先日、テレビ朝日系列で放送された「林修の今でしょ!講座」は、「風邪の新常識! 名医がやっている『風邪』の治し方SP」でした。
これからの時期、流行り出すのが「風邪」。
気温がぐっと下がった今ぐらいの時期から、毎年爆発的に流行り出しますよね。いくら注意していてもかかってしまうのが常で、現在、私の周りにも数人風邪をひいてる人がいます。
風邪をひくと喉はいたいし、鼻は詰まって注意力散漫になるし、熱で体全体がだるいし、とまったくもっていいことがありません。風邪にかかったら、一刻も早く完治させたいと思いますよね。
番組内では、お医者さんが実際にプライベートで行っている「風邪の治し方」が紹介されていました! これまで知らなかった目から鱗の治し方が満載で、大変参考になりました。
何よりも、どの治し方も、医学的な根拠に基づいたものなので、非常に説得力がありました。
さまざまな「風邪の治し方」をレクチャーしてくれたのは、芝大門いまづクリニックの院長の今津嘉宏先生。西洋医学と漢方医学に精通したお医者さんです。
以下、そのレクチャーの内容を簡単にまとめてみました。風邪をひいてしまった、風邪がなかなか治らないという方は、ぜひ参考にしてみてください♪
※追記
2015年12月8日(火)放送分の「林修の今でしょ!講座」 で、ふたたび「風邪の治し方・予防法」が特集されていました。
「名医が作った問題 かぜ検定(全20問) 解けば解くほど予防法&治し方がわかる」という触れ込みで、風邪にまつわるさまざまな問題を解きながら、実際に効果的で効用が期待できる治し方・予防法がレクチャーされていました。
この記事では、この放送分の内容も合わせてまとめています。
冬場は空気の乾燥が厳しく、のどの潤いが奪われてしまいます。のどが乾燥した状態だと、のどのせん毛という器官の働きが低下し、ウイルスや細菌が簡単に体内に侵入してきてしまいます。
なので水分を摂り、のどに潤いを与えることが重要になってくるわけですが、温めたスポーツドリンクなら、のどに潤いを与えながら、白血球の巡りも良くしてくれて、一石二鳥というわけですね!
非常に合理的で、理にかなった方法だと感じました。
ちなみに飲むタイミングは、朝起きた時に飲むのがベスト。温かさとしては、触ってみて温かいなと感じる程度でOK。熱々のものを飲む必要はありません。
「温かいスポーツドリンク」というのは、風邪の治し方としてはもちろん、風邪にかからないための予防法としても有効。
おかゆなんて噛まずに済むように、あんな形状をしてるのに、よく噛まないといけないとはおかしな話ですよね。
しかし今津先生の説明を聞いて納得です。風邪の時は胃腸も正常な働きができていないので、おかゆでさえもよく噛んであげないとうまい具合に消化されないというわけですね。
おかゆを噛まずに食べてしまうと、体は消化活動にエネルギーを使ってしまい、肝心のウイルスや細菌との闘いに専念できなくなってしまうので、おかゆでさえも、しっかりと噛んで食べるようにしましょう!
風邪を早く治してくれるおかゆのトッピングとして、今津先生は、ショウガ・ネギ・ニンニクの3つの食材を紹介してくれました。これら3つとも体を温めてくれる効果があるので、オススメとのこと。
ちなみに風邪をひいているときに辛い物を食べるのはNG。
辛い食べ物を食べると、基本的に汗が出ます。これは強制的に汗が出ている状態で、より正確にいうと出過ぎている状態になります。辛い食べ物を食べると、一気に汗が吹き出てポカポカになったような気になるんですが、そのあと急激に冷えてしまいます。
風邪をひいているときに体を冷やすと免疫力の働きが弱まってしまうので、辛い物は風邪のときはNG。
辛い食べ物って体温をあげてくれそうなイメージがありますが、風邪を早く治すためには避けるようにしましょう。
ちなみに70℃以上の高温でお茶を淹れるとカテキンがふんだんに出るとのことなので、熱湯でお茶を淹れたあと、それを冷ましてからうがいを行うと効果的です。
ちなみに医学的に正しくて効果的なうがいのやり方は次のとおり。
まずは、最初に口を10秒程度ゆすぎます。ウイルスは口を介して体内に入ってきますので、まずは口の中にいるかもしれないウイルス・細菌を退治します。
続いて斜め上を向き、喉をガラガラと震わせながらうがいを行います。喉を震わせることで、振動によって喉の中のしわが伸び、よりウイルス・細菌を取り除くことができるためです。
で、最後は斜め上を向き、喉を震わせたまま、頭を左右に傾けます。これにより喉のしわがより伸びるとともに、喉の両端にいるかもしれない風邪ウイルスを洗い流すことができます。
①口を10秒ゆすぐ、②上を向いて喉を震わす、③首を傾ける、の3点を守ることが大切とのこと。
手についたバイ菌をしっかりと落とせる「正しい手洗いの方法」は以下のとおりです。
しわの間を丹念に洗うとともに、指の間、爪の間もしっかりと洗うようにしましょう。
爪の間の汚れを落とす際は、手の平でこするようにするとうまく落とせます。指の間は、入念にねじり洗いをするようにすると効果的に汚れを落とせます。
つまり全身に行き渡らせる血液自体を冷やすことで、体全体の温度を下げようという考え方です。
ちなみにおへその上以外に、首のまわりや脇の下、そけい部(太ももの付け根)にも大きな血管があるので、これらを冷やしてもOKとのこと。
ちなみに、高熱の基準ですが、だいたい体温が38.5℃以上の場合は、体温を下げた方がいいとのこと。
ただし体を温める目的で熱燗飲むのは厳禁です。
お酒を飲むと体温は上がるものの、そのあと急激に下がってしまいますので避けるようにしましょう。
たまご酒にもアルコールは入っているものの、これはほとんど飛んでおり、ちょうど体を温めてくれる程度なので大丈夫とのこと。
ただ風邪をひいていると、咳や鼻づまりが原因でなかなか寝付けませんよね。番組では、これらの対処法もしっかりとカバーされていました。
●咳がつらい時の睡眠法
●鼻がつまっている時の睡眠法
ちなみに、「睡眠」は風邪の予防にも極めて有効です!
「風邪と睡眠」の最新研究によれば、睡眠時間が6時間未満の人は、睡眠時間が7時間以上の人に比べ、約4倍も風邪をひくリスクが高まるとのこと。
これはノンレム睡眠(脳が完全に休止している状態)の時に、成長ホルモンが分泌されるんですが、これによって免疫がパワーアップするためと考えられています。
端的に言えば、寝ることで免疫力がアップするので風邪予防につながる、というわけ。
ただしだからと言って寝すぎはNGです。成長ホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠の時だけであって、長時間寝たとしても、ノンレム睡眠の時間が延びるわけではないためです。
免疫力アップという観点からいうと、7~8時間ぐらいがベストな睡眠時間とのこと。
海外の最新研究で、風邪のウイルスが死滅する温度が判明しました。その温度とはずばり37℃!
基本的には、ウイルスと戦う体の免疫(抵抗力)は、体温が上がるとその力を増します。これまで体温が上がれば免疫力もアップするということはわかっていたものの、37℃という数字が明確なデータとともに示されたのは、この研究が初めてとのこと。
とにかく風邪を治すためには体温をあげることが重要。
元気なときは、体に蓄積した脂肪を燃やして体の温度を上げられるんですが、風邪をひいているときなど調子が悪いときは、うまく脂肪を燃やせません。結果、体温も上がらずに抵抗力も高まってくれません。
朝食を食べると体温がアップするので、風邪を早く治したい&これ以上悪化させたくない方は、本当に無理な場合を除いて朝食は食べるように心がけましょう!
●朝食に何を食べるか
では、実際に風邪のとき、朝食に何を食べるのがいいのか。
名医のおすすめは「ご飯」です。もっといえば、おかゆが超おすすめ。
というもの、ご飯(おかゆ)は水分量が豊富なので、食べるとすぐにお腹から温めてくれます。速効性抜群!
逆にパンはNG。パンはおいしいものの水分量が少ないため、思うように体は温まらないとのこと。
名医は風邪のときに食べる朝食としておかゆのほかに、湯豆腐、温野菜のスープを推奨していました。
なぜなら咳をすると、体内の悪いウイルスが外に出ていってくれるから。
体に負荷がかかるような連続する咳の場合、薬で回数を減らすのはOK。ですが、それでも完全に薬で止めない方が良いとのこと。
咳はウイルスを排出する大切な症状。同じ理由で鼻水や汗なども薬で完全に止めるのはやめた方が良いとのこと。
というのも、治りかけの時は体力を消耗した状態にあり、さらに体は脱水状態に近い状態にあります。
こんな時に厚着をして大量の汗をかいてしまうと、さらに脱水症状が進み、ふらふらと熱中症のような症状になってしまいます。
なので、風邪の治りかけの時こそ、しっかりと水分補給を行うように心がけるのが大切とのこと!
そもそも風邪のウイルス・細菌というのは、口から侵入したあと、喉に到達します。この時、喉の細胞に入ったウイルス・細菌が増殖することで、発熱や頭痛、咳、鼻づまりといった風邪の症状が出るんです。
元来人間の喉には、ウイルス・細菌の侵入を防ぐために「せん毛」という細胞小器官が生えています。せん毛は粘液で覆われており、口や鼻から侵入してきたウイルス・細菌はこのせん毛&粘液に絡み取られ、体外へ排出されます。痰(たん)は、ウイルスや細菌が粘液に絡み取られたものにあたります。
しかし、冬場の空気が乾燥した時期になると、せん毛を覆っていた粘液が蒸発してしまい、外から入ってきたウイルス・細菌をうまく排出させることができないため、風邪をひいてしまいます。冬の乾燥した時期に風邪をひきやすいのは、このためというわけですね。
なので、こまめに水分を補給し、せん毛を潤わせて、しっかりと機能するようにしておくことが、風邪の予防につながっています! 冬こそ積極的な水分の摂取が大切というわけですね。
ちなみに、各々にとって1日に必要な水分量を計算する方法があります。
「体重(kg)×30=1日に必要な水分量(mℓ)」がその計算式になります。
なので、例えば体重50kgの人の場合だと、50×30=1500mℓ、すなわち1.5ℓというわけですね。ぜひ自分に必要な水分量を算出し、常時喉を潤わすようにしてください!
飲む量も大切ですが、それと同じくらい大切なのが飲むタイミング。
名医いわく、20分に1回のペースで水を飲むようにすれば、高い風邪予防効果が期待できるとのこと。
1回に飲む量はほんのちょっとでOKです。風邪ウイルスは洗い流せるので、定期的に水分をとることで、喉についた風邪ウイルスを洗い流すことができます。
洗い流された風邪ウイルスは、胃まで運ばれ、胃酸によって死滅してくれます。
風邪予防=こまめな換気というイメージがありますが、実はこれ間違った予防法なんです。
これには部屋の中の温度と湿度が関係しています。
そもそも部屋の中の湿度が40%を切ると、ウイルスが空気中を漂うようになり、風邪にかかりやすくなります。
冬の時期の空気は言わずもがな乾燥しているので、部屋の中にその空気を流し込むということは、どうぞウイルスさん大暴れしちゃってくださいと言っているようなもの。予防という観点からいえば、大間違いなわけです。
冬場に限れば、極力部屋を密閉し、常に湿度を40%以上に保つことが何よりも大切というわけですね。
ただし例外もあります。風邪の人が室内に入ってきた時や、風邪の治りかけの時なんかは、逆に換気をした方が良いとのこと。
状況をよくみて、換気をすべきかすべきでないかをしっかりと判断してください!
その時に大活躍してくれるのが加湿器なんですが、使う際に、①置く場所、②掃除の仕方、③使う水、の3点を注意することで、より予防の効果・効用を高めることが可能!
まず加湿器の置き場所ですが、机の上に置くなどして、加湿器が自分の口・鼻よりも高くなるようにします。
加湿器が顔の高さ以上にくることで、口・鼻は常に湿気のある状態になります。これにより、喉のせん毛も潤うので、風邪の予防につながります。
逆に床に加湿器を置いて使用している場合だと、自分の足元部分の湿度が高まるだけで、あまり予防の効果は期待できませんので要注意!
次いで、掃除の仕方。
加湿器のフィルター部分には、その機能上、カビが生えやすいので、こまめに掃除をし、カビが生えないようにしましょう。
フィルターにカビがついたまま加湿器を使用してしまうと、部屋中にカビをまき散らすことになり、気管支系の病気につながってしまいますので要注意です。
最後は使う水。
これは加湿器の中に入れる水をさしています。健康に良さそうという理由でミネラルウオーターを入れて使っている方もいると思われますが、これはNGです。
ミネラルウォーターだと、加湿器の中でばい菌が繁殖してしまう可能性が高くなります。
一番安全で良いのは水道水。水道水には塩素が入っているので、ばい菌の増殖を防止できます!
健康に良さそうという勝手なイメージ・・・。恐ろしいですね(苦笑)。
以上3点をしっかりと守って、しっかりと加湿器で風邪予防を行っていきましょう!
ちなみに加湿器がない場合は、部屋に洗濯物を干す、いわゆる部屋干しでも同様の効果が期待できるとのこと。
部屋の中で洗濯物を干すことで生まれる加湿効果によって、空中に漂っているウィルスは落下してくれるんだとか。
ずばり、固い物を食べて、たくさん唾液を分泌させることで、風邪を予防できます。
固い物を食べる際は、どうしても噛む回数が増え、自然と唾液の分泌量もアップします。唾液には喉を潤してくれる効果が期待できるとともに、殺菌効果も期待できるので、風邪予防には得策・有効とのこと。
冬場の風邪をひきやすい時期こそ、固いものを意識して積極的に食べるようにすると良いということですね。
ちなみに、固い食べ物の例としては、フランスパンや根菜類、漬け物、スルメなどが挙げられていました。
唾液を効率的に出すという観点から言えば、ガムもおすすめです。
なので、腸内環境を良くすれば、それが自然と風邪予防になるというわけ。
腸内環境を整えてくれる食べ物としては、乳酸菌が豊富に含まれているヨーグルトが挙げられます。
ヨーグルトをそのまま食べてもいいんですが、電子レンジで温めた「ホットヨーグルト」でいただくのがおすすめ。というのも、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、温めることで活性化してくれるんです。
乳酸菌がより活性化すると、腸内の善玉菌も増えやすくなり、腸内環境は良くなってくれて、その結果免疫力は高まると考えられるとのこと。
また朝方(寝起き)は、夜や昼に比べて体温が低い傾向にあります。体温が低いと風邪をひきやすいので、ホットヨーグルトはそれを防ぐという意味合いもあるとのこと。
気になるホットヨーグルトの作り方は次のとおり。
ヨーグルトを耐熱皿に移し、ラップをかけたものを、600Wの電子レンジで30~40秒加熱したら完成です。
ちなみにヨーグルトが63℃以上になると乳酸菌は死んでしまうので、温め過ぎには注意しましょう!
そもそも風邪ウイルスに感染する主要なルートは、手についたウイルス。
たとえば出勤する際に電車やバスのつり革を持つと、つり革に付着していたウイルスが手につき、それが体内に侵入し、風邪になってしまうというパターンがよくあります。
手についた風邪ウイルスが風邪の元凶だからこそ、手洗いが推奨されているわけですよね。
外出時に手袋をすると、手のひらに直接ウイルスがつくのを防げるので、風邪予防に効果があると考えられています。
手袋って、手先を温めてくれるだけでなく、ウイルスをシャットダウンしてくれる、非常に優秀な防寒グッズなんですね~。
おかゆをよく噛むなど、予想外の方法があって驚きましたが、どれも医学的根拠に基づいた理にかなった治し方なので、非常に納得のいくものばかりでしたね!
風邪の時は、咳や鼻づまりで寝付けないことが多々あるので、今度ひいたときは、横向きに寝たり、頭を高くして、対処してみようと思います♪
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これからの時期、流行り出すのが「風邪」。
気温がぐっと下がった今ぐらいの時期から、毎年爆発的に流行り出しますよね。いくら注意していてもかかってしまうのが常で、現在、私の周りにも数人風邪をひいてる人がいます。
風邪をひくと喉はいたいし、鼻は詰まって注意力散漫になるし、熱で体全体がだるいし、とまったくもっていいことがありません。風邪にかかったら、一刻も早く完治させたいと思いますよね。
番組内では、お医者さんが実際にプライベートで行っている「風邪の治し方」が紹介されていました! これまで知らなかった目から鱗の治し方が満載で、大変参考になりました。
何よりも、どの治し方も、医学的な根拠に基づいたものなので、非常に説得力がありました。
さまざまな「風邪の治し方」をレクチャーしてくれたのは、芝大門いまづクリニックの院長の今津嘉宏先生。西洋医学と漢方医学に精通したお医者さんです。
以下、そのレクチャーの内容を簡単にまとめてみました。風邪をひいてしまった、風邪がなかなか治らないという方は、ぜひ参考にしてみてください♪
※追記
2015年12月8日(火)放送分の「林修の今でしょ!講座」 で、ふたたび「風邪の治し方・予防法」が特集されていました。
「名医が作った問題 かぜ検定(全20問) 解けば解くほど予防法&治し方がわかる」という触れ込みで、風邪にまつわるさまざまな問題を解きながら、実際に効果的で効用が期待できる治し方・予防法がレクチャーされていました。
この記事では、この放送分の内容も合わせてまとめています。
風邪の治し方1 温めたスポーツドリンクを飲む
スポーツドリンクは、体液に近い成分のため、風邪をひき熱で弱っている体に、栄養を効率よく補給することができる。ポカリなどのスポーツドリンクが、風邪の時に良いのはなんとなく知っていましたが、なんとそれを温めて飲んでしまうとは! 意外でした。
スポーツドリンク自体が良いことに加えて、それを温めて摂取することで、体の体温が上がり、血液の流れが良くなる。そのことによってウイルスと闘う白血球の巡りもよくなり、素早くウイルスに対処することができる。
冬場は空気の乾燥が厳しく、のどの潤いが奪われてしまいます。のどが乾燥した状態だと、のどのせん毛という器官の働きが低下し、ウイルスや細菌が簡単に体内に侵入してきてしまいます。
なので水分を摂り、のどに潤いを与えることが重要になってくるわけですが、温めたスポーツドリンクなら、のどに潤いを与えながら、白血球の巡りも良くしてくれて、一石二鳥というわけですね!
非常に合理的で、理にかなった方法だと感じました。
ちなみに飲むタイミングは、朝起きた時に飲むのがベスト。温かさとしては、触ってみて温かいなと感じる程度でOK。熱々のものを飲む必要はありません。
「温かいスポーツドリンク」というのは、風邪の治し方としてはもちろん、風邪にかからないための予防法としても有効。
風邪の治し方2 おかゆをよく噛んで食べる
おかゆは水分が非常に多く含まれているため、胃への負担が少なく消化も良いので、風邪で食欲が落ちている際には有効な料理。おかゆをよく噛む?
しかし、風邪をひくと胃腸の消化力が低下するので、消化に良いといわれるおかゆでも、よく噛まずに飲み込むように食べてしまうと、胃腸に負担がかかってしまう。
なので、たとえおかゆであっても、風邪の時は、しっかりと噛んで食べることが大切になってくる。
おかゆなんて噛まずに済むように、あんな形状をしてるのに、よく噛まないといけないとはおかしな話ですよね。
しかし今津先生の説明を聞いて納得です。風邪の時は胃腸も正常な働きができていないので、おかゆでさえもよく噛んであげないとうまい具合に消化されないというわけですね。
おかゆを噛まずに食べてしまうと、体は消化活動にエネルギーを使ってしまい、肝心のウイルスや細菌との闘いに専念できなくなってしまうので、おかゆでさえも、しっかりと噛んで食べるようにしましょう!
風邪を早く治してくれるおかゆのトッピングとして、今津先生は、ショウガ・ネギ・ニンニクの3つの食材を紹介してくれました。これら3つとも体を温めてくれる効果があるので、オススメとのこと。
ちなみに風邪をひいているときに辛い物を食べるのはNG。
辛い食べ物を食べると、基本的に汗が出ます。これは強制的に汗が出ている状態で、より正確にいうと出過ぎている状態になります。辛い食べ物を食べると、一気に汗が吹き出てポカポカになったような気になるんですが、そのあと急激に冷えてしまいます。
風邪をひいているときに体を冷やすと免疫力の働きが弱まってしまうので、辛い物は風邪のときはNG。
辛い食べ物って体温をあげてくれそうなイメージがありますが、風邪を早く治すためには避けるようにしましょう。
風邪の治し方3 温かいお茶でうがいをする
緑茶の中にはカテキンという成分が含まれていて、このカテキンには殺菌作用がある。うがいというと、風邪にかからないための予防というイメージが強いですが、ひいてしまったあとにも有効なんですね。
緑茶でうがいすることによって、のどについた菌を殺し、新たなウイルスや細菌が侵入しにくいのどの環境をつくることができる。
ちなみに70℃以上の高温でお茶を淹れるとカテキンがふんだんに出るとのことなので、熱湯でお茶を淹れたあと、それを冷ましてからうがいを行うと効果的です。
ちなみに医学的に正しくて効果的なうがいのやり方は次のとおり。
まずは、最初に口を10秒程度ゆすぎます。ウイルスは口を介して体内に入ってきますので、まずは口の中にいるかもしれないウイルス・細菌を退治します。
続いて斜め上を向き、喉をガラガラと震わせながらうがいを行います。喉を震わせることで、振動によって喉の中のしわが伸び、よりウイルス・細菌を取り除くことができるためです。
で、最後は斜め上を向き、喉を震わせたまま、頭を左右に傾けます。これにより喉のしわがより伸びるとともに、喉の両端にいるかもしれない風邪ウイルスを洗い流すことができます。
①口を10秒ゆすぐ、②上を向いて喉を震わす、③首を傾ける、の3点を守ることが大切とのこと。
風邪の治し方4 正しい手洗いをする
手洗いは予防という側面だけでなく、風邪を治すという側面もある。風邪をひいてしまった時こそ、入念な手洗いが必要なんですね。
風邪にかかり、体がウイルスと闘っている時、さらにウイルスが外から入ってくると、その分治るのが遅れてしまう。
しっかりと手洗いを行い、ウイルスを侵入させないことが、早く風邪を治すコツ。
手についたバイ菌をしっかりと落とせる「正しい手洗いの方法」は以下のとおりです。
●正しい手洗いの方法しわを伸ばして洗うことで、しわの間に汚れが残るのを防ぐことができます。
手指を丸めて、しわを伸ばし、ねじるように洗う。
手の平のしわの方は、手の平を精一杯広げて洗うようにする。
しわの間を丹念に洗うとともに、指の間、爪の間もしっかりと洗うようにしましょう。
爪の間の汚れを落とす際は、手の平でこするようにするとうまく落とせます。指の間は、入念にねじり洗いをするようにすると効果的に汚れを落とせます。
風邪の治し方5 高熱の時はおへその上を冷やす
風邪を治すうえでは、体を温めることが有効だが、あまりにも高熱すぎると、体力も奪われ、別のトラブルに発展してしまう。なので、あまりにも高熱の場合は、それを下げなければならない。体温を下げる方法といえば、おでこを冷やすが一般的ですが、有効なのは大きな血管があるおへその上なんですね。
体温を下げるうえで有効なのが、おへその上を冷やすという方法。
おへその上あたりには大きな血管(大動脈)があり、ここを冷やすことで、体温を一気に冷やすことができる。
つまり全身に行き渡らせる血液自体を冷やすことで、体全体の温度を下げようという考え方です。
ちなみにおへその上以外に、首のまわりや脇の下、そけい部(太ももの付け根)にも大きな血管があるので、これらを冷やしてもOKとのこと。
ちなみに、高熱の基準ですが、だいたい体温が38.5℃以上の場合は、体温を下げた方がいいとのこと。
風邪の治し方6 寝る前にたまご酒を飲む
たまご酒が風邪に良い理由は3つ。「たまご酒」なんて、ザ・民間療法といった感じのものなんですが、ちゃんと医学的な根拠がある、有効な方法なんですね。意外でした!
①アルコールにより、体をポカポカと温かくし、眠気を誘ってくれる。
②卵が非常に栄養価が高い。
③卵の白身に含まれるリゾチームが炎症を抑えてくれる。
ただし体を温める目的で熱燗飲むのは厳禁です。
お酒を飲むと体温は上がるものの、そのあと急激に下がってしまいますので避けるようにしましょう。
たまご酒にもアルコールは入っているものの、これはほとんど飛んでおり、ちょうど体を温めてくれる程度なので大丈夫とのこと。
風邪の治し方7 良質な睡眠をとる
風邪を治すうえで必要なのは「良質な睡眠」。しっかりとした睡眠をとることが、風邪を撃退する近道なんですね。
睡眠をとると、体の中で、「副腎皮質ホルモン」というものが分泌される。このホルモンは、体の弱った部分を治し、免疫力を活性化させると言われている。
すなわち良質な睡眠をとり、たくさん「副腎皮質ホルモン」を分泌させることが、風邪の完治につながる。
ただ風邪をひいていると、咳や鼻づまりが原因でなかなか寝付けませんよね。番組では、これらの対処法もしっかりとカバーされていました。
●咳がつらい時の睡眠法
横を向いて寝ると、咳がやわらぎ、快眠できる。
横向きになると、気道が自然に外に向き、呼吸がしやすくなるので、結果咳が出にくくなる。
●鼻がつまっている時の睡眠法
枕の下に、3冊の本を置いて寝る。
頭の角度を約30度にすると、鼻づまりが解消され、安眠できる。
ちなみに、「睡眠」は風邪の予防にも極めて有効です!
「風邪と睡眠」の最新研究によれば、睡眠時間が6時間未満の人は、睡眠時間が7時間以上の人に比べ、約4倍も風邪をひくリスクが高まるとのこと。
これはノンレム睡眠(脳が完全に休止している状態)の時に、成長ホルモンが分泌されるんですが、これによって免疫がパワーアップするためと考えられています。
端的に言えば、寝ることで免疫力がアップするので風邪予防につながる、というわけ。
ただしだからと言って寝すぎはNGです。成長ホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠の時だけであって、長時間寝たとしても、ノンレム睡眠の時間が延びるわけではないためです。
免疫力アップという観点からいうと、7~8時間ぐらいがベストな睡眠時間とのこと。
風邪の治し方8 朝食はちょっと無理してでも食べる
風邪のとき、早く治すため&悪化させないためには、仮に食欲がなくても朝食は食べた方が良い。風邪をひくと自然と食欲が落ちて朝食をパスしがちですが、風邪を早く治そうと思ったら、ちょっと無理してでも朝食は食べた方が良いんだとか。
朝食を食べると体温が上がり、体が風邪のウイルスと闘うモードになってくれるため。
海外の最新研究で、風邪のウイルスが死滅する温度が判明しました。その温度とはずばり37℃!
基本的には、ウイルスと戦う体の免疫(抵抗力)は、体温が上がるとその力を増します。これまで体温が上がれば免疫力もアップするということはわかっていたものの、37℃という数字が明確なデータとともに示されたのは、この研究が初めてとのこと。
とにかく風邪を治すためには体温をあげることが重要。
元気なときは、体に蓄積した脂肪を燃やして体の温度を上げられるんですが、風邪をひいているときなど調子が悪いときは、うまく脂肪を燃やせません。結果、体温も上がらずに抵抗力も高まってくれません。
朝食を食べると体温がアップするので、風邪を早く治したい&これ以上悪化させたくない方は、本当に無理な場合を除いて朝食は食べるように心がけましょう!
●朝食に何を食べるか
では、実際に風邪のとき、朝食に何を食べるのがいいのか。
名医のおすすめは「ご飯」です。もっといえば、おかゆが超おすすめ。
というもの、ご飯(おかゆ)は水分量が豊富なので、食べるとすぐにお腹から温めてくれます。速効性抜群!
逆にパンはNG。パンはおいしいものの水分量が少ないため、思うように体は温まらないとのこと。
名医は風邪のときに食べる朝食としておかゆのほかに、湯豆腐、温野菜のスープを推奨していました。
風邪の治し方9 多少の咳は止めない
体にそれほど負担のかからない咳なら、薬で止めない方がいい。体がつらくならない程度の多少の咳なら、出した方が良いとのこと。
咳は、体が体内にいる悪いウイルスを外に出している症状だから。
なぜなら咳をすると、体内の悪いウイルスが外に出ていってくれるから。
体に負荷がかかるような連続する咳の場合、薬で回数を減らすのはOK。ですが、それでも完全に薬で止めない方が良いとのこと。
咳はウイルスを排出する大切な症状。同じ理由で鼻水や汗なども薬で完全に止めるのはやめた方が良いとのこと。
風邪の治し方10 治りかけの時の注意点
風邪の治りかけの時は、厚着をして大量の汗をかくのはNG。風邪をひいた際は、しっかりと汗をかくのが大切というイメージがありますが、こと治りかけの場合に関してはこれは厳禁なんです。
治りかけの時は、より水分補給を意識して行うようにするのが良い。
というのも、治りかけの時は体力を消耗した状態にあり、さらに体は脱水状態に近い状態にあります。
こんな時に厚着をして大量の汗をかいてしまうと、さらに脱水症状が進み、ふらふらと熱中症のような症状になってしまいます。
なので、風邪の治りかけの時こそ、しっかりと水分補給を行うように心がけるのが大切とのこと!
風邪の予防法1 喉を潤わせておく
風邪は、ウイルスがのどの細胞に侵入することで、初めて風邪の症状が出る。風邪の予防を考えるうえで、まず大切になってくるのが喉のケアです。その理由は風邪をひいてしまうメカニズムを考えると明白になります。
それを根本的に防止するには、常に喉を潤わせておき、ウイルスの侵入を防ぐことが重要。
そもそも風邪のウイルス・細菌というのは、口から侵入したあと、喉に到達します。この時、喉の細胞に入ったウイルス・細菌が増殖することで、発熱や頭痛、咳、鼻づまりといった風邪の症状が出るんです。
元来人間の喉には、ウイルス・細菌の侵入を防ぐために「せん毛」という細胞小器官が生えています。せん毛は粘液で覆われており、口や鼻から侵入してきたウイルス・細菌はこのせん毛&粘液に絡み取られ、体外へ排出されます。痰(たん)は、ウイルスや細菌が粘液に絡み取られたものにあたります。
しかし、冬場の空気が乾燥した時期になると、せん毛を覆っていた粘液が蒸発してしまい、外から入ってきたウイルス・細菌をうまく排出させることができないため、風邪をひいてしまいます。冬の乾燥した時期に風邪をひきやすいのは、このためというわけですね。
なので、こまめに水分を補給し、せん毛を潤わせて、しっかりと機能するようにしておくことが、風邪の予防につながっています! 冬こそ積極的な水分の摂取が大切というわけですね。
ちなみに、各々にとって1日に必要な水分量を計算する方法があります。
「体重(kg)×30=1日に必要な水分量(mℓ)」がその計算式になります。
なので、例えば体重50kgの人の場合だと、50×30=1500mℓ、すなわち1.5ℓというわけですね。ぜひ自分に必要な水分量を算出し、常時喉を潤わすようにしてください!
飲む量も大切ですが、それと同じくらい大切なのが飲むタイミング。
名医いわく、20分に1回のペースで水を飲むようにすれば、高い風邪予防効果が期待できるとのこと。
1回に飲む量はほんのちょっとでOKです。風邪ウイルスは洗い流せるので、定期的に水分をとることで、喉についた風邪ウイルスを洗い流すことができます。
洗い流された風邪ウイルスは、胃まで運ばれ、胃酸によって死滅してくれます。
風邪の予防法2 冬場の換気は厳禁
冬場の乾燥した時期に限れば、換気することは風邪予防につながらない。これは意外な盲点かもしれませんね~。
そればかりか、風邪になる確率を高めることにもなるので要注意。
風邪予防=こまめな換気というイメージがありますが、実はこれ間違った予防法なんです。
これには部屋の中の温度と湿度が関係しています。
そもそも部屋の中の湿度が40%を切ると、ウイルスが空気中を漂うようになり、風邪にかかりやすくなります。
冬の時期の空気は言わずもがな乾燥しているので、部屋の中にその空気を流し込むということは、どうぞウイルスさん大暴れしちゃってくださいと言っているようなもの。予防という観点からいえば、大間違いなわけです。
冬場に限れば、極力部屋を密閉し、常に湿度を40%以上に保つことが何よりも大切というわけですね。
ただし例外もあります。風邪の人が室内に入ってきた時や、風邪の治りかけの時なんかは、逆に換気をした方が良いとのこと。
状況をよくみて、換気をすべきかすべきでないかをしっかりと判断してください!
風邪の予防法3 加湿器の使い方
風邪を予防する上で、加湿器は極めて重要なアイテム。先の「予防法2」でも書いたとおり、ウイルス対策には湿度を高く保つことが肝要になってきます。
置く場所、掃除の仕方、使う水の3点を注意することで、より予防の効果・効用を高められる。
その時に大活躍してくれるのが加湿器なんですが、使う際に、①置く場所、②掃除の仕方、③使う水、の3点を注意することで、より予防の効果・効用を高めることが可能!
まず加湿器の置き場所ですが、机の上に置くなどして、加湿器が自分の口・鼻よりも高くなるようにします。
加湿器が顔の高さ以上にくることで、口・鼻は常に湿気のある状態になります。これにより、喉のせん毛も潤うので、風邪の予防につながります。
逆に床に加湿器を置いて使用している場合だと、自分の足元部分の湿度が高まるだけで、あまり予防の効果は期待できませんので要注意!
次いで、掃除の仕方。
加湿器のフィルター部分には、その機能上、カビが生えやすいので、こまめに掃除をし、カビが生えないようにしましょう。
フィルターにカビがついたまま加湿器を使用してしまうと、部屋中にカビをまき散らすことになり、気管支系の病気につながってしまいますので要注意です。
最後は使う水。
これは加湿器の中に入れる水をさしています。健康に良さそうという理由でミネラルウオーターを入れて使っている方もいると思われますが、これはNGです。
ミネラルウォーターだと、加湿器の中でばい菌が繁殖してしまう可能性が高くなります。
一番安全で良いのは水道水。水道水には塩素が入っているので、ばい菌の増殖を防止できます!
健康に良さそうという勝手なイメージ・・・。恐ろしいですね(苦笑)。
以上3点をしっかりと守って、しっかりと加湿器で風邪予防を行っていきましょう!
ちなみに加湿器がない場合は、部屋に洗濯物を干す、いわゆる部屋干しでも同様の効果が期待できるとのこと。
部屋の中で洗濯物を干すことで生まれる加湿効果によって、空中に漂っているウィルスは落下してくれるんだとか。
風邪の予防法4 固い食べ物を食べる
固い食べ物を食べるのも、風邪予防には有効。続いては、食事という観点からの風邪予防。
固いものを食べる際は自然と咀嚼する回数が増え、唾液がよく出る。唾液には喉を潤す作用があるとともに殺菌作用もあるので、風邪予防になる。
ずばり、固い物を食べて、たくさん唾液を分泌させることで、風邪を予防できます。
固い物を食べる際は、どうしても噛む回数が増え、自然と唾液の分泌量もアップします。唾液には喉を潤してくれる効果が期待できるとともに、殺菌効果も期待できるので、風邪予防には得策・有効とのこと。
冬場の風邪をひきやすい時期こそ、固いものを意識して積極的に食べるようにすると良いということですね。
ちなみに、固い食べ物の例としては、フランスパンや根菜類、漬け物、スルメなどが挙げられていました。
唾液を効率的に出すという観点から言えば、ガムもおすすめです。
風邪の予防法5 ホットヨーグルトを食べる
朝にホットヨーグルトを食べると風邪の予防効果が期待できます。腸内環境が悪くなると、体の免疫力は下がってしまいます。当然免疫力が落ちると、風邪をひきやすくなってしまいます。
なので、腸内環境を良くすれば、それが自然と風邪予防になるというわけ。
腸内環境を整えてくれる食べ物としては、乳酸菌が豊富に含まれているヨーグルトが挙げられます。
ヨーグルトをそのまま食べてもいいんですが、電子レンジで温めた「ホットヨーグルト」でいただくのがおすすめ。というのも、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、温めることで活性化してくれるんです。
乳酸菌がより活性化すると、腸内の善玉菌も増えやすくなり、腸内環境は良くなってくれて、その結果免疫力は高まると考えられるとのこと。
また朝方(寝起き)は、夜や昼に比べて体温が低い傾向にあります。体温が低いと風邪をひきやすいので、ホットヨーグルトはそれを防ぐという意味合いもあるとのこと。
気になるホットヨーグルトの作り方は次のとおり。
ヨーグルトを耐熱皿に移し、ラップをかけたものを、600Wの電子レンジで30~40秒加熱したら完成です。
ちなみにヨーグルトが63℃以上になると乳酸菌は死んでしまうので、温め過ぎには注意しましょう!
風邪の予防法6 外出時に手袋をする
外出時に手袋をつけていると、風邪ウイルスに感染するリスクを避けられます。防寒グッズの定番である手袋は、風邪の予防にもってこい。
そもそも風邪ウイルスに感染する主要なルートは、手についたウイルス。
たとえば出勤する際に電車やバスのつり革を持つと、つり革に付着していたウイルスが手につき、それが体内に侵入し、風邪になってしまうというパターンがよくあります。
手についた風邪ウイルスが風邪の元凶だからこそ、手洗いが推奨されているわけですよね。
外出時に手袋をすると、手のひらに直接ウイルスがつくのを防げるので、風邪予防に効果があると考えられています。
手袋って、手先を温めてくれるだけでなく、ウイルスをシャットダウンしてくれる、非常に優秀な防寒グッズなんですね~。
さいごに
以上、「名医・医者がやっている風邪の治し方・予防法」のまとめでした。おかゆをよく噛むなど、予想外の方法があって驚きましたが、どれも医学的根拠に基づいた理にかなった治し方なので、非常に納得のいくものばかりでしたね!
風邪の時は、咳や鼻づまりで寝付けないことが多々あるので、今度ひいたときは、横向きに寝たり、頭を高くして、対処してみようと思います♪
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