立ちくらみ
2019年3月12日(火)にTBSテレビ系列で放送された「この差って何ですか?」では、さまざまな興味深い世の中の差が取り上げられていました。

その中に、「健康食材の差」を取り上げているコーナーがありました。


もうすぐ平成が終わり、新しい元号が始まります。

平成元年~平成最後の年までの30年間、さまざまな出来事がありましたが、それは健康食材にも同じことが言えます。

研究が進むにつれてさまざまなことが解明されていき、平成元年には良しとされていた健康情報が、現在では非常識・間違い、というのも結構あるんだとか。

今回の「この差って何ですか?」では、そんな食べ物の健康常識の大きな変化に着目し、解説していました。


この記事では、「貧血」に関する情報の変化についてまとめています。

貧血に悩まれている方は、ぜひ参考&実践してみてください!

指を指すドクター

ひじきは鉄分豊富ではない!

貧血対策に有効なのは、鉄分を多く含む食材を食べること。

平成元年の段階では、鉄分が豊富なひじきが、貧血には良いと言われていました。

当時の食品成分表にも、ひじきは豚レバーやほうれん草よりも圧倒的に鉄分が多い食材として載っていました。


しかし時代が巡った現在では、ひじきにはそれほど鉄分は含まれていないんです!

現在発行されている最新の食品成分表を見てみると、平成元年の含有用と比べて、なんと9分の1まで減っているんです。


圧倒的な鉄分量がなぜ激減してしまったのか。それは加工の工程に秘密があります。

現在の国産のひじきに関しては、生のひじきを加工する際の釜の材質が、鉄製からステンレス製に変わったため、鉄分量が減ったと考えられます。

生のひじきはえぐみが強いので、どうしても加工の段階で数時間煮たり蒸したりといった加工処理が必要になります。当時はその加工処理を鉄釜で行っていたため、鉄釜から溶け出した鉄分がひじきに移り、ひじきは鉄分豊富な食材になっていたんです。

時代の流れで、鉄釜が劣化しにくいステンレス製に変わると、当然ひじきの鉄分は激減してしまったというわけ。


鉄分が減り、貧血予防の効果が薄くなってしまったひじきですが、そもそもひじきは鉄以外にも多くの成分・栄養を含んでいます。具体的にはマグネシウム・カルシウム・カリウム・食物繊維が豊富。

鉄分は減ってしまったものの、ひじきは栄養価の高い優秀食材なんです♪



さいごに

以上、番組内でレクチャーされた「貧血」に関する情報の変化についてのまとめでした。

ひじきの鉄分の由来が、まさか鉄釜だったとは(笑)。

現在のひじきは貧血対策にはいまひとつのようですが、栄養的に見れば優秀食材であることに違いはないので、積極的に食べていきたいですね!

健康な体作りのために、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください♪