
顔よりも、ストレートに年齢が出てしまうのが手。
しわが増えしわしわになった手、水分量が少なくなりカサカサになった手、血管が浮き出てしまった手など、いわゆる「老い手」というのは、女性にとっては非常に深刻な問題ですよね。
顔は化粧でカバーできても、なかなか手まではカバーしきれないというのが実情です。
年齢を重ねるにつれて、どんどん老いがあらわれてくる手に、どんなハンドケアが有効なのか、張りのある若々しい肌・手をキープする秘訣などが、この回の「あさイチ」ではレクチャーされていました。
なぜ老いていくと、肌に張りがなくなり、手にしわが増え、カサカサになったり、血管が浮き出たりしてしまうのか。その理由の部分にもしっかりとフォーカスしていて、科学的にその理由が解説されていました。
老い手になる理由・理屈がわかったからこそ、それに対して適切な対処・アプローチができるというわけで、番組内で紹介されたハンドケアは、観ていて非常に説得力がありました♪
以下、番組内で紹介された「老い手の予防・解消法」を簡単にまとめました。老い手で悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください!

なぜ年齢とともに血管が浮き立つようになるのか
加齢とともに、手の血管が浮いてきて目立つようになりますが、これはごくごく普通のこと。血管自体も歳を重ねるごとに老化していきます。
血管は老化することにより、弾力性・収縮性が失われるため、血管(静脈)が目立つようになるんです。
なぜシワシワ&ゴワゴワの手になるのか
手に、全体的に横じわが入ってくるのは、紫外線で皮膚が硬くなってしまったため。日常生活を振り返ってみていただくとよく分かるんですが、手というのは非常に酷使されている場所。
休みなく使われ続けている手は、適切なハンドケアをしなければ、どんどん乾燥し荒れていってしまい、老化が進んでしまいます。
また、女性ホルモンの減少も、老け手の原因のひとつだと考えられます。
若い時の張りのある手というのは、女性ホルモンがしっかり働いて、皮膚のコラーゲンを守ってくれています。しかし、更年期を境に女性ホルモンが少なくなっていきますと、それに伴うようにコラーゲンも減ってしまいます。
その結果、皮膚は年齢とともに薄くなり、弾力が失われ、老け手になってしまう、というわけ。
顔などと比べ、手に老けが出やすい理由は皮下脂肪が関係しています。
手の甲の皮下脂肪は非常に薄いのが特徴。そのため皮膚が弾力を失ってしまうと、血管や筋が浮き出てしまいます。
一般的に言われる「年齢は手に出やすい」というのは、こういう理由からきているんでしょうね。
老け手を予防!
老け手は、日常生活の中での振舞い方を変えるだけで、予防することができます。カリスマ皮膚科医・吉木伸子先生が実践している予防法が、番組内では紹介されていました。以下、その予防法を列挙していきます。
◆お皿などの洗い物の時には必ずゴム手袋を着用
手の保湿成分が失われてしまうため、洗剤は極力素手で触らない方が賢明です。洗剤は、手荒れの原因のひとつに挙げられるので、十分注意してください。
また洗いもの中はもちろん、雑巾でテーブルを拭くなどしている時もゴム手袋を着用しておきます。
手が水と接していると、どんどん手の潤いが溶け出て乾燥していってしまうためです。
◆料理の準備では薄手の手袋を着用
野菜についた泥・アクなども手荒れの原因のひとつに挙げられます。
こういった老け手につながる危険因子を、薄手の手袋によって取り除いていきます。
野菜を洗ったりという比較的細かな作業をする時は、手を動かしやすい薄手の手袋を使うのがポイント。
また、水に触ったらこまめに拭くというのも大切。
めんどくさいですが、水に触れたらいちいち拭くというのが肌の潤いを保つ上では非常に重要になってきます。というのも、手についた水が蒸発する時に、肌の潤いは奪われてしまうため。
◆水仕事の後にはハンドクリームをぬる
水仕事のあと、手を洗ったあとには、必ずハンドクリームを塗るように心がけます。
指の間や指先など、塗り残しのないように、しっかりと丁寧に塗り込むのが大切です。
◆外出する際はUV手袋を着用する
先に書いたとおり、紫外線と言うのは老け手の原因のひとつなので、しっかりとUV手袋でカットしてあげることが大切です。
ただ、指のないタイプのUV手袋でOKです。指先にはシミができるという可能性がほとんどないので、手の甲さえ覆われていればOK。
指のないタイプの手袋なら、カバンから何かを取り出したり、スマホを操作するといった細かな作業もスムーズに行えますので、支障が出ませんよね。
ちなみに紫外線が強い日や長時間紫外線を浴びる時は、UV手袋を2枚重ねで着用するのがおすすめ! それぐらい、紫外線には対策を講じていかなければなりません。
またUV手袋の代わりに日焼け止めクリームを使用している方も多いと思われますが、これも過信しすぎは厳禁です。
日焼け止めクリームには肌を乾燥させる成分が含まれているものもありますし、また塗っていても、生活している中で落ちていってしまいます。
なので、日焼け止めに頼るよりも、目に見える形のUV手袋でしっかりガードする方が賢明。
手の簡単ハンドケア
こちらは老け手の予防法ではなく、改善・解消法になります。このハンドケアをレクチャーしてくれたのは、若々しく美しい手を保ち続けているパーツモデルの金子エミさん。
<簡単ハンドケアのやり方>ハンドクリームを塗る段階では、指先や関節、水かきの部分など、細かなところにもしっかりと塗り込み、塗り残しのないようにして下さい。
①手の甲に化粧水をスプレーし、反対の手でおさえるようにして全体になじませる。
②続いてハンドクリームを、手のストレッチやマッサージを行うようにしながら塗っていく。
③ハンドクリームを塗った手をポリ袋の中に入れ、手首の部分を輪ゴムで止める。
④その上から、およそ42℃の蒸しタオルをのせ、3分間温める。
このハンドケア、いうなれば自宅で出来る簡単ハンドパックといった感じ。
このハンドケアの効果は絶大で、しわしわ&ゴワゴワの手が、ものの見事にしっとり&ふっくらとした若々しい手に変身してくれます!
また全体的にくすみが消え、透明感もアップしてくれます♪
さらに美しく見せたい時の裏技として、リキッドファンデーションを使ったハンドメイクも紹介されていました。
やり方は簡単!
ハンドクリームにリキッドファンデーションを少し混ぜ、なじませます。あとはこれを手の甲全体に塗るだけ。
シミや色素沈着があるところは、コンシーラーで消せば、より美しい手になれます♪
さいごに
以上、番組内で紹介された「老い手の予防・解消法」の簡単なまとめでした。美しく若々しい手を取り戻したい方、日ごろからしっかりと手のケアをしていきたいと考えている方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください♪