チョコレート
2015年10月19日(月)に、テレビ東京系列で放送された「主治医が見つかる診療所」のテーマは、「突然死を防ぎ家族を守る コレステロールの新常識」でした。

今現在、日本人の死亡原因の4人に1人の割合を占めているのが、心疾患や脳血管疾患といった血管の病気。いわゆる心筋梗塞や脳梗塞といったものですね。血管の病というのは、そのまま命に直結するような危険な病気がほとんどです。


今回の「主治医が見つかる診療所」では、心臓血管系の病の予防法として、「チョコレートを食べる」というのが紹介されていました。

なんとチョコレートを毎日食べ続けることで、善玉コレステロール値が増え、心臓血管系の病気の予防につながっているんだとか。この効果は、近年の研究で証明されたばかりの、非常に新しい情報とのこと。


以下、番組内で紹介された「チョコレートを食べて善玉コレステロール値をアップさせる方法」を簡単にまとめました。

最新科学が解明した血管の病気の予防法、ぜひ参考にしてみてください!

カルテを書くドクター
チョコレートを食べると善玉コレステロールが増える
チョコを食べると善玉コレステロール値が改善されるという事実は、大規模な調査によって判明しました。

調査内容は、調査対象者(347人:男性123人/女性224人)に、カカオ含有量72%のチョコレートを毎日25g食べてもらい、それを4週間続けるというもの。

この調査を実施した結果、参加者の善玉コレステロール値の平均値は大きく改善されました!



メカニズム
この大規模調査を主導されたのは、愛知学院大学教授の大澤俊彦農学博士です。

大澤先生いわく、チョコレートを食べて善玉コレステロール値が改善された背景には、チョコレートに含まれている「カカオポリフェノール」が関係しているとのこと。

近年の研究によって、この「カカオポリフェノール」に、血中内の善玉コレステロールの値を、非常にはっきりと上げる作用があることがわかったんです!

チョコを食べると、体内にカカオポリフェノールが取り込まれるので、血管が健康になる効果が期待できるというわけですね。


ただし、注意点がひとつあって、効果が期待できるチョコレートは、カカオ含有量72%以上の、いわゆる高カカオチョコに限られます。食べる量も1日25g食べた場合です。

一般的な甘いチョコレートではないので、十分注意してください。



さいごに
以上、番組内で紹介された「チョコレートを食べて善玉コレステロール値をアップさせる方法」の簡単なまとめでした。

日本人の死因の大部分を占めるのが血管系の病なわけですから、しっかりと予防線を張っていくに越したことはありません。

ぜひこの情報を参考にして、血管を健康な状態にしてあげてください!

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