
テーマが3つ扱われている中、そのひとつが大好評の「科学的調理法」でした。これまで2回扱われたこのテーマは、料理に科学的な知識を取り入れることで、格段においしくさせるというもの。
これまでの料理の常識をものの見事に裏切る作り方・レシピながら、できあがった料理はとんでもなくおいしいものばかりということで、非常に人気のテーマです!
今回も、科学的な根拠に基づいた、驚きのテクニックや工夫、裏技がたくさん披露されていました♪
で、今回スポットライトが当てられた料理は、「カレーライス」でした。
カレーライスといえば、発祥・本場はインドであるものの、日本のガラパゴス文化に揉まれる過程で独自の進化を遂げ、もはや「日本食」と言ってもいいくらいの存在になってますよね。
子どもから大人まで幅広い層に支持される料理ですし、外食で食べる機会も多いと思われます。当然家庭で作る機会も多いわけですが、できればおいしいカレーライスを作りたいですよね。
科学的調理法のテクニック・知恵を織り交ぜれば、なんと作りたてのカレーを3日間寝かせたような味わいに仕上げることができます!
コク深く、旨味を強く感じる、あの寝かせたカレーの味わいを、すぐに作り出せるんなら、試さない手はないですよね。というか、試さずにはいられません(笑)。
以下、番組内で紹介された「科学的カレーライスの作り方・レシピ」を簡単にまとめました。
頻繁に家庭でカレーを作っているという方は、ぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに、今回も科学的調理法を伝授してくれたのは、フランス料理シェフ・料理研究家の水島弘史さんです。

科学×カレーライス
今回科学の力を借りて作るカレーライスが目指すのは、①ホクホクのジャガイモ、②ジューシーな肉、③味に広がりのあるルウ、という3つを兼ね備えた、プロ級の味わいのもの。時間をかけずに、プロ級の味を目指すわけですね♪
以下、「①具材の下準備」、「②お肉の下準備」、「③ルウ」の3つのステップに分けて、科学的カレーライスの調理法を解説します。
①具材の下準備
まずは、カレーに使用する具材の下準備から。
この下準備に、煮崩れを防ぐポイントがあるんです。
方法は簡単で、水を入れた鍋に、カットした野菜(ジャガイモ、人参、玉ねぎ)を投入し、火を通していきます。火加減は弱めの中火で、温めていく感じ。で、水の温度が50度になったら一度火を止め、3分ほど待ちます。
3分経過したら、野菜たちをお湯から出します。
この工程を行うことで、煮崩れを防ぐことができます。
そもそも煮崩れとは、食材に熱を加え過ぎることで細胞自体がくっついていられない状態になり崩壊し、そこに水分が入り込むことで発生します。
水の状態から徐々に温めていくと、野菜たちは自ら細胞を守るために膜を作るようになるので、煮崩れが起きなくなるんだとか。ちょうど50度で火を止めたところで、野菜たちは細胞を守る膜を作り始めるとのこと。
②お肉の下準備
野菜の下準備が済んだら、続いてはお肉の下準備に入ります。
この下準備を行えば、安いお肉も高級なお肉に勝るとも劣らない味になってくれます!
ポイントは、低速加熱で、細胞を収縮させないこと。簡潔にいえば、弱い火力で徐々に温度を上げていくというわけです。これが、科学的にみると、細胞の収縮を防ぎ、旨味と水分を逃さない焼き方になります。
お肉は一気に急激な熱を加えてしまうと、ぎゅーっと細胞が収縮してしまい、お肉に含まれている旨味や水分が失われてしまうので、結果味気ないお肉になってしまうんだとか。
方法は、まずフライパンにカットしたお肉を入れ、弱めの中火で加熱していきます。弱火なので、焼きあげる際の音はほとんどしません。とにかくじっくり&ゆっくり火を通していきましょう!
お肉を焼く際のもうひとつのポイントは、皮から焼いて、しっかりと焼き色をつけること。焼き色がつくと、メイラード反応というのが起こり、旨味と香りが格段にアップします!
③ルウ
続いては、カレーライスの味の決め手である「ルウ」。
先ほどお肉を焼きあげたフライパンにバルサミコ酢を入れます。なんとカレーにお酢を使用するんです!
そしてバルサミコ酢とお肉が合わさったフライパンを加熱し、バルサミコ酢の酸味を飛ばすことで、味を和らげてきます。で、これを工程①の野菜と合わせたら、ルウ作りの準備は完成。
次いで市販のルウをボウルに入れ、そこに野菜・バルサミコ酢・お肉をあわせた煮汁を若干注ぎ入れ、ルウを溶かします。これはルウが塊のまま残るのを防ぐため。
ルウが完全に溶けたら、それをフライパンの中に流し入れます。そして、さらにそこにメープルシロップを入れるんですが、これが科学的に大きなポイント!
カレーにメープルシロップって、もう意外過ぎるんですが、メープルシロップの甘みを加えることで、味覚のバランスが良くなり、結果おいしさを感じやすいルウに仕上がるとのこと。
あとはこれをグツグツと煮詰めれば、科学的カレーライスの完成です!
ジャガイモがホクホクで、お肉もジューシー、味に深みと広がりを感じることができるプロ級のカレーです♪
さいごに
以上、番組内で紹介された「科学的カレーライスの作り方・レシピ」の簡単なまとめでした。手間暇はかかるんですが、これだけの工夫で味わいがアップするなら試さない手はないですよね! カレー好きの方は、ぜひ一度トライしてみてください♪
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