでなんとかしたいと思っている方は、ぜひ参考&実践してみてください!

ベッド

寝相と腰痛の関係

寝相と腰痛には非常に密な関係性があります。

朝に腰が痛くなる方は、その前に腰が痛くなる原因があるということになります。

朝の前というと寝ている間になるので、つまり寝相がポイントになってくるというわけ。

寝ているときは人は寝返りをするんですが、その寝返りの回数が大切なんです。


腰痛のない健康な人は、一晩20回以上寝返りをすると言われています。対して腰痛持ちの方は、20回よりも寝返りの回数は少ない傾向に。

寝ているとき、腰には体重の4割の重さがかかります。寝返りが少なく、ずっと同じ姿勢で寝ていると、腰回りの血管が潰され、血流が低下。酸欠状態となり、筋肉の繊維から痛みの炎症物質が放出されます。これが腰痛を引き起こす要因なんだとか。


また土日の休みに体を動かさない人は、同じ姿勢でいる時間が長くなるため、急に動く月曜日に腰痛を発症しやすいとのこと。



体の硬さ

寝返りというのは全身運動になります。

全身運動なので、体のいろんな筋肉を使って寝返りをしていることになります。裏を返せば、体のどこかが硬いと、一気に寝返りが打ちづらくなってしまうというわけ。

朝方に痛むタイプの腰痛持ちの方は、体のどこかが硬く、寝返りが打ちにくい体の可能性が高いとのこと。


番組では、上記の情報を踏まえたうえで、効果的な腰痛改善法として「簡単寝たままストレッチ」というのを紹介していました。



簡単寝たままストレッチのやり方

やり方・方法は次のとおり。


まずはあおむけの状態で、左ひざを立て、右に倒します。そのあと右手で左ひざを抑え、左腕を頭の上で伸ばします。この状態で全身の力を抜き、2回深呼吸。これを左右1回ずつ3セット行います。


次に、あおむけの状態で両ひざにタオルをかけ、そこからタオルを右足のつま先にひっかけて足をのばします。これも2回深呼吸。左右1回ずつを3セット行えばOK。


次に、両ひざを両手で抱え、ひざを曲げ、太ももを胸の方に持っていき、深呼吸を2回。これを3セット。


最後に、うつぶせの状態のまま漫画を読むようにひじを立てます。さらにそのままの状態で両ひざを曲げます。これも深呼吸2回を3セット。


以上が簡単寝たままストレッチのやり方になります。




このストレッチは、筋肉をやわらかくする効果が期待できます。

これを寝る前に行えば、筋肉がやわらかくなった状態で寝れるので、寝ている最中の寝返りの回数は増え、結果的に腰痛の改善につながると考えられます。

ちなみに枕が高すぎたり、ベッドがやわらかすぎると、寝返りがし辛くなることが多いので注意しましょう。



さいごに

以上、番組内でレクチャーされた「腰痛改善法(簡単寝たままストレッチのやり方)」の簡単なまとめでした。

寝相と腰痛が深く関係しているとは意外でした。寝相は「寝ている間の体勢」なので、自分ではなかなかわからないもの。

そのため、なぜか気がつくと腰痛持ちになって不思議に思っていたという方も多いのではないでしょうか。犯人は寝相(寝返りの回数)だったんですね~。

しかし、そんな寝相が要因で発生する腰の痛みは、比較的簡単に対策を講じれます!

上記の腰痛改善法、ぜひ試してみてください♪