2015年6月11日(木)にフジテレビ系列で放送された「バイキング」の「ひるたつ」というコーナーで、「銀行でローンが組みやすくなる方法」が特集されていました。
自動車や住宅、あるいは子供の学費など、人生の大きな転機で必ずお世話になると言っても過言ではない「銀行ローン」。大きなお金が必要になった時には、非常に魅力的な助け舟です!
人生設計を考える上で欠かせない「銀行ローン」ですが、当然ローンを組む前には銀行の審査を突破しなければなりません。銀行側も、信用の置けない人にお金なんて出せないですからね(苦笑)。
しかし、人によって借りられるお金の額・審査の通りやすさは変わってきます。仮に同じ会社で同じ年齢、収入や社会的信用度も同じなのに、その他の要素によって、銀行から借りられる金額は違ってくるとのこと。
この「その他の要素」を知っているのといないのとでは、雲泥の差があり、人生設計にも狂いが生じてきます。当然、出来うる限り自分が希望する金額を借りられる方が良いに決まってますよね。
番組内では、「銀行でローンが組みやすくなる方法」が簡潔にまとめられ、レクチャーされていました。すぐにでも試せる方法ばかりだったので大変勉強になりました。意外なところに審査基準があって、かなり驚きましたね~。
以下、その内容を簡単にまとめましたので、ローンを組む予定がある人・銀行ローンの審査基準を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、銀行ローンに関する情報を教示してくれたのは、菅井敏之さん。
元銀行員(大手銀行支店長)で、その経験を活かして執筆された著書「お金が増えるのはどっち!?」と「お金が貯まるのはどっち!?」が40万部のベストセラーを記録した、まさにお金の達人!
収入と支出を把握する
まずひとつ目のポイントが、自身の収入と支出を把握できているかどうか、です。銀行側の立場になるとよく分かりますが、当然お金の自己管理ができていない人にお金なんて借したくありませんよね。
銀行員に「お金の使い道」について聞かれた時に、自身の月単位での収入・支出の状況についてスラスラとこたえられなければ、信用はついてきません。
銀行側に「お金の管理ができていない人」というレッテルを貼られてしまうと、ローンの審査には通りにくくなってしまうので要注意です。
ポイントは「収入」だけでなく、「支出」も把握しているかどうかです。「管理できているか」が、銀行側にとって融資の判断をする際の材料になっているとのこと。
スマホの分割払いの状況もきちんと報告する
銀行に嫌われてお金が借りれない人の特徴のひとつに、「嘘をつく」というのが挙げられます。ま、言われてみれば当たり前ですが、銀行に対して嘘をつくのはNG。借金を隠してお金を借りようとするのは愚の骨頂で、そんなのは「個人信用情報機関」を通じて銀行にはすぐにばれてしまいます。
「個人信用情報機関」が開示する情報の中には、スマートフォンの分割払いの状況も含まれています。スマホの分割払いは借金と同じなので、しっかりと報告しておくことが重要。
元来「スマホの分割払い」というのは報告漏れとしてスルーされるケースが多いんですが、そこをあえて自分から報告することで、信用度を高めることができるとのこと。
親と同じ銀行に口座を作る
銀行は、融資の判断をする際に、その人個人だけではなく、親と連結で見ています。親の信用度が加味されて、借りられる金額がアップする場合もあるとのこと。
親と同じ銀行に口座を作ることで、ある程度親の信用度を引き継ぐことができます。ゼロから信用を積み上げていくよりも、こっちの方がはるかに効率的で賢い方法ですね。
クレジットカードは2枚にする
クレジットカードには、「クレジット枠」とは別に、「キャッシング枠」がついています。この「キャッシング枠」というのは、仮に使っていない場合でも、「借金可能な金額」として銀行側はカウントしてくれます。
なので所有しているクレジットカードの枚数が多ければ多いほど、銀行からの信用は下がりやすいというわけ。作り過ぎは要注意!
そういった観点から見て、クレジットガードは2枚持ちがべスト。
「基本の1枚」と「使えないと時用の1枚」の2枚です。
派手な腕時計をしていくのはNG
ダイヤが散りばめられているような、「いかにも」という派手な腕時計をするのはNG。銀行側からは、収入に見合わない分不相応と見なされ、浪費癖があるんじゃないかと疑われる可能性があります。収支のバランスがめちゃくちゃだと判断される可能性があるわけですね。
当然お金にルーズな人にお金なんて借したくありませんから、悪い心証を与えてしまいます。
会話で横文字を使うのはNG
銀行員との会話で、横文字や略語、専門用語を使うのはNG。横文字や略語、専門用語は多用しすぎると、相手にうさんくさい印象を与え、自分の評価を下げてしまう恐れがあります。
誰にでもわかるような言葉で、真摯に会話をするのが大切なんですね。
文字はキレイに書く
最終的に融資をするかしないかを決定するのは上司。作成された書類を、その銀行の課長、副支店長、支店長がチェックし、最終的な判断を下します。
その書類に書かれている文字が書きなぐったような汚い文字だと、やはり銀行側は「大丈夫かな?」と不安になってしまいます。
文字には上手い・下手がありますが、下手でもいいけれど丁寧に記入するのが大切になってきますので、書類に記入する際には意識してみてください!
毎月積立預金をする
銀行が優先的に見るところは額ではなく、「頻度」と「正確さ」です。毎月預金をするという行為は、お金だけでなく信用も同時に積み立てているのと同じこと。銀行にとって、毎月の取引の履歴というのは、その人の信用度をはかる上で、重要な要素のひとつになっているわけですね。
さいごに
以上、番組内で紹介された「ローンが組みやすくなる・審査を通りやすくなる方法」の簡単なまとめでした。総じて、個人の信用度をいかにアピールできるかがポイントになっているんですね。
お金にルーズではなく、誠実であるということを念頭に臨むことが、審査を突破するうえで大切だということがよくわかりました。