甘いグレープフルーツの見分け方

甘くておいしいグレープフルーツは、形が「まん丸」か「平たい」のどちらかをしている。

洋ナシのような形をしているグレープフルーツは、成長が早いタイプ。短い期間で育ったものになるので、十分な糖度が備わっておらず、酸味が強いものが多いとのこと。


形が「まん丸」か「平たい」のどちらかをしているものは、成長の遅いタイプになります。ゆっくりとじっくり熟すため、形が横長になる傾向にあります。

ゆっくりじっくりと成長したこれらの形状のグレープフルーツは、しっかりとした糖度を備えていることが多く、甘いグレープフルーツである確率が非常に高いとのこと。

簡単な皮のむき方

皮をむく前に、グレープフルーツを熱湯で3分ゆで、氷水で冷やす。

そうすると、ミカンのように簡単に皮をむくことができる。 

グレープフルーツを食べる時に一番厄介なのが皮むきですよね。

結構皮がかたいので、力がいります。女性だと余計重労働に感じてしまいます。


しかし、一回茹でて、それを冷ましてからむくようにすると、驚くほど簡単に、スルッと皮をむくことができます！

グレープフルーツの薄皮の部分などにはペクチンが含まれています。このペクチンは、グレープフルーツの皮と身をつなぐ、いわば「糊」のような役割を果たしています。

加熱すると、このペクチンが分解されるので、皮と果肉がはがれやすくなるというわけ。


しかもこの方法、単に皮がむきやすくなるだけでなく、グレープフルーツが甘く、おいしくもなるんです！

茹でることによって、グレープフルーツはどんどん酸を消費してくれます。

また、ゆで汁に苦みも流出してくれます。つまり、茹でることによって、グレープフルーツから酸・苦みがマイナスされるので、甘みを強く感じられる、おいしいグレープフルーツに変身してくれるというわけ。


皮がむきやすくなる上に、甘く・おいしくなるんだったら、これは試さない手はないですよね♪　ちなみに茹でてもビタミンＣの含有量には変化ありませんので、安心して茹でられます。

グレープフルーツを使った激うまメニュー

番組内では、ちょっと変わったグレープフルーツを使ったメニューも紹介されていました。

◆カウボーイカクテル

＜作り方・レシピ＞
①皮の上の部分だけむく。

②ヘタをくりに抜き、穴を開ける。

③この状態で、グレープフルーツ全体をぎゅっと絞る。

あとは、②で開けた穴から、あふれでた果汁を飲むだけ。

かなり大胆な味わい方ですが、果汁の多い旬の時期だからこそ味わえる贅沢メニューですね♪



◆焼きグレープフルーツ

＜作り方・レシピ＞
①横半分に切って、砂糖大さじ２をかける。

②オーブントースターで焼く。

③バター6gをのせて溶かす。

※お好みでシナモンを適量

グレープフルーツを焼いてしまうという発想に驚きですが、ちょっとした工夫をしてあげるだけで、非常にオシャレでおいしそうなスイーツに仕上がっていました！

グレープフルーツの影響を受ける薬

高血圧の薬、不整脈の薬、高脂血症の薬、睡眠導入剤などの一部には、グレープフルーツの影響を受けるものがあるので、飲み合わせには細心の注意を払う。

薬は、服用すると、腸で吸収されて血液中に入っていて、全身に運ばれます。しかし腸の壁には薬を分解する酵素があるため、薬の一定の量は分解されます。薬はこの分解される量も計算に入れて作られています。

しかし、グレープフルーツと一緒に上記の薬を飲んでしまうと、事情が変わってきます。

グレープフルーツに含まれる「フラノマクリン」という成分は、腸の壁にある酵素の働きを邪魔してしまいます。その結果、想定した以上の薬が吸収されてしまうので、薬が効きすぎてしまいます。

最悪の場合、命に関わる危険性もあるので、グレープフルーツと薬の飲み合わせ・食べ合わせには十分注意してください。

さいごに

以上、番組内で紹介された「グレープフルーツの裏技」の簡単なまとめでした。

どれも有益な情報で大変参考になりましたが、個人的には、簡単に皮をむく方法が目から鱗でしたね。これまであのかたい皮に悪戦苦闘していたので(笑)。

しかも甘くおいしくなるなんて、一石二鳥。これは試さない手はないですよね♪

今度から茹でてから皮むきをするようにしたいと思います！

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