納豆

2015年4月23日(木)にフジテレビ系列で放送された「バイキング」では、「一番おいしい変わり種納豆は何か」というのを調査する企画が行われていました。


ノーマルな納豆は国民食的なポジションを獲得していますが、今現在はちょっとorかなり工夫を加えた「変わり種納豆」というのがものすごい数販売されています。

いろんな素材や味と結びつけることで、これまでにない納豆がどんどん生み出されている現状にある中、「もっともおいしい変わり種」とはなんなのかという疑問を解き明かしていく、という企画でした。

「変わり種納豆」のジャッジをするのは、味にうるさいことで定評のある(笑)、薬丸裕英さん、蛭子能収さん、坂上忍さんの3人。

この3人が、遠慮のない言葉で、「変わり種納豆」にバッサバッサと評価を与えていきます。



以下、番組内で紹介された「変わり種納豆」の中で、個人的に気になった物を簡単にまとめました。

見たことのない納豆が数多く取り上げられていましたので、無類の納豆好きの方はぜひ納豆選びの参考にしてみてください!

食卓
カラフル納豆
三重県の「小杉食品」が製造販売している商品です。

受注生産のため1個売りはしておらず、16個からの販売になっており、価格は税込で1625円。

本商品を製造しているのは三重県ということで、納豆嫌いが多く、事実納豆の消費量が少ない関西地域で受け入れてもらえるようにというコンセプトのもと開発された商品です。

彩りにこだわっている納豆で、7種類の豆(大豆、黒大豆、青大豆、赤大豆、うずら豆、大福豆、えんどう豆)が使用されており、商品名のとおりカラフル仕様になっています。

またそれぞれの豆の、もっともおいしくなったところを使おうということで、それぞれの豆は別々に蒸し、発酵させています。なかなか手の込んだ作り方ですね。


肝心の味の方は、薬丸さんいわく、「色んな豆の食感と味が楽しめるから、これ納豆のオールスターゲームだよ」とのこと。豪華な味わいなんでしょうか(笑)。

また坂上さんは、「おいしいけど重い。良い豆すぎて重く感じる。ご飯とは合わず、これがおかずっていう感じ」とコメントされていました。



キムチそぼろ納豆
茨城県の「だるま食品」が製造販売している商品。価格は税込648円になります。

ネーミングからして非常に期待がもてそうな商品ですが、これは茨城県の郷土料理である「そぼろ納豆」をベースにした商品です。

「そぼろ納豆」とは、納豆に切干大根を加えたもので、本商品はそこにキムチを加えています。切干大根とキムチの独特の食感がきらりと光る、クセになる一品。


試食した薬丸さんによると、「切干大根の食感が納豆に合う」とのこと。



レルヒさんのカレー納豆
新潟県の「高橋商店」が製造販売している商品。価格は、税込173円になります。

商品名からまる分かりのとおり、納豆とカレーを組み合わせたハイブリッドな一品。ちなみに「レルヒさん」とは、新潟県のゆるキャラとのこと。

このゆるキャラが着ている黄色い服のイメージから作られたのが、本商品なんです。黄色=カレーというわけですね♪

納豆は納豆として入っていて、別に特製のカレーたれがセットになっている仕様。食べる段階になったら、納豆にカレーたれをかけ、かき混ぜてからいただくというスタイル。

ちなみにこのカレーたれ、納豆とうまくマッチするようにと醤油屋さんと共同開発したもので、ダシを効かせた和風テイストに仕上がっています。


試食した坂上さんいわく、「納豆嫌いな子供は絶対食べられる。それぐらい合う」とのこと。

また薬丸さんは、らっきょうと福神漬けをトッピングして食べることを推奨されていました。



せれぶでなっとうトマト
山口県の「こ熊や」が製造販売している商品。2個で税込216円です。

こちらは納豆とトマトを合わせてしまったという、世にも珍しい変わり種納豆になります。トマト味の納豆ってなかなか想像できないですよね(苦笑)。インパクトはかなりありますが(笑)。

納豆の常識を打ち破るというコンセプトのもとに開発された本商品。

味わいの方は、洋風テイストに仕上がっています。納豆に、フレンチを意識したトマトソースを加え、かき混ぜてからいただくというスタイル。

トマトソースは濃度が高めなので、納豆の独特の臭いを和らげてくれるとのこと。

納豆はちょっと・・・という人も、これなら食べられるかもしれません!


試食した坂上さんいわく、「これ合う! トマトの酸味というより、甘みの方が強い。だからまったくぶつかってないっていうか、良い感じで納豆に違う味をのせてある」とのこと。

薬丸さんも「これは納豆革命かもしれない!」と大絶賛されていました♪



松坂牛納豆
三重県の「奥野食品」が製造販売している商品。価格は、税込で1350円です。

なんとこちら、納豆にあの高級牛肉の代名詞でもある「松坂牛」をあわせた一品!

名高いブランド牛である松坂牛をすき焼き風に味つけし、これを納豆とあわせて煮込んでいます。

お値段は納豆としてはお高めの1350円ですが、現在超人気で、3カ月待ちの商品とのこと。


試食した坂上さんいわく、「これはもうしぐれ煮ですよ! ご飯いくらでも食える!」とのこと。

ちなみに、ご飯とあわせるだけじゃなく、卵焼きにくるんで食べるというのもオススメとのこと。



豆乃香
茨城県の「菊水食品」が製造販売している商品。価格は税込で216円です。

こちらの商品は、メーカーからの要望を受け、茨城県工業技術センターが開発した納豆菌「豆乃香」が使われている変わり種納豆になります。

何が変わり種なのかといいますと、「豆乃香」という菌がもつ特徴が一風変わっています。

その特徴とは、糸が引きにくいという特徴。グルグルかき混ぜて箸で持ち上げてみても、糸は引かず、サラサラしています。

この納豆の開発コンセプトは、「納豆嫌いの人や外国人にも食べてもらう」というものだったので、納豆独特の粘り気をおさえているんですね。


ちなみに本商品おすすめの食べ方は、「豆乃香の納豆バター」。

バターに、豆乃香を加え、塩、粉わさび、こぶ茶を混ぜ合わせ、2時間以上冷やしたものになります。これを食パンなどにつけていただきます♪

従来の一般的な納豆よりも、格段に「納豆らしさ」がない分、どんな料理にも合うのが特徴なんだとか。


この「豆乃香の納豆バター」を試食した坂上さんいわく、「これおいしい! これはおいしいですよ!」と絶賛されていました。



わかめ納豆
山梨県の「せんだい屋」が製造販売している商品。価格は、税込で140円です。

わかめと納豆を組み合わせたものなんですが、イメージ的にはマッチしていて非常においしそうですよね♪

本商品のポイントは「作り方」にあります。

本商品は、大豆とわかめを一緒に発酵させているとのこと。こうすることで、わかめの味に、納豆の味が負けてしまうのを防いでいるんだとか。

この製造法なら、うまい具合にわかめの磯の香りが納豆に移ってくれて、互いの素材の良さが消えることなく味わい尽くせるとのこと。かなり計算された作り方なんですね♪


試食した薬丸さんいわく、「落ち着く味」とのこと。

また坂上さんは本商品の味を、「納豆とワカメが合う! これは間違いない! うまい!」と評していました。



竹姫納豆
大阪府の「小金屋食品」が製造販売している商品。価格は、税込540円です。

本商品を製造している「小金屋食品」は大阪府大東市というところにあるんですが、この地域は竹林がたくさんあることで有名とのこと。

で、本商品は、その竹を活かした変わり種納豆なんです。どういうことかというと、納豆を入れる器として竹を利用しているんです。

強い粘り気が特徴の納豆なんですが、強力な粘り気の要因となってくれているのは、やはり竹! 竹の水分が納豆に吸収され、糸引きが格段に強くなっているんだとか。


試食した坂上さんいわく、「うわー、これオレ好きかも」とのこと。

薬丸さんも、「高級大豆に、竹のエッセンスが加わっている感じがして、非常に高貴な味がする」と絶賛されていました。



さいごに
以上、番組内で紹介された「変わり種納豆」の中で、個人的に気になった物の簡単なまとめでした。

ちなみに3人が一番おいしかった変わり種納豆として選んだのは、「わかめ納豆」でした。

納豆好きの方は、ぜひこれらの変わり種納豆をチェックしてみてください♪