お薬(錠剤)
2015年2月21日(土)に、TBSテレビ系列で放送された「ジョブチューン」は、「名医が大集結 衝撃の医者ぶっちゃけSP」でした。

スタジオに、さまざな専門分野のお医者さん12名が大集結して、医療に関するいろんなぶっちゃけトークや、役立つ健康情報を披露するという内容でした。


さまざまな健康情報が紹介される中、非常に感心したのが「薬局・医薬品の節約術」

病院へ行き、医師の診察をうけ、処方箋をもらい、薬局に行って薬をもらうというのが、何かしら病気にかかった際の一般的な流れになりますが、 実は薬局の選び方を変えるだけで、ちょっとした節約になるんです!

このちょこっとだけお得な情報を教えてくれたのは、帝京平成大学薬学部教授で、薬剤師として薬局も運営している井手口直子先生。

井手口先生は、薬に関する書籍もたくさん出されていて、まさに薬のスペシャリスト。


以下、番組内でレクチャーされた「薬局・医薬品の節約術」を簡単にまとめてみました。病院へ行く機会が多い方はぜひ参考にしてみてください!

カルテを書くドクター
処方箋を持っていく薬局によって、薬の値段が変わる
価格の違いは、調剤料の違いによって発生している。

病院の近くにある混んでいる薬局は調剤料の設定が少し安いので、支払う金額も安い。

病院から離れた空いている薬局は調剤料の値段が少し高いので、支払う金額も高い。
調剤料が病院に近い薬局と遠い薬局とでは違ってくるので、最終的に患者が支払う金額も変わってくるということですね。

なぜ、このような違いが出るのかというと、利益をできるだけ平等に分配するため。

病院のすぐ近くにある薬局は、どうしても多くの人が利用してしまいがちになるので、調剤料を安くすることで客単価を下げています。

逆に利用者が少ない、病院から離れたところにある薬局では調剤料を高くし、客単価をアップさせています。

これによって、薬局の立地によって発生する差というのを極力なくそうとしているわけですね。


なので、少しでも安い値段で薬をゲットしようと思えば、病院近くにある薬局に行けばOKということになります。



病院から離れたところにある薬局を選ぶメリット
・空いているので、薬をもらうまでの待ち時間を大幅に減らせる。

・利用者が少ないので、比較的丁寧な説明を聞くことができる。 
病院から離れた薬局を選ぶ利点もしっかりあります。

処方箋をもって薬局に薬をもらいに行った経験がある方はものすごくわかると思いますが、結構待ち時間がありますよね(苦笑)。

この待ち時間が耐えられない!という方は、空いている病院から遠い薬局へ行けば、比較的早く薬がゲットできます。



夜間休日等加算
処方箋を持って薬局に行く場合、夜7時以降あるいは土曜日の午後1時以降に持っていくと、若干値段が高くなる。

これを「夜間休日等加算」という。 
時間帯によっても、値段が変わってきます。

場合によっては120円ほど違ってくることもあるとのこと。チリも積もれば何とやらで、これは注意したいポイントですね。


ちなみに、早い時間に処方箋だけを先に出しておいて、受け取りはあとにするという方法もあります。

この方法なら、夜7時間以降あるいは土曜の午後1時以降に薬を受け取っても、「夜間休日等加算」になることはありません。



さいごに
以上、番組内で紹介された「薬局・医薬品の節約術」の簡単なまとめでした。

これまで、どの薬局を選んでも払う金額は同じだと勝手に思い込んでいたものですから、この事実には驚きましたね。

金額の差はそんな劇的に大きなものではありませんが、今度からは自分のスタイルに合わせて、行く薬局をチョイスしようと思いました。


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