お年寄り
2018年1月13日(土)に日本テレビ系列で放送された「世界一受けたい授業」で、「異常な血圧変動・血圧サージ対策」を取り上げていた授業がありました。

今回の「世界一受けたい授業」がスポットライトを当てたのは、「血圧サージ」。


今現在、最強寒波が日本を襲っています。

北国ではもちろん、日本全国で雪が降り、交通機関などに乱れが出ていますよね。

この驚異的な寒さは、日常生活に不便が出るとともに、健康にもダメージを与えます。


寒い冬場に発生する確率があがるのが、血管のトラブル。血管系の病・トラブルは、一気に命を落とす可能性があるので注意する必要があります。

そんな恐ろしい血管トラブルを引き起こす要因が「血圧サージ」と呼ばれるもの。これは異常な血圧変動のことを指します。

今回の「世界一受けたい授業」では、その「血圧サージ」に着目。血圧サージはとっても怖くて、日ごろ血圧が正常値の人も血圧サージに気をつけなければ、血圧が急上昇して血管トラブルに見舞われてしまう可能性があるんです。


以下、番組内でレクチャーされた「血圧サージ対策」を簡単にまとめました。

元気に冬を乗りきるために、ぜひ参考&実践してみてください!

聴診器をあてるドクター

血圧サージ

今医学界で話題の言葉。それが「血圧サージ」。

サージとは「高波」という意味で、血圧が高波のように急上昇するなど、異常な血圧変動のことを「血圧サージ」と言います。

血圧サージの状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞になるリスクが高まってしまうんです。


血圧サージが起こると、血圧が上がり、大量の血液が流れて血管が膨張します。その後血圧が下がると、血管は元通りに縮みます。これが繰り返されると、段々と血管の壁が硬く、厚くなっていってしまいます。その結果、血管は脆くなり、動脈硬化が起こってしまうというわけ。

動脈硬化が起こった状態でふたたび血圧サージが起こると、血圧の上昇を血管が吸収できず、血管が詰まり、破れてしまうことがあります。これが脳で起これば脳卒中、心臓で起これば心筋梗塞になります。


ふだん血圧の値が正常な範囲におさまっている人でも、血圧サージが疑われる人は以外にも多いんだとか。

血圧サージは健康診断では見つかりにくいという特徴があります。

血圧サージが起きやすいのは、夜から早朝にかけて。そのため昼間に行われることが多い健康診断で血圧が正常と言われても、血圧サージである可能性は十二分に考えられるんだとか。



血圧サージの原因になる行動

血圧サージ対策で注意すべきなのが「入浴」。

暖房で暖かい居間から、暖房のない寒い脱衣所に移動すると、血管が縮み、血圧が上昇。さらにお風呂場も寒いので、ふたたび血圧が上昇します。

しかしこのあと熱いお湯に浸かると、血管がひろがり、血圧がダウンします。

冬場の入浴は、血圧のアップダウンが激しいんですが、これによって血圧サージが引き起こされ、血管トラブルが発生してしまいます。


対策としては、脱衣場に暖房器具を置いて使用したり、あらかじめ温かいシャワーでお風呂場内を暖めておくようにすると良いとのこと。



月曜日に注意!

血圧サージが一番起こりやすいのが「月曜日」。

日曜日にリラックスした体と心は、月曜日になると仕事への強いストレスを感じ、血圧が上昇する傾向にあります。

とくに男性は、月曜日に心筋梗塞を発症する確率がほかの曜日よりも30%も高いので注意しましょう!


ストレス、温度変化のほかに、過度な飲酒や喫煙、激しく怒るという行為も血圧を上げる原因になるので注意が必要です。



有酸素運動

血圧サージ対策には、ジョギングなどの有酸素運動が有効。

有酸素運動をすると、心臓や肺の機能が高められ、血圧の循環が良くなります。

すると、身体の余分な塩分が排泄され、血圧が低下すると考えられているとのこと。



家ではスリッパを!

冬場に感じやすい足元の冷え。

足元付近の室温が10℃の場合と20℃の場合では、血圧の値に大きな違い出ます。

10℃の方が当然高い値になりがち。

これを防ぐ意味で、家の中ではスリッパを履き、足元の冷えを防ぎましょう!



ワカメ&お酢

血圧ダウンに有効な食材は「ワカメ」。

ワカメに含まれる「わかめペプチド」という成分には、血圧を下げる効果が期待できるとのこと。

さらにワカメと一緒に摂るとなお良いのがお酢。

お酢に含まれる酢酸には、血圧や血中総コレステロール値を下げる効果が期待できます。

ワカメとお酢を合わせた、ワカメの酢の物が血圧対策におすすめとのこと♪



さいごに

以上、番組内でレクチャーされた「血圧サージ対策」の簡単なまとめでした。

血圧の急上昇は命にかかわります。とくに冬場は、ふつうに生活していても寒暖差が起きやすい時期。

しっかりと血圧の急上昇に対して予防線を張っていく必要があります!

ぜひ上記の血圧サージ対策を参考&実践して、元気に冬場を乗り切りましょう♪