眼鏡をかけた女の子
2019年3月17日(日)にTBSテレビ系列で放送された「健康カプセル! ゲンキの時間」のテーマは、「あの常識が実は…。平成を彩った健康ブーム。有名なあの健康法に新事実発覚!?」でした。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「平成の健康ブーム」。


もうすぐ終わってしまう平成。

平成は、新しい健康ブームが次々と生まれた時代でした。たとえば、青汁ブーム、飲尿健康法、りんごダイエット、脱パンツ健康法、フレンチパラドックスからの赤ワインブームなどなど。

振り返ると、平成はいかに健康な体を手に入れるか・なるかに注力した時代という風にも捉えられますね。

そんな平成の時代に数多く生まれたり、発見されてきた健康法。平成も終わろうとする現在の医学的な見地からみると、本当に健康効果が期待できるのか、非常に気になるところですよね。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」では、そんな気になるところにズバッとメスを入れ、過去にブームになった健康法に、実際健康効果があるかどうか調査していました。


いろんな健康法が取り上げられていましたが、この記事では1999年(平成11年)に流行った「ブルーベリーブーム(ブルーベリーの健康効果)」についての情報をまとめています。

ぜひ健康な体作りの参考にしてみてください♪

医者

ブルーベリーの健康効果

1999年当時、ブルーベリーが非常に目に良く、視力を回復させる効果が期待できるということで、爆発的に流行りました。

ブルーベリーそのものはもちろん、ブルーベリーのサプリメントもたくさん誕生し、いわゆる「ブルーベリーブーム」が巻き起こりました。

今現在も、目を良くしたいならブルーベリーを食べる、というイメージは根強くありますよね。



当時、ブルーベリーに含まれるアントシアニンが体内でたんぱく質を合成し、それにより視力の低下や白内障の予防効果が期待できると言われていました。

しかし現在では、ブルーベリーには視力低下を防ぐ効果があるという話は根拠に乏しく、確実に予防できるとは言い切れないとのこと。

アントシアニンという成分はポリフェノールの一種で、健康効果は期待できるものの、目に良いかどうかは確立されていないです。

ブルーベリーの効果ははっきりとわかっていないため、食べて目の調子が良くなったとしても、その時の体調などほかの要素が作用していた可能性も考えられるとのこと。



現在、視力を良くするという成分はなかなかないものの、目に良い成分としては「ルテイン」が挙げられます。

ルテインには、加齢黄斑変性(老化などが原因で視野の中心が歪む病気)の予防効果が期待できます。

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれています。とくにほうれん草やブロッコリーに多いので、目を健康に保ちたいという方は積極的に食べるようにしましょう!



さいごに

以上、番組内でレクチャーされた「ブルーベリーブーム(ブルーベリーの健康効果)」についての簡単なまとめでした。

いまだに目を良くする食べ物=ブルーベリーという方程式が頭の中にある人は多いと思います。何を隠そう私もそのひとり(笑)。

しかしそれは科学的な根拠に乏しく、現在では目の健康にはブルーベリーのアントシアニンより緑黄色野菜のルテインの方が良いとされているんですね~。非常に勉強になりました♪

いつまでも目を健康に保ちたい方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください!