2015年5月14日(木)に日本テレビ系列で放送された「あのニュースで得する人損する人」のテーマは、「夏に間に合うラクやせダイエット」でした。
海にプールと、肌やお腹周りを露出する機会が増える夏に向けて、簡単に痩せられる方法がいくつかレクチャーされていました。
「炭水化物を冷やして食べる」というダイエット方法もその中のひとつ。
ダイエットを経験されたことがある人は痛いほどよく分かると思うんですが、ダイエット期間中に何が一番つらいって、やっぱり物が食べられない点ですよね。
特にお腹にたまってくれて、食べた感をもたらしてくれる炭水化物をがっつり食べられないのが非常にきつい。それこそ苦行のようです。この苦行に耐えかねて、ダイエットを途中で放棄してしまう人も多いことでしょう。
番組内で紹介されたダイエット方法は、従来のダイエットの常識を根底から覆す、驚きの内容でした。
なんとご飯などの炭水化物を食べてもOKなんです! それでも痩せるという、わけがわからないけれど素晴らしいダイエット法なんです(笑)。
この驚愕のダイエット法をレクチャーしてくれたのは、岐阜大学応用生物科学部の早川享志教授。
なんとダイエットの天敵である「炭水化物」は、冷やして食べれさえすれば、摂取カロリーを大幅に減らすことができるとのこと!
これはダイエッターの方には朗報ですよね♪
以下、この「炭水化物を冷やして食べるダイエット法」のメカニズムを簡単にまとめましたので、現在減量に取り組んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
炭水化物は冷やして食べる!
炭水化物を冷やして食べると、熱々の状態で食べた時よりも大幅にカロリーが低くなる。ご飯にパン、パスタにうどんといったザ・炭水化物の食べ物たちも、冷やして食べればカロリーの摂取量を抑えることが可能になります!
この現象は、炭水化物が冷やさせれことで、でんぷんの一部がレジスタントスターチに変化することに起因している。
すなわち温かいご飯ではなく冷ご飯を、温かいうどんではなく冷やしうどんを、温かいパスタではなく冷静パスタを食べるようにすれば、カロリーの摂取量が低く抑えられるということ。
このカラクリには、「レジスタントスターチ」という耳新しい存在が大きく関わっています。
「レジスタントスターチ」とは「消化されにくいでんぷん」のこと。ほぼすべての炭水化物の中に含まれており、加熱後に冷やすことによって量が増えるという特徴をもっています。
普通のデンプンは小腸で滞りなく消化されますが、「レジスタントスターチ」は小腸で消化されにくくなるのでカロリーの摂取を抑えることができるです!
加えて消化されなかった「レジスタントスターチ」は、食物繊維のような役割を果たしてくれるので、ダイエットの大敵である便秘にも効果が期待できるんだとか。
つまり冷やした炭水化物を食べることで、①カロリーを抑えつつ、②便秘の解消にもつながるという、2つのダイエット効果が期待できるというわけですね!
ちなみに、冷やした炭水化物を、冷えすぎない温度(常温)まで戻して食べても、「レジスタントスターチ」の量は増えたままとのこと。
冷え過ぎの食材はお腹にちょっと・・・という方は、ぜひ常温に戻してから食べるようにしてください♪
おすすめ食材
より効果的・効率的に「レジスタントスターチ」を摂れる食材として、3つのものが紹介されていました。◆じゃがいも
まず1つ目の食材が「じゃがいも」。
じゃがいもには非常に多くの「レジスタントスターチ」が含有されていて、その量はご飯の1.5倍とのとこ! さらに冷やして食べるとその量は2倍以上にも増加してくれます。
「レジスタントスターチ」をたくさん摂ろうとすると外せない食材というわけですね。
「冷やして食べる」という点に着目すれば、「マッシュポテト」や「ビシソワーズ(ジャガイモの冷静スープ)」、「ポテトサラダ」などがオススメです♪
◆タイ米
続いてのおすすめ食材は「タイ米」です。
お米は種類によって含有されている「レジスタントスターチ」の量が異なります。コシヒカリやササニシキなど、色んなタイプのお米がある中で、飛びぬけて含有量が多いのが「タイ米」とのこと。
粘り気が少ないお米の方が含有量が多いんだとか。だから「タイ米」がベストなんですね♪
「タイ米」は普通に温かいまま食べても多くの「レジスタントスターチ」を摂取できますが、冷やして食べるとその量は爆増してくれます。
お米はダイエットの天敵ですが、冷やしたタイ米なら問題なしというわけですね!
◆あんこ(小豆)
最後3つ目のおすすめ食材は「あんこ(小豆)」です。
もともと豆類には「レジスタントスターチ」が多く含まれているんですが、その中でもとりわけ多いのが、あんこの原材料である「小豆」になります!
その含有量は、驚くなかれお米の20倍近くになるんだとか。驚異的すぎますね(笑)。
ダイエット期間中に甘いものが欲しくなった時は、ケーキなどよりもあんこを使ったスイーツに手を出すようにすれば、それほど罪悪感なく食べることができそうですね♪
「冷やしたご飯」をおいしく食べる工夫
「冷やしたご飯」には、レジスタントスターチが豊富に含まれている上、お腹にもたまってくれるので、嬉しい食材なんですが、いかんせん「冷やしたご飯」はそもままではおいしくありません(笑)。番組内では、「冷たいご飯」をおいしいく食べられる魔法のレシピが紹介されていました♪ その料理名は「トマトジュースの冷たいスープごはん」。作り方は以下のとおりです。
<レシピ>ご飯は日本米でもOKですが、「レジスタントスターチ」の量を考慮すれば、「タイ米」がベスト。
①白だし(大さじ1)とトマトジュース(200cc)をあわせてスープを作る。
②冷たいご飯1膳を器に盛り、そこに①をかける。
③冷蔵庫の余り物の野菜を細かくカットし、これを②にトッピングする。
④仕上げにオリーブオイル(小さじ1.5杯)をたらしたら完成。
タイ米で作ると、エスニック風に仕上がっておいしいとのこと♪
さいごに
以上、番組内で紹介された「炭水化物を冷やして食べるダイエット法」のメカニズムの簡単なまとめでした。番組内では、タレントの春香クリスティーンさんがこのダイエット法に1週間チャレンジされていました。
ダイエットする前は59.4kgあった体重が、1週間後には見事57.6kgに! 実に1週間で1.8kgの減量に成功されていました!
冷やして食べれば炭水化物がOK(もちろん食べすぎは厳禁)というのは、やはりダイエットをする人間からするとありがたい話ですよね。
若干食べ方に工夫はいるかと思いますが、試す価値はありそう。 お腹周りかちょっと気になる方は、ぜひチャレンジしてみてください♪
【関連記事】
ココナッツオイルで、白米のカロリーを50%カットする方法