野菜1
2015年6月23日(火)にテレビ朝日系列で放送された「林修の今でしょ!講座」は「今学びたい3本立て!3時間スペシャル」でした。


今、この時期だからこそ学びたいテーマの講座が3つ放送されており、その中のひとつが、「この夏食べたい! 本当に体に良い野菜BEST5」でした。

体に良い旬の野菜をランキング形式で紹介していくこの企画、もはや「林修の今でしょ!講座」ではおなじみで、人気企画のひとつですよね♪


健康のことを考えた時に、この夏に積極的に摂るべき夏野菜が5つ紹介されていました。

夏と言えば、太陽の光を浴びた野菜たちが旬を迎えて、非常においしくなる季節!

加えて、夏野菜はおいしいだけでなく、栄養も満点! 美容&健康にはもってこいです。

しかし、そんな魅力的な食材である「夏野菜」も、調理の仕方を間違ってしまうと、せっかくの豊富な栄養素を台無しにしてしまいます。


番組内では、おいしく栄養豊富な夏野菜と、それを効果的・効率的に食べるための料理が併せてレクチャーされていました。

以下、その内容を簡単にまとめましたので、夏の暑い日々を健康的に乗り切りたい方は、ぜひ参考にしてみてください♪


ちなみに、栄養学の見地から「この夏食べたい! 本当に体に良い野菜BEST5」を教えてくれたのは、管理栄養士の岸村康代先生です。

人参をかじる男性
枝豆
まず体に良い夏野菜ランキングの5位にランクインしたのが「枝豆」です。

夏にはビール片手についつい手を伸ばしてしまう枝豆ですが、極めて栄養価が高いことで有名。

そもそも枝豆は、大豆の未熟果(大豆が若く緑の状態で収穫されたもの)で、大豆と野菜の特徴を併せて持っています。いわば、大豆と野菜のいいところを兼ね備えた、ハイブリッド的な野菜というわけですね。


◆たんぱく質が豊富!
栄養価的に見た時の顕著な特徴としては、野菜であるにもかかわらずたんぱく質が多く含まれている点が挙げられます。

野菜は、一般的にビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なイメージがある一方で、たんぱく質は少ないイメージが強いですよね。

この点枝豆は、ほかの野菜とはまるっきり違っていて、たんぱく質が非常に豊富なんです。なんとたんぱく質に関して言えば、牛バラ肉よりも豊富なんだとか! すごいですね~。

なので、枝豆は、ビタミンとたんぱく質が一度に摂れる、非常に優れた野菜なんです♪ もちろんお肉よりも低カロリーなのも嬉しいポイント!


◆ビタミンB群の宝庫!
そして枝豆のもうひとつの大きな特徴として挙げられるのが、ビタミンB群が豊富だということ。

枝豆には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸といった、いわゆるビタミンB群がふんだんに含まれています!

ビタミンB群は、自律神経を整えることにつながると期待できる栄養素なので、寒暖差で自律神経のバランスが乱れることで起こるクーラー病(だるさや頭痛)対策に最適な食材といえます。

また自律神経のバランスが崩れると夏バテにもなりやすくなるので、自律神経のバランスを整えて保ってくれる枝豆は、夏にもってこいの野菜なんですね♪


◆おすすめの食べ方
枝豆の栄養を逃さない、最高の食べ方・料理として紹介されたのが、「枝豆とシラスのパスタ」です。

必要な材料は次のとおり。
<材料(1人前)>
枝豆100g、シラス100g、パスタ80g、にんにく1片、鷹の爪1本、オリーブオイル適量、塩適量
枝豆とシラスで、ペペロンチーノ風に作ったシンプルなパスタなんですが、これが枝豆の栄養を摂取するうえではこの上なく理にかなった料理なんだとか!

重要なのは、シラスとあわせて食べる点。

先に書いたとおり、枝豆は栄養価が高く極めて優秀な野菜なんですが、動物性食品に含まれているビタミンB12が含まれていないという弱点があるんです。

このビタミンB12の不足をシラスでカバーしてあげることで、栄養価的に理想的なメニューに仕上がっているというわけ♪

岸村先生いわく、この「枝豆とシラスのパスタ」は、熱中症や夏バテ対策に有効な料理なので、ぜひ夏場に積極的に食べるようにしてみてください。



ゴーヤ
次いで、体に良い夏野菜ランキングの4位にランクインしたのが「ゴーヤ」。

ゴーヤは言わずもがな、沖縄料理によく使われる野菜ですよね。出先でゴーヤチャンプルーなどを食べることはありますが、正直家庭で調理する機会がこれまでほとんどなかった野菜です(汗)。

しかし、このゴーヤには、驚くべき健康効果が秘められていました!


◆チャランチン&モモルデシン
ゴーヤが体に良いとされる理由のひとつが、豊富に含まれている「チャランチン」と「モモルデシン」という成分になります。

耳慣れない「チャランチン」と「モモルデシン」ですが、これらはゴーヤのあの独特の苦みを生み出している成分のひとつで、血糖値を下げてくれる効果が期待できるとのこと。

この「血糖値」というのが、夏に食べるべき理由につながっているんです。


◆夏の血管疾患に注意!
実は、脳梗塞や心筋梗塞といった血管系の疾患は、夏場に急増するという傾向が顕著にあります。

血管疾患と聞くと、冬に多く発生するイメージが強いですが、実のところ、冬場よりも夏場の方が症例数が多いというデータがあるんです!

つまり、暑い夏こそ、血管系の病に注意を払わなければならないというわけ。

で、そこで大活躍してくれるのが、ゴーヤ(チャランチンとモモルデシン)。ゴーヤを食べて血糖値の上昇をおさえることで、血管系の病気に対して予防線を張っておけるというわけですね♪


◆おすすめの食べ方
岸村先生おすすめの食べ方は、「素揚げ」です。

カットしたゴーヤをシンプルに油で揚げ、上にかつお節をまぶしただけの簡単料理ですが、栄養学的に見ると、非常に理にかなった調理法なんだとか。

先に書いた「チャランチン」と「モモルデシン」は水に溶けやすいという性質があるので、「油で揚げる」というのがこれらの栄養を逃さないためのベストな調理法なんです。

またゴーヤといえば、独特の苦みで食べる人を選びますが、かつお節と一緒に食べることで、苦みをだいぶ抑えられるので、無理なく食べられます♪


また岸村先生は、ゴーヤの素揚げを酢醤油で食べることを推奨していました。

お酢に含まれる酢酸には、血糖値の上昇を抑える働きが期待できるため、ゴーヤとあわせて食べれば、血管疾患対策としては鬼に金棒状態というわけです!



オクラ
次いで、体に良い夏野菜ランキングの3位にランクインしたのが「オクラ」。

納豆しかり、メカブしかり、ネバネバしたものは健康に良いという都市伝説がまことしやかに広く共有されていますが(笑)、野菜のネバネバ代表である「オクラ」も、堂々3位に食い込んできました♪


◆弱った胃腸を守る!
オクラのあのネバネバ成分は、「水溶性の食物繊維」と「糖タンパク」からできています。

これらが体内に入ると、「ムチン」という物質の分泌を促進されます。この働きこそ、夏にオクラを食べるべき理由に直結しているんです!

ムチンという物質は、簡単にいえば、胃腸の壁をバリアしてくれて、弱った胃腸を守ってくれる働きをしてくれます。

夏場といえば、どうしても冷たいものに手が伸びがち。キンキンに冷えたドリンクにビール、そしてアイスクリームにかき氷と、魅力的な食べ物がいっぱいですが、これらの食べ物によって私たちの胃腸は悲鳴を上げています。

なので、そんな夏に弱りがちな胃腸のためにも、オクラを積極的に食べることは、非常に大切なんですね♪


◆おすすめの食べ方
オクラを使ったおすすめ料理は、「オクラそうめんの温泉卵のせ」です。

料理名だけでおいしいのがわかるという、このなんとも言えない凄さ(笑)。

作り方は超簡単で、茹でたそうめんの上に、オクラ、温泉卵、刻み海苔をのせるだけ!

そうめん自体が消化にやさしいことに加え、この料理の最大のポイントはオクラと温泉卵をあわせているところになります。

温泉卵(半熟卵)は生卵よりも消化・吸収が良いという特徴があります。また卵のたんぱく質は胃の粘膜の材料になってくれるので、オクラとあわせて食べれば、胃腸の健康には最高だと言えるんです♪



赤パプリカ
次いで、体に良い夏野菜ランキングの2位にランクインしたのが「赤パプリカ」。

個人的には4位のゴーヤと同じく、あまり食べなじみのない食材。

「赤パプリカ」は、ピーマンやししとうと同じで、辛味が少ない唐辛子の仲間とのこと。

パプリカの中でも「赤」という制限が設けられているのにはしっかりとした理由があり、その理由こそが、「赤パプリカ」を夏に食べるべき理由の正体なんです。


◆カプサンチン
赤パプリカを食べるべき理由は、豊富に含まれている「カプサンチン」。

「カプサンチン」とは、赤い色素成分で、これこそ赤パプリカを赤色にしている成分にあたります。

この「カプサンチン」は、極めて高い抗酸化力をもつ成分として注目を集めていて、中には抗酸化力が強いとされるビタミンEよりもその力は強力だという研究報告もあるんだとか。

病気や老化の原因である活性酸素から身を守ってくれるのが「抗酸化力」なので、高い抗酸化力を有する赤パプリカは、美容・健康の強い味方と言えそうですね!


夏場は、紫外線が猛威をふるうシーズンでもあります。

紫外線を浴びると、体内で活性酸素が発生。

しっかりとした紫外線対策を行っていなければ、肌のシミ、顔のシワやたるみなどの原因になってしまいます。

強い紫外線によってダメージを受けた肌を、内側からしっかりと守ってくれるという意味で、赤パプリカ(カプサンチン)は夏には欠かせない食材なんですね♪


◆ビタミンC
赤パプリカが優れている点は、「カプサンチン」だけでなく、同じく強力な抗酸化力のある「ビタミンC」も豊富に含んでいるところにもあります。

ビタミンCの含有量は、夏野菜の中でも断トツ! なんとその量は、レモンの約3.4倍になるんだとか! これからは「ビタミンCを摂るなら赤パプリカ」が合言葉になりそうです(笑)。

ビタミンCには、シミの原因となるメラニン色素の過剰な生成を抑える働きがあるので、シミの予防効果が期待できます。

先のカプサンチンとあわせて、赤パプリカは、最高の紫外線対策食材といえます!


◆おすすめの食べ方
赤パプリカの栄養素を逃さない食べ方として推奨されたのが「カレー」。

パプリカに含まれるカプサンチン&ビタミンCは、加熱しても壊れにくいだけでなく、油で炒めてあげることで吸収率もアップするので一石二鳥なんだとか。

ちなみに赤パプリカの以外のカレーの具材としては、トマトやナスがおすすめ。トマトに含まれているリコピンやナスに含まれているナスニンも抗酸化物質になります。

さらにカレー粉に含まれるクルクミンも抗酸化物質なので、紫外線対策には最強の料理と言えますね♪



明日葉
栄えある、体に良い夏野菜ランキングの1位に輝いたのは「明日葉」でした。

意外すぎるランクインですよね(笑)。林先生も「ニンニクじゃない!?」と驚いていました。何を隠そう、私も絶対1位はニンニクだと思っていたので・・・(苦笑)。

明日葉は、東京都八丈島が発祥だと言われている、セリ科の野菜です。強い生命力がある野菜として有名で、今日摘んでも明日には芽を出しているということから、「明日葉」と命名されたとのこと。

岸村先生いわく、明日葉は、現在研究者の間で注目を集めている野菜のひとつなんだとか。


◆カルコン類
明日葉で注目すべきは、多分に含まれている「カルコン類」という成分。

この「カルコン類」には、体脂肪の蓄積を少なくする、すなわちダイエット効果が期待できるんです! また体重の減少だけでなく、血中の脂質やコレステロールなども抑えてくれる働きも期待できるんだとか。

カルコン類の研究というのは、動物実験を経て、現在は少人数の臨床実験の段階なので、明日葉だけを食していればみるみる痩せるというところまでは判然としていません。しかし、その可能性がある野菜として非常に注目を集めているとのこと。


◆栄養素の宝庫!
明日葉が優れているのは、カルコン類だけでなく、ほかの栄養素もバランス良くかつ豊富に含まれている点!

メタボ対策に期待できる食物繊維、脂質の代謝を上げるビタミンB2、むくみ症対策に期待できるカリウム、骨粗しょう症対策に期待できるビタミンKなどが、突出して多く含まれています。

明日葉はまさに、あらゆる栄養素を兼ね備えているスーパー野菜というわけですね♪


◆おすすめの食べ方
明日葉のおすすめの食べ方は、「明日葉スムージー」です。

おしゃれ女子なら、寝起きに必ず飲むであろうスムージーが、明日葉の栄養素を逃さずに摂取するうえでは有効とのこと!

明日葉は生で食べると、独特のクセ・苦みがあるんですが、かといって茹でてしまうと、栄養素が水に溶けだしてしまうという厄介な性質があります。

これらを考慮すると、スムージーがベストな摂取の仕方になるわけですね~。

岸村先生オリジナルの「明日葉スムージー」に入れる材料は次のとおりです。
<材料(1人前)>
明日葉2本、ヨーグルト70g、豆乳250g、バナナ1/4本、レモン汁1/4個分、はちみつ大さじ1杯
これらの材料をミキサーにかければ、「明日葉スムージー」の完成!

バナナ、レモン汁、はちみつが、明日葉の特有の苦み・クセを緩和させてくれています。

またヨーグルトの乳酸菌は腸内環境を整えてくれますし、豆乳の大豆たんぱく質にはコレステロールなどの脂質の上昇を抑える働きが期待できるので、まさにメタボ対策には有効なスムージーと言えますね♪


さいごに
以上、番組内で紹介された「体に良い夏野菜ランキングとその調理法」の簡単なまとめでした。

さすがは野菜のプロの選出ということだけあって、知らない情報が満載で非常に参考になりましたね。

特に第1位の明日葉なんて、ダークホースもいいとこ(笑)。これまで数えるほどしか食べたことがなかったですが、これからは積極的に食べていきたいと思います!

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