本日2015年3月3日(火)は、B'zの約3年8ヵ月ぶりのオリジナルアルバム『EPIC DAY』のフライングゲット日!
一体どれだけ多くのB'zファンがこの日を待ちに待ったことでしょうか!!!
私なんて、「もーういーくつ寝るとEPIC DAY~♪ 前日にはフラゲして~」っていう替え歌を、2週間前ぐらいから口ずさみ始め、友人たちからは白い目で見られるかシカトされるか、こころへんはそういうところだよ、でも灼熱の人よ今立ち上がれ的な。
もう自分でも書いててわけがわからなくなってきてますが(笑)、とにかく待ちに待った『EPIC DAY』。
その初回限定版の「B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA」付きのやつをフラゲしてきました♪
もうね、この記事タイトルにも書いちゃってますが、表題曲の『EPIC DAY』が神曲すぎて涙目です(笑)。すべての曲が自分の好みと合致したわけではありませんが、この『EPIC DAY』の一曲だけでも、3年8ヵ月待った甲斐があったという感じですね♪
以下、『EPIC DAY』に収録されている曲に対する個人的な感想をメモしておきます。
◆Las Vegas
『EPIC DAY』のオープニングを飾る曲。
B'zのオフィシャルューチューブチャンネルでショートMVが先行公開されていますが、その時は映像の補正もあって結構ポップな印象を受けたんですが、通しで聴いてみると、思った以上の重厚感を感じるサウンドですね。
バリーさんのベースの重低音が良い味出しちゃってますね。重厚感とポップさが共存共栄した、これまでのB'zサウンドにはない曲。松本さんにとってもチャレンジの一曲だったんでしょうか。
ただやはり個人的には疾走感に欠ける印象は否めません。オープニングナンバーとしてはしっくりきませんでした。
歌詞に関しては『Sancutuary』や稲ソロの『Overture』に通ずる世界観が展開されています。
稲葉さんの中では、波風が立たない日々というのは「安定」ではなく「退屈」と解釈されます。変化に乏しい満たされた日々というのは、稲葉さんにとっては最上級に耐えがたい環境。
いつだってその恵まれた世界からの脱出を試みます。自分にとって満たされた世界を捨て、時に【Sanctuary】を目指し、そして2015年では【Las Vegas】を目指しているわけですね。
◆有頂天
◆Exit To The Sun
NHKの土曜ドラマ「ダークスーツ」の主題歌。歌詞は、このドラマの台本ありきで描かれた模様。
B'zの活動を傍から眺めていると、遥か先に大きな夢を据えていて、その途中に無数の目標を配し、それらをひたむきに達成しながら、「遥か先の何か」を目指しているように感じることが多々あります。
松本さんのグラミー賞受賞時のインタビューなんかを聴いても、このことを感じましたし、すごいレベルで音楽をされているんだなと体が震えました。
音楽だけを不器用にやり続けている稲葉さんと松本さんが考える【Exit To The Sun】とは何か。そんなことを考えながら、この曲を聴いてましたね。
個人的には転調してからが好きです!
ラストの【I will find a way】の畳みかけが秀逸。いつだってB'zは、自分たちの「やりたいこと」を見つけ、私たちファンの前に立っています。
◆NO EXCUSE
イントロの軽快さがなんともたまりませんね♪
初っ端からグイッと曲の世界観に引き込まれます。松本さんいわく、CMクライアントからのオーダーがあって、曲調というかリズムがほぼ決められた状態での曲作りだったようですが、ものすごく違和感なくB'zの曲に仕上がってますよね。
巧みというか、器用というか、すげーな松っちゃん!(笑)
歌詞に関しては、ライブでの稲葉さんの姿が想起されますね。いつだって、どんな規模(箱)のライブでも全力を出すのが信条の稲葉さん。
【どしゃ降りでも心配事があっても 絶好調だと言い放つよ】と宣言し、【この世にゃ言い訳の入るスキなんてない】と切り捨てる。
喉の手術をする前、明らかに本調子ではない喉で、それでも声を振り絞るようにドンリブを歌った稲葉さんがこの歌詞を書いたと思うと・・・。
あ、話は飛びますが【もう1回やらせてください】のところで、「CIRCLE OF ROCK」の『juice』が勝手に脳内再生されました(笑)。
◆アマリニモ
ギターのリフが良い感じですね♪
歌詞は【あまりにも】を繰り返すところなんか遊び心が感じられますが、内容は少々哲学的。
【君】という存在を知ってしまったがために、【君】のいない日々からは【寂しさ】が生まれてしまう。人生の中で出会いと別れが必然であるならば、【人は寂しさを喰らい生きてゆく】しかない。
っていう感じのことが、車の中で、自分の知らない古い曲が流れているというどこか物悲しい情景描写を重ね合わせながら歌いあげられています。
◆EPIC DAY
はい、きました! 神曲です!!!!
なんでしょうか、体の中を巡る血が沸騰するような異常な事態・ステキな事態的な超興奮状態♪ 抜群の疾走感を感じさせてくれるビート感が耳に心地よく、いつまでも聴いていた気分になってしまいます。
『Las Vegas』よりも『EPIC DAY』の方が、断然オープニングナンバーぽいですね(笑)。
歌詞に関しては、『パーフェクトライフ』そのものですが、『パーフェクトライフ』よりも【夢】に対する決意の重さが色濃く語られています。
表現法としては、【100年に一度】という時間軸を持ち出している点が非常に巧みですね。
つまりひとりの人間が生きているうちに体験できるかできないか、というギリギリの時間軸を提示することで、それだけ夢を叶えるということが容易ではないということ表わしているんですね。
この背後には、稲葉さんの「夢は叶わないこともある」という考えが当然あります。
だからこそ「夢を叶える」ことよりも、「夢を叶えようと努力する過程」に価値を求めます。
「夢」を持っていたとして、それを叶えられるかどうかはわかりませんが、それに向けて努力をすることは誰にだって可能なこと。
夢が叶わないと嘆き苦んだり、もしかしたら夢なんて叶わないのかもしれないと不安を先取りしたりするのではなく、いつか夢が叶う奇跡の日【EPIC DAY】を思いながら、一日一日を懸命に生きろというのがこの曲の主題。
書けば書くほど『パーフェクトライフ』そのものですが、【100年に一度】という時間軸と、【EPIC DAY】という言葉が使われている点が、稲葉さんの主張をより克明なものにしてくれていますね。
◆Classmate
稲ソロのような雰囲気を感じさせるバラード曲。
『Love letter』と『炎』を足して2で割ったような感じで、『志庵』に収録されていても違和感ありません(笑)。
歌詞に関しては、こちらでも書きましたが、やっぱり特異。
というか、この曲自体に、稲葉さんの哲学や主張の介入が看取できません。まるで作詞家の日記を覗き見しているような感じ。歌詞として組み上げられる前の、感情の吐露、情景描写がそのままダイレクトに歌詞になっているような印象ですね。
作詞家の主張の不在、それはつまり、聴取者のフィーリングにすべてを委ねるということでしょうか。ちょっとどころか、稲葉さんの歌詞の中ではかなり特別感あふれる歌詞になっています。
おそらく初恋に関して書かれていると思うんですが、【好きだけれどどのくらい好きなのかわからなくて】という歌詞が恐ろしく秀逸です。初恋を見事に言い表した表現に心がふるえました。
今自分が感じている「好き」という感情が、「恋なのか」、「告白をするに値するのか」というのがわからない状態に主人公はあります。なぜならそれが初恋(初めての経験)だから。
今自分が感じている「好き」と比べる対象がない、初めての胸の高鳴りに戸惑い、何もできずに日々が過ぎていく。その青臭い様が実に巧みに表現されています。
「初恋」という言葉を直接使わずに、いかに「初恋」を表現するか。小説家が日々突きつけられている問題に対する、稲葉さんなりの解答と言えますが、非常に洗練された表現ですよね♪
◆Black Coffee
どっしりと体に響く、ドラムの音が非常に心地いい! シェーン、いいわ~♪(笑)
歌詞は、稲葉さんお得意のあるがまま志向が炸裂していますね。
お互いに、あるがままの姿を見せあえる関係というのが、稲葉さんの理想。
互いの良いも悪いもすべて知った上で、それでも一緒にいるためには、相手の欠点に着目するのではなく、「あなたのここが好きだ」という何かひとつを見つけ出し、それを忘れないようにすることが肝要だと稲葉さんは説きます。
『Black Coffee』では、一歩進んだ愛へ踏み入れていく様が描かれているように思います。相手の悪いところも受け入れるという、いわゆる覚悟を決める前に飲み干すのは【黒い珈琲】・【苦い珈琲】。
主人公はきっと、【Black Coffee】を飲みほし、大人になるのでしょう。
◆君を気にしない日など
B'zは基本デッドストックをもたない主義ですが、この『君を気にしない日など』はデッドストックで、原型は4年ほど前には存在していたとのこと。
個人的には一聴しても、さして印象に残らない曲ではありますが、歌詞に関しては稲葉さんの特徴のひとつである「現在志向」というのが色濃く表れています。
嫌いではないけれど、すれ違ってしまうという関係性は、どこか『オレとオマエの新しい季節』に通ずるものを感じますね。
【どんなに互いの顔を見慣れたとしても 出会った時に戻りたいなんてちっとも思わない このまま先へ一緒へ進んでおくれ】というのが、特に稲葉さんらしい表現。
【出会った時】という過去のみずみずしさを羨むのではなく、倦怠期を越えた先にそれ以上の幸福があると説いています。
◆Man Of The Match
最初、【テレビで誰かが】~【気持ちを重ねる】まで聴いてどうしよう・・・と焦った作品(苦笑)。
曲の展開が、複雑というか、冒頭のとってつけたような部分が印象に残りますね。松本さんの言葉からすると、かなり確信的に作られた曲の模様。
賛否は別にして、非常にチャレンジングな曲のひとつであることは間違いありません。
歌詞は・・・バカボンのパパか!というのが第一印象(笑)。
【痛めつけられてボロボロにされたい】というところなど、稲葉さん特有のMっ気も炸裂してます(笑)。
「僕らにしかできないことをする」という松本さんのインタビューが頭の隅っこの方に残っていますが、新しいことを積極的に試みるチャレンジング精神と、従来のB'zらしいサウンドとの兼ね合いが聴きどころかと。
私はもう『EPIC DAY』を聴けただけで大満足! ライブが待ち遠しいですね~♪
一体どれだけ多くのB'zファンがこの日を待ちに待ったことでしょうか!!!
私なんて、「もーういーくつ寝るとEPIC DAY~♪ 前日にはフラゲして~」っていう替え歌を、2週間前ぐらいから口ずさみ始め、友人たちからは白い目で見られるかシカトされるか、こころへんはそういうところだよ、でも灼熱の人よ今立ち上がれ的な。
もう自分でも書いててわけがわからなくなってきてますが(笑)、とにかく待ちに待った『EPIC DAY』。
その初回限定版の「B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA」付きのやつをフラゲしてきました♪
もうね、この記事タイトルにも書いちゃってますが、表題曲の『EPIC DAY』が神曲すぎて涙目です(笑)。すべての曲が自分の好みと合致したわけではありませんが、この『EPIC DAY』の一曲だけでも、3年8ヵ月待った甲斐があったという感じですね♪
以下、『EPIC DAY』に収録されている曲に対する個人的な感想をメモしておきます。
◆Las Vegas
『EPIC DAY』のオープニングを飾る曲。
B'zのオフィシャルューチューブチャンネルでショートMVが先行公開されていますが、その時は映像の補正もあって結構ポップな印象を受けたんですが、通しで聴いてみると、思った以上の重厚感を感じるサウンドですね。
バリーさんのベースの重低音が良い味出しちゃってますね。重厚感とポップさが共存共栄した、これまでのB'zサウンドにはない曲。松本さんにとってもチャレンジの一曲だったんでしょうか。
ただやはり個人的には疾走感に欠ける印象は否めません。オープニングナンバーとしてはしっくりきませんでした。
歌詞に関しては『Sancutuary』や稲ソロの『Overture』に通ずる世界観が展開されています。
稲葉さんの中では、波風が立たない日々というのは「安定」ではなく「退屈」と解釈されます。変化に乏しい満たされた日々というのは、稲葉さんにとっては最上級に耐えがたい環境。
いつだってその恵まれた世界からの脱出を試みます。自分にとって満たされた世界を捨て、時に【Sanctuary】を目指し、そして2015年では【Las Vegas】を目指しているわけですね。
◆有頂天
◆Exit To The Sun
NHKの土曜ドラマ「ダークスーツ」の主題歌。歌詞は、このドラマの台本ありきで描かれた模様。
B'zの活動を傍から眺めていると、遥か先に大きな夢を据えていて、その途中に無数の目標を配し、それらをひたむきに達成しながら、「遥か先の何か」を目指しているように感じることが多々あります。
松本さんのグラミー賞受賞時のインタビューなんかを聴いても、このことを感じましたし、すごいレベルで音楽をされているんだなと体が震えました。
音楽だけを不器用にやり続けている稲葉さんと松本さんが考える【Exit To The Sun】とは何か。そんなことを考えながら、この曲を聴いてましたね。
個人的には転調してからが好きです!
ラストの【I will find a way】の畳みかけが秀逸。いつだってB'zは、自分たちの「やりたいこと」を見つけ、私たちファンの前に立っています。
◆NO EXCUSE
イントロの軽快さがなんともたまりませんね♪
初っ端からグイッと曲の世界観に引き込まれます。松本さんいわく、CMクライアントからのオーダーがあって、曲調というかリズムがほぼ決められた状態での曲作りだったようですが、ものすごく違和感なくB'zの曲に仕上がってますよね。
巧みというか、器用というか、すげーな松っちゃん!(笑)
歌詞に関しては、ライブでの稲葉さんの姿が想起されますね。いつだって、どんな規模(箱)のライブでも全力を出すのが信条の稲葉さん。
【どしゃ降りでも心配事があっても 絶好調だと言い放つよ】と宣言し、【この世にゃ言い訳の入るスキなんてない】と切り捨てる。
喉の手術をする前、明らかに本調子ではない喉で、それでも声を振り絞るようにドンリブを歌った稲葉さんがこの歌詞を書いたと思うと・・・。
あ、話は飛びますが【もう1回やらせてください】のところで、「CIRCLE OF ROCK」の『juice』が勝手に脳内再生されました(笑)。
◆アマリニモ
ギターのリフが良い感じですね♪
歌詞は【あまりにも】を繰り返すところなんか遊び心が感じられますが、内容は少々哲学的。
【君】という存在を知ってしまったがために、【君】のいない日々からは【寂しさ】が生まれてしまう。人生の中で出会いと別れが必然であるならば、【人は寂しさを喰らい生きてゆく】しかない。
っていう感じのことが、車の中で、自分の知らない古い曲が流れているというどこか物悲しい情景描写を重ね合わせながら歌いあげられています。
◆EPIC DAY
はい、きました! 神曲です!!!!
なんでしょうか、体の中を巡る血が沸騰するような異常な事態・ステキな事態的な超興奮状態♪ 抜群の疾走感を感じさせてくれるビート感が耳に心地よく、いつまでも聴いていた気分になってしまいます。
『Las Vegas』よりも『EPIC DAY』の方が、断然オープニングナンバーぽいですね(笑)。
歌詞に関しては、『パーフェクトライフ』そのものですが、『パーフェクトライフ』よりも【夢】に対する決意の重さが色濃く語られています。
表現法としては、【100年に一度】という時間軸を持ち出している点が非常に巧みですね。
つまりひとりの人間が生きているうちに体験できるかできないか、というギリギリの時間軸を提示することで、それだけ夢を叶えるということが容易ではないということ表わしているんですね。
この背後には、稲葉さんの「夢は叶わないこともある」という考えが当然あります。
だからこそ「夢を叶える」ことよりも、「夢を叶えようと努力する過程」に価値を求めます。
「夢」を持っていたとして、それを叶えられるかどうかはわかりませんが、それに向けて努力をすることは誰にだって可能なこと。
夢が叶わないと嘆き苦んだり、もしかしたら夢なんて叶わないのかもしれないと不安を先取りしたりするのではなく、いつか夢が叶う奇跡の日【EPIC DAY】を思いながら、一日一日を懸命に生きろというのがこの曲の主題。
書けば書くほど『パーフェクトライフ』そのものですが、【100年に一度】という時間軸と、【EPIC DAY】という言葉が使われている点が、稲葉さんの主張をより克明なものにしてくれていますね。
◆Classmate
稲ソロのような雰囲気を感じさせるバラード曲。
『Love letter』と『炎』を足して2で割ったような感じで、『志庵』に収録されていても違和感ありません(笑)。
歌詞に関しては、こちらでも書きましたが、やっぱり特異。
というか、この曲自体に、稲葉さんの哲学や主張の介入が看取できません。まるで作詞家の日記を覗き見しているような感じ。歌詞として組み上げられる前の、感情の吐露、情景描写がそのままダイレクトに歌詞になっているような印象ですね。
作詞家の主張の不在、それはつまり、聴取者のフィーリングにすべてを委ねるということでしょうか。ちょっとどころか、稲葉さんの歌詞の中ではかなり特別感あふれる歌詞になっています。
おそらく初恋に関して書かれていると思うんですが、【好きだけれどどのくらい好きなのかわからなくて】という歌詞が恐ろしく秀逸です。初恋を見事に言い表した表現に心がふるえました。
今自分が感じている「好き」という感情が、「恋なのか」、「告白をするに値するのか」というのがわからない状態に主人公はあります。なぜならそれが初恋(初めての経験)だから。
今自分が感じている「好き」と比べる対象がない、初めての胸の高鳴りに戸惑い、何もできずに日々が過ぎていく。その青臭い様が実に巧みに表現されています。
「初恋」という言葉を直接使わずに、いかに「初恋」を表現するか。小説家が日々突きつけられている問題に対する、稲葉さんなりの解答と言えますが、非常に洗練された表現ですよね♪
◆Black Coffee
どっしりと体に響く、ドラムの音が非常に心地いい! シェーン、いいわ~♪(笑)
歌詞は、稲葉さんお得意のあるがまま志向が炸裂していますね。
お互いに、あるがままの姿を見せあえる関係というのが、稲葉さんの理想。
互いの良いも悪いもすべて知った上で、それでも一緒にいるためには、相手の欠点に着目するのではなく、「あなたのここが好きだ」という何かひとつを見つけ出し、それを忘れないようにすることが肝要だと稲葉さんは説きます。
『Black Coffee』では、一歩進んだ愛へ踏み入れていく様が描かれているように思います。相手の悪いところも受け入れるという、いわゆる覚悟を決める前に飲み干すのは【黒い珈琲】・【苦い珈琲】。
主人公はきっと、【Black Coffee】を飲みほし、大人になるのでしょう。
◆君を気にしない日など
B'zは基本デッドストックをもたない主義ですが、この『君を気にしない日など』はデッドストックで、原型は4年ほど前には存在していたとのこと。
個人的には一聴しても、さして印象に残らない曲ではありますが、歌詞に関しては稲葉さんの特徴のひとつである「現在志向」というのが色濃く表れています。
嫌いではないけれど、すれ違ってしまうという関係性は、どこか『オレとオマエの新しい季節』に通ずるものを感じますね。
【どんなに互いの顔を見慣れたとしても 出会った時に戻りたいなんてちっとも思わない このまま先へ一緒へ進んでおくれ】というのが、特に稲葉さんらしい表現。
【出会った時】という過去のみずみずしさを羨むのではなく、倦怠期を越えた先にそれ以上の幸福があると説いています。
◆Man Of The Match
最初、【テレビで誰かが】~【気持ちを重ねる】まで聴いてどうしよう・・・と焦った作品(苦笑)。
曲の展開が、複雑というか、冒頭のとってつけたような部分が印象に残りますね。松本さんの言葉からすると、かなり確信的に作られた曲の模様。
賛否は別にして、非常にチャレンジングな曲のひとつであることは間違いありません。
歌詞は・・・バカボンのパパか!というのが第一印象(笑)。
【痛めつけられてボロボロにされたい】というところなど、稲葉さん特有のMっ気も炸裂してます(笑)。
さいごに
以上、『EPIC DAY』に収録されている曲の個人的な感想でした。「僕らにしかできないことをする」という松本さんのインタビューが頭の隅っこの方に残っていますが、新しいことを積極的に試みるチャレンジング精神と、従来のB'zらしいサウンドとの兼ね合いが聴きどころかと。
私はもう『EPIC DAY』を聴けただけで大満足! ライブが待ち遠しいですね~♪