2015年7月8日(水)にNHKで放送された「ためしてガッテン」は、「3人に1人が激痛に!帯状疱ほう疹!超早期発見スペシャル」でした。
この回の「ためしてガッテン」のテーマである「帯状疱疹」というワードを聞いてびくっとしました。なぜなら、現在私の身近なところにこの「帯状疱疹」を患って、その痛みに苦しんでいる人がいるため。
将来的には日本人の3人に1人が「帯状疱疹」になる可能性があるとまで言われているとのこと。自分の近くにかかった人がいるのでこの病の近さを強く感じましたね。
その友人いわく、脇腹あたりがシクシクと痛むらしく、その痛みはかなり長期間継続しているとのこと。
痛みが出だして背中を確認すると帯状にぶつぶつ(発疹)ができていたので病院に行ったところ、「帯状疱疹」と診断されたんだとか。現在友人は塗り薬と飲み薬で治療中です。
友人の場合、痛みはあるものの日常生活を送る上では特に問題ないのでよかったんですが、中には激痛を伴うケースもあり、日常生活や仕事に支障をきたすこともあるとのこと。
怖く厄介な上に、3人に1人という身近な病気だからこそ注意していきたいですね。
番組内では「帯状疱疹」のメカニズムに始まり、前触れの見極め方・サイン、無料でできる予防法などが丁寧にレクチャーされていました。
以下、その内容を簡単にまとめました。
かかると怖い「帯状疱疹」。ぜひ参考にして、しっかりと予防線を張っていってください!
水ぼうそうにかかると、その水ぼうそうウイルスと免疫細胞とが闘います。
最終的に免疫細胞が勝つことで水ぼうそうは治るんですが、実は水ぼうそうウイルス自体は完全には死滅せずに、逃げのび、体内に潜んでいるんです。
水ぼうそうウイルスが潜んでいる場所は、脊髄にある「神経節」。神経節とは、神経細胞がたくさん集合しているところにあたります。
この潜み方というのがまた恐ろしく、なんとDNAを神経細胞の中に残すというやり方で潜んでいるんです! エイリアン的な恐ろしさを感じますよね。
この神経節に潜んでいるウイルスが、体の免疫力が落ちた時に暴れ出すことによって引き起こされるのが「帯状疱疹」というわけ。
大抵3日以内に抗ウイルス薬を服用すれば、すんなりと治りますが、この3日というのはあくまで目安。1時間でも早く抗ウイルス薬を服用するにこしたことはありません。
帯状疱疹にかかったかどうかセルフチェックするには、最初にできる発疹を見逃さないことが求められます。最初に発疹ができた時点で病院に行って処置をすれば、激痛は避けられます。
しかし、この最初の発疹が帯状疱疹によるものかどうかを見分けるは極めて難しい行為。正直素人目では、ダニに噛まれてできたものと帯状疱疹によってできたものとの区別はできません。
ここまで聞くと、帯状疱疹を早期発見するのは難しいように思えるんですが、実は発疹以外にも帯状疱疹のサインが存在しているんです。しかも、わかりやすいサインなので見逃すという失敗がありません。
その明確なサインとは、「チクチク」あるいは「ビリビリ」という類の電気が走るような痛み。ウイルスが皮膚に出てくるまでの通り道が神経なので、このようなタイプの痛みになるとのこと。
具体的には、皮膚の内側に電気が走るような痛みや違和感を感じたら注意深くその箇所を観察します。そしてその箇所に発疹が出たら、帯状疱疹の可能性が高いと判断し、すぐさま病院(皮膚科)へ行きましょう!
ワクチンとはすなわち、増殖力を弱めたウイルスを注射によって体の中に入れることで免疫を形成させるというもの。
先に書いたとおり、帯状疱疹の原因は水ぼうそうウイルスなので、ものすごく微力な水ぼうそうウイルスを注射で打つことで、予防することが可能なんですね。
この微力な水ぼうそうウイルスも、神経節の中で潜伏すると考えられています。しかし復活する力が非常に弱いので、帯状疱疹になることはないとのこと。
ちなみに水ぼうそうのワクチンは、1歳児と2歳児が対象になっており、2回(3か月以上あける)打つことができ、予防効果も高まります。
昨年10月から原則無料になったので、気軽に打つことができます。水ぼうそうだけでなく、将来的に帯状疱疹にかかるリスクも避けることができることを考えると、ものすごく価値のある予防接種といえますよね。
この水ぼうそうのワクチンは大人も受けることができ、予防効果も期待できます。しかし帯状疱疹の予防への使用はまだ未承認のため、自費で1万円前後の費用がかかってしまいます。
お金がかかってもかまわないので予防がしたいという方は、皮膚科や内科の先生などに相談すれば、理解して接種してくれるとのこと。
かかると怖い病気ですが、そのサインを見逃さなければ悪化を防ぐことができますし、予防法も確立されているとのことなので、かなり安心しました♪
番組内で紹介されたサイン・見分け方をしっかりと頭の中に入れておいて、早期発見できるようにつとめたいと思います!
この回の「ためしてガッテン」のテーマである「帯状疱疹」というワードを聞いてびくっとしました。なぜなら、現在私の身近なところにこの「帯状疱疹」を患って、その痛みに苦しんでいる人がいるため。
将来的には日本人の3人に1人が「帯状疱疹」になる可能性があるとまで言われているとのこと。自分の近くにかかった人がいるのでこの病の近さを強く感じましたね。
その友人いわく、脇腹あたりがシクシクと痛むらしく、その痛みはかなり長期間継続しているとのこと。
痛みが出だして背中を確認すると帯状にぶつぶつ(発疹)ができていたので病院に行ったところ、「帯状疱疹」と診断されたんだとか。現在友人は塗り薬と飲み薬で治療中です。
友人の場合、痛みはあるものの日常生活を送る上では特に問題ないのでよかったんですが、中には激痛を伴うケースもあり、日常生活や仕事に支障をきたすこともあるとのこと。
怖く厄介な上に、3人に1人という身近な病気だからこそ注意していきたいですね。
番組内では「帯状疱疹」のメカニズムに始まり、前触れの見極め方・サイン、無料でできる予防法などが丁寧にレクチャーされていました。
以下、その内容を簡単にまとめました。
かかると怖い「帯状疱疹」。ぜひ参考にして、しっかりと予防線を張っていってください!
帯状疱疹の原因・メカニズム
帯状疱疹にかかる原因は、幼少期に日本人の9割がかかる「水ぼうそう」のウイルス。帯状疱疹と水ぼうそうには根深い関係性があります。実は、帯状疱疹の原因は、水ぼうそうのウイルス。
一度は治癒した水ぼうそう。しかし水ぼうそうウイルスは完全には死滅しておらず、体内に潜伏しており、これがまた暴れ出すことによって帯状疱疹は引き起こされる。
水ぼうそうにかかると、その水ぼうそうウイルスと免疫細胞とが闘います。
最終的に免疫細胞が勝つことで水ぼうそうは治るんですが、実は水ぼうそうウイルス自体は完全には死滅せずに、逃げのび、体内に潜んでいるんです。
水ぼうそうウイルスが潜んでいる場所は、脊髄にある「神経節」。神経節とは、神経細胞がたくさん集合しているところにあたります。
この潜み方というのがまた恐ろしく、なんとDNAを神経細胞の中に残すというやり方で潜んでいるんです! エイリアン的な恐ろしさを感じますよね。
この神経節に潜んでいるウイルスが、体の免疫力が落ちた時に暴れ出すことによって引き起こされるのが「帯状疱疹」というわけ。
帯状疱疹のサイン・見分け方
帯状疱疹の早期治癒のためには、早期発見&早期治療が望まれます。大抵3日以内に抗ウイルス薬を服用すれば、すんなりと治りますが、この3日というのはあくまで目安。1時間でも早く抗ウイルス薬を服用するにこしたことはありません。
帯状疱疹にかかったかどうかセルフチェックするには、最初にできる発疹を見逃さないことが求められます。最初に発疹ができた時点で病院に行って処置をすれば、激痛は避けられます。
しかし、この最初の発疹が帯状疱疹によるものかどうかを見分けるは極めて難しい行為。正直素人目では、ダニに噛まれてできたものと帯状疱疹によってできたものとの区別はできません。
ここまで聞くと、帯状疱疹を早期発見するのは難しいように思えるんですが、実は発疹以外にも帯状疱疹のサインが存在しているんです。しかも、わかりやすいサインなので見逃すという失敗がありません。
その明確なサインとは、「チクチク」あるいは「ビリビリ」という類の電気が走るような痛み。ウイルスが皮膚に出てくるまでの通り道が神経なので、このようなタイプの痛みになるとのこと。
具体的には、皮膚の内側に電気が走るような痛みや違和感を感じたら注意深くその箇所を観察します。そしてその箇所に発疹が出たら、帯状疱疹の可能性が高いと判断し、すぐさま病院(皮膚科)へ行きましょう!
水ぼうそうのワクチンで予防する
帯状疱疹は、水ぼうそうのワクチン(予防接種)で予防することができます。ワクチンとはすなわち、増殖力を弱めたウイルスを注射によって体の中に入れることで免疫を形成させるというもの。
先に書いたとおり、帯状疱疹の原因は水ぼうそうウイルスなので、ものすごく微力な水ぼうそうウイルスを注射で打つことで、予防することが可能なんですね。
この微力な水ぼうそうウイルスも、神経節の中で潜伏すると考えられています。しかし復活する力が非常に弱いので、帯状疱疹になることはないとのこと。
ちなみに水ぼうそうのワクチンは、1歳児と2歳児が対象になっており、2回(3か月以上あける)打つことができ、予防効果も高まります。
昨年10月から原則無料になったので、気軽に打つことができます。水ぼうそうだけでなく、将来的に帯状疱疹にかかるリスクも避けることができることを考えると、ものすごく価値のある予防接種といえますよね。
この水ぼうそうのワクチンは大人も受けることができ、予防効果も期待できます。しかし帯状疱疹の予防への使用はまだ未承認のため、自費で1万円前後の費用がかかってしまいます。
お金がかかってもかまわないので予防がしたいという方は、皮膚科や内科の先生などに相談すれば、理解して接種してくれるとのこと。
さいごに
以上、番組内で紹介された「帯状疱疹」に関する情報の簡単なまとめでした。かかると怖い病気ですが、そのサインを見逃さなければ悪化を防ぐことができますし、予防法も確立されているとのことなので、かなり安心しました♪
番組内で紹介されたサイン・見分け方をしっかりと頭の中に入れておいて、早期発見できるようにつとめたいと思います!