2015年10月29日(木)に日本テレビ系列で放送された「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」の「県民熱愛グルメ」というコーナー内で、宮城県民が熱愛するグルメ「はらこめし」が取り上げられていました。
宮城県を代表する有名なグルメといえば、やはり何といっても牛タンですよね。
旨味のつまった厚みのある牛タン、私も大好きですが、今回の「秘密のケンミンSHOW」では、宮城県では牛たんと双璧をなすご当地グルメとして有名な「はらこめし」が特集されていました。
「はらこめし」とは、端的にいうと海鮮丼です。イクラと焼き鮭を熱々ご飯の上にのせた仕様で、宮城県では非常にポピュラーで、県民に親しまれているのこと。
宮城県民からの愛されぶりは素晴らしく、宮城県内に「はらこめし」を提供する店は100軒以上あるとのこと! 居酒屋のメニューなんかにも普通に名を連ねています。
また、お店で食べる以外にも、宮城県内のスーパーでは、つゆ・鮭の切り身・イクラがセットになった「はらこめしセット」というものが普通に販売されているため、家庭料理としても「はらこめし」は食べられているんだとか。
牛タンのイメージが強すぎて記憶にはないんですが、ちゃんと「はらこめし」も駅弁としても販売されているとのことで、まさに宮城県のグルメの顔というポジションをがっちり掴みとっている感じ。
「はらこめし=県民食」という図式が、宮城県民の皆さんの頭の中にはある模様♪
この回の「秘密のケンミンSHOW」では、まだそれほど全国的には知名度がない「はらこめし」が一体どんなものなのか、地元に根付いた背景は何か、提供しているお店はどこか、という情報が紹介されていました。
以下、番組内で紹介された「はらこめしに関する情報」を簡単にまとめました。
宮城県の地元グルメを味わい尽くしたという方は、ぜひ参考にしてみてください!
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はらこめし
「はらこめし」とは、先に書いたとおり、鮭とイクラを使った海鮮丼なんですが、番組内では、もっともスタンダードなタイプの「はらこめし」の作り方が解説されていました。以下にそれをまとめました。◆スタンダードなはらこめしの作り方<田園(亘理店)の場合>
①三陸沖であがった地元の銀系のオス鮭を切り身にする。
②この切り身を、創業以来継ぎ足しで使っている「鮭専用のタレ(鮭のアラ・昆布・醤油・酒・みりんで作った物)」で茹でて火を通す。
③次いで、②で使った鮭の煮汁をお米と合わせ、炊き込みご飯を作る。
④鮭の旨味がつまった炊き込みご飯を丼に盛り、その上に②の煮た鮭をぎっしりと敷き詰める。
⑤最後に、自家製のイクラの醤油漬けをたっぷり豪快にトッピングしたら完成!
鮭とイクラを使った海鮮丼といえば、北海道の「鮭イクラ丼」が有名ですが、これとの最大の違いは、「はらこめし」には炊き込みご飯が使われている点。
ご飯そのものに鮭の旨味がついているので、鮭の味わいをより一層濃く感じられる点が、多くの宮城県民のハートを射抜いている要因の模様♪
ルーツ・歴史
「はらこめし」はもともとは、宮城県南部の亘理町荒浜に伝わる「郷土料理」のひとつです。荒浜は、鮭が遡上する阿武隈川の河口にあるため、江戸時代の頃から鮭の産地として有名。
「はらこめし」は、五穀豊穣と豊漁を祝う秋祭りで食べられていたものが始まりと言われています。
詳細は不明なものの、「はらこめし」は仙台藩主・伊達政宗にも献上されたことがあるという説も存在し、宮城の沿岸部を中心にしながら県全域に広がっていったと考えられています。
食べられるお店
番組内で紹介された、「はらこめし」が食べられるお店を簡単にまとめました。◆田園(亘理店)
「田園(亘理店)」は、宮城県亘理町にあるお店。
上述した「はらこめしの作り方」はこのお店のもので、もっともスタンダードなはらこめしを食べられます。
「田園(亘理店)」の公式ホームページはこちらになります。
◆中華飯店 靉龍
「中華飯店 靉龍」は、仙台市宮城野区にある中華料理店。
こちらでは、炊き込みご飯の部分がチャーハンになった、「はらこ炒飯」が食べられます。
「中華飯店 靉龍」の食べログページはこちら。
◆Blair House
「Blair House」は、仙台市青葉区にあるイタリア料理店。
こちらでは「はらこリゾット」や「はらこピッツァ」という超変化球のはらこめしを食べることができます。
「Blair House」の公式ホームページはこちらです。
さいごに
以上、番組内で紹介された「はらこめしに関する情報」の簡単なまとめでした。鮭の旨味を味わい尽くせそうな、非常に魅力的な丼でしたね♪
海鮮が大好きな方は、ぜひ宮城県を訪れた際に食べてみてください!
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