ミルク
2019年2月27日(水)に、テレビ東京系列で放送された「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」の中で、「骨ホルモンの健康パワー」が紹介されていました。

日常で使える豆知識やライフハックを取り上げている「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」。今回は「骨ホルモン」にスポットライトを当てていました。


年を重ねるにつれて気になってくるのが骨の衰え。

骨が弱くなると骨粗しょう症になってしまうのはよく知られています。高齢者で骨粗しょう症になり、ちょっとしたことで転倒し骨折してしまうと、それが原因で寝たきりになってしまうケースもあるので十分注意しなければなりません。

しかし骨が弱くなって起こるのは骨粗しょう症だけでなく、身体のさまざまなところに悪影響が出てしまうんです。

でも逆に、骨を丈夫に保っていれば、さまざまな病気に対して予防線を張ることが可能。そのカギを握っているのが、骨ホルモンという骨から分泌されるたんぱく質の一種なんです。


今回の「ソレダメ!」では、そんな「骨ホルモンの健康パワー」に注目し、骨ホルモンにどんな健康効果が期待できるのか、どうやったら骨ホルモンが増えるのかなどをわかりやすくまとめていました。

以下、その内容を簡単にまとめましたので、ぜひ参考&実践してみてください!

骨

骨ホルモンで認知症予防

骨ホルモンには、糖尿病の予防や動脈硬化予防の効果が期待できるほか、現在社会問題化する認知症の予防効果も期待できるとのこと。

骨ホルモンは、脳の神経細胞を活発化させ、記憶力や認知機能を高めるという実験結果が得られたんだとか。

脳の中には「海馬」と呼ばれる組織があります。骨ホルモンが血液の流れに乗って脳に達すると、海馬に働きかけます。すると記憶力や認知機能がアップし、その結果として認知症の予防になると考えられています。



骨ホルモンの増やし方

非常に強力な健康パワーをもつ骨ホルモン。

これを増やすためには、骨を強くすることが重要になってきます。

骨の密度が高くなると骨が強くなるので、骨ホルモンを増やすためには、骨の量を増やさないといけません。


骨はカルシウムを材料にして、破壊と再生を繰り返し、新しく強い骨を作ります。骨ホルモンはこの過程で生まれます。

ところが40歳を過ぎると、骨の破壊と再生のスピードは徐々に低下してしまいます。すると、骨はスカスカになり弱くなってしまうというわけ。

つまり骨を強くするには、骨の破壊と再生を活発にしなければなりません。で、活発にするのにうってつけの食材が「みかん」なんです!

みかんに豊富に含まれる「β-クリプトキサンチン」には、骨の破壊と再生を促進し、スピードアップしてくれる効果が期待できるとのこと。

「β-クリプトキサンチン」は甘いみかんに多く含まれており、1日3個食べるといいんだとか。



骨を強くするために、お風呂の入り方を変えるのも有効。

お風呂に入るタイミングが重要で、ずばり、朝(起床後)がおすすめです。

体温が低いと、骨の破壊と再生のスピードが遅くなります。

1日でもっとも体温の低い朝にお風呂に入ることで、スピードがアップしてくれるというわけ!



さいごに

以上、番組内でレクチャーされた「骨ホルモンの健康パワー」の簡単なまとめでした。

上記では、骨を強くして骨ホルモンを増やす方法を解説してきましたが、じつはせっかく増えた骨ホルモンも、ビタミンKがないとうまく働いてくれません。

ビタミンKは納豆に多く含まれているので、骨ホルモンを増やして健康体を目指したい方は、積極的に納豆も食べるように心がけましょう!