お風呂場
2015年11月10日(火)にテレビ朝日系列で放送された「林修の今でしょ!講座」は、「『名医のプライベートでやっている入浴法』& 『時代劇ミステリー』の2本立てスペシャル」でした。

今回の「林修の今でしょ!講座」では、人間の健康を考えるうえで極めて重要な「入浴」にスポットライトを当てており、さまざまな角度から「入浴」を深く掘り下げていました。


一日の疲れをリセットする意味で、「入浴」はとても有効な手段ですよね!

働き疲れて帰宅したあと、あるいはいろんな家事を終えて入るお風呂というのは、その日の疲れや感じていたストレスを吹き飛ばしてくれる素敵なリラックス方法のひとつ。

体をキレイに洗って湯船にゆったりと浸かり、体をポカポカに温めれば、明日へ向けての英気を養える気がしますよね♪

そんな体の汚れを落とすとともに気分をリフレッシュするのにも最適な「入浴」。それぞれ独自の入浴法を実践されていると思われます。


番組内では、この「お風呂の入り方」に医学的・科学的な視点を入れ、求める効果別での有効な入浴法がレクチャーされていました。

具体的には、風邪の時に推奨されるお風呂の入り方、ダイエット効果が期待できる入浴法、肌に良く美肌効果が期待できる入浴法、そして快眠へ誘ってくれる入浴法、体臭を防ぐ入浴法、疲労回復効果抜群のお風呂の入り方の6つが紹介されていました。

何気なく入っているという方も多いお風呂ですが、お湯の温度や湯船に浸かる時間などを変えることで、得られる効果は変わってくるとのこと。

すなわち症状によってお風呂の入り方を変えれば、非常に効率的にその症状を改善させることができるというわけです。


以下、番組内で紹介された「症状別入浴法」を簡単にまとめました。

お風呂に対する意識が変わること間違いなしの情報が満載でしたので、ぜひ参考にしてみてください!


ちなみに、入浴法に関する情報をレクチャーしてくれたのは、温泉治療法研究のスペシャリストで東京都市大学教授・医学博士の早坂信哉先生です。

先生いわく、その日の体調や目的にあわせて、お風呂の入り方を変えることが医学的には重要とのこと。

医者
睡眠・快眠
医学的に、お風呂と睡眠には深い関係があり、お風呂の入り方次第で、ぐっすりと眠ることが可能!

以下、質の高い良い睡眠をするための入浴法のポイントをまとめました。

◆タイミング
ぐっすり眠るために一番重要なのが、お風呂に入るタイミングです。

医学的には、眠る2時間前に入るのがベスト。

人間は、基本的に体温が下がっていくと眠くなります。すなわち、体温が下がる状態・環境を、お風呂によって作りだせれば、ごく自然に睡魔がやってくるというわけ。


入浴をすると、当然深部体温(体の中心部の温度)は上がります。

で、お風呂から出れば当然体温は下がるわけですが、この急激に体温が下がることを利用すれば、うまく睡魔を感じることができるというわけ。

入浴で上がった体温が、眠るのに最適な温度になるのが入浴後の2時間後なので、逆算して寝る前の2時間前に入るようにすれば、質の高い睡眠がとれるというわけです。



◆背中をゴシゴシ洗う
先に書いたとおり、ぐっすり眠るためには、お風呂で体温をしっかりと上げることが重要になってきます。

そこで、お風呂場で効率よく体温を上げる方法として、「背中をゴシゴシ洗う」というのが紹介されていました。

やり方は簡単で、タオルで背中をゴシゴシこするだけ。

肩甲骨の周りには多くの筋肉が繋がっています。背中をゴシゴシする動作をすると、この肩甲骨がよく動きます。すると、数多くの筋肉が活発に動くことになるので、しっかりと体があたたまってくれるというわけ。



◆冷たい水を飲む
体温を上げたら、今度はそれをしっかりと下げなければなりません。

やり方は簡単で、お風呂上がりに冷たい水を1杯飲むだけ。

お風呂上がりに冷たい水を飲むと、体の温度がさっと下がってくれるので、寝付きが非常に良くなるとのこと。



美肌
美肌のためにはお風呂は非常に大切ですが、巷では間違った入り方、すなわちお肌に良くない入り方をしている方が非常に多いんだとか。

以下、肌に良いお風呂の入り方をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

◆最適な入浴時間は10分
肌にとって長時間の入浴はNG。一般的に、長時間お風呂に浸かると、デトックス効果があってお肌に良いと思われていますが、実際は逆。

長い時間お風呂に浸かると、肌を覆う皮脂が必要以上にはがれ落ちてしまい、肌の保湿成分が失われてしまいます。その結果、肌の水分量は減ってしまうため、乾燥する冬は特に肌荒れにつながる可能性が増してしまうとのこと。



◆42℃
入る時間は10分で、温度は42℃の高温がベスト。

理由は、42℃の高温だと体内で「ヒートショックプロテイン」が作られやすいためです。

「ヒートショックプロテイン」とは、熱さの刺激で作られるたんぱく質のことで、肌を修復する働きを持っています。すなわちこれが体内にたくさんあれば、肌のコンディションをプラスにしてくれるというわけ。


ただし、42℃のお湯に10分という入浴法を連続で行うのはNG。

体が温度に慣れてしまい、「ヒートショックプロテイン」が出なくなってしまいます。この入浴法は、1週間に2回程度にとどめるのがポイントです。



◆10分間保温
お風呂上がりに服を着たらすぐにバスタオルや毛布に包まって10分間保温すると、さらに「ヒートショックプロテイン」を増やすことができます。

バスタオルや毛布に包まることで、入浴後の体温の低下を抑えられるため、熱の刺激が継続し、効率よく「ヒートショックプロテイン」が増やせるというわけ。



◆足の裏をゴシゴシ洗う
またお肌のために、足の裏をゴシゴシ洗うのも重要。

足の裏を洗うことが、肌の新陳代謝を高めると言われている肝臓と腸の末梢神経の刺激につながるため、肌に良いと考えられています。



ダイエット
お風呂とダイエットにも深い関係があります。

毎日入るお風呂で痩せることができれば、非常にお手軽で助かりますよね♪

以下、ダイエット効果が期待できる入浴法のポイントを簡単にまとめました。

◆タイミング
重要なのはお風呂に入るタイミング。

そもそも食事をとると、血液中には糖や脂肪が増えます。これらをそのままにしておくと、中性脂肪として体内に蓄積され、肥満につながってしまいます。

で、中性脂肪になる前に入浴し、糖や脂肪をエネルギーとして燃やしてしまおうというのが、ダイエット効果が期待できる入浴法の考え方になります。


これを実践するうえで重要なのがお風呂に入るタイミング。ベストは、食事の1時間後とのこと。

1時間後なら、糖や脂肪が中性脂肪として累積される前に、運動のエネルギーとして使えるというわけ。



◆自転車こぎ運動
痩せるためには、浴槽の中で行う「自転車こぎ運動」も効果的。

やり方は非常に簡単で、湯船につかりながら、自転車をこぐ要領で両足を動かすだけ。

湯船の中で足を動かすと、適度な水圧がかかってくれるので、下半身の筋肉の効率的な運動になり、高いダイエット効果が期待できます。

水圧がかかった状態での運動はカロリー消費も大きいので、1分間ほどでも効果が期待できるとのこと。



◆浴槽の中で氷水を飲む
浴槽に浸かった状態で、氷水をコップ1杯飲むのもダイエットに効果的。

体内に入った氷水を、体温近くまで温めるには多くのエネルギーを使うため、痩せる効果が期待できます。水温が低ければ低いほど、体温近くまで上げるのにより多くのエネルギーを使うことになるので効果的とのこと。



体臭
言わずもがな、体臭を防ぐのにお風呂は欠かせませんが、実はただお風呂に入れば臭いを洗い落とせるという単純な話ではないんです。

以下、体臭を予防できる入浴法を簡単にまとめました。

◆朝に熱いシャワー
そもそも体臭は、寝ている間に作られた皮脂が、日中にかいた汗と混ざり合うことで発生します。

なので大切なのは、皮脂をいかに落とすか、という点。

そこで推奨されるのが、朝に熱いシャワーを浴びること。これにより、寝ている間に作られた皮脂をしっかりと落とすことができます。

皮脂がついていなければ、汗をかいても体臭が発生することはありませんので、体臭予防には有効!



◆首の後ろを洗う
また、首の後ろを入念にしっかりと洗うのもポイント。

これは、臭いのもとである皮脂が首の後ろから出ているためです。ここをしっかりと洗ってあげれば、皮脂をばっちり洗い落とすことができます。



疲労回復
温泉からのイメージか、お風呂=疲労回復という感じが強いですが、やはりお風呂と疲労回復には綿密な関係があるとのこと。ポイントはずばり「乳酸」。

以下、疲労回復に効果的な入浴法のポイントを簡単にまとめました。

◆熱い・冷たいの繰り返し
鍵を握っているのは乳酸。

乳酸と聞くと、疲れの原因というイメージが強いですが、最新の研究により、乳酸は疲労回復効果を発揮する物質(グルコース)に変化していることがわかったとのこと。

乳酸は肝臓に運ばれることで、グルコースに変化できます。しかし、血流がよくないと乳酸は筋肉にとどまり肝臓まで届いてくれないので、疲労が抜けてくれません、

なので、疲労を回復させるためには、血流を良くすることが大切になってくるとのこと。


そこで、血流を良くする=疲労回復に効果的なお風呂の入り方が、熱い・冷たいの繰り返しになります。

まず42℃のお湯に3分間入浴し、次いで20℃の水に20秒ほど手や足をつけます。これを2度繰り返すと、血流量のアップが期待できるとのこと。

温かいお湯に浸かると血管は広がり、逆に冷たい水にあたると血管は収縮します。この繰り返しにより、血管はまるでポンプのような働きをすることになり、血流がよくなります。血流がよくなれば、乳酸が肝臓に運ばれやすくなり、疲労回復が見込めるというわけです。



◆炭酸風呂
疲労回復には炭酸風呂も効果的。

炭酸は皮膚から吸収されます。結果、血中内に二酸化炭素が増加することになり、体は酸素不足と勘違いし、血管が拡張されます。その結果、血流がよくなるので、疲労回復につながるというわけ。

自宅で炭酸風呂を作る場合は、200リットルのお湯に対して、重層を大さじ3杯(食用)+クエン酸を大さじ2杯(食用)を入れれば簡単に作ることができます!



風邪
お風呂の入り方を工夫すれば、風邪を早く治す手助けができます。

以下、風邪を早く治すための入浴法のポイントを簡単にまとめました。

◆40℃のお湯に10分浸かる
そもそも38℃以上の高熱の場合を除き、風邪のひき始めや治りかけの時はお風呂に入っても問題ありません。むしろ入ることは、早く治すことにもつながっています。

「40℃のお湯に10分浸かる」ことで何が起こるかというと、体温が約1度上昇します。

免疫細胞は、体温が37~38℃くらいの時に活発に働いてくれます。すなわち体温が1度上がると、免疫力がアップし、風邪ウイルスに対しての抵抗力が高まるというわけ。



◆湯気
医学的には、ハッカ飴をなめながら湯気を吸いこむことが、風邪対策には有効だと考えられています。

ハッカ飴に含まれている「メントール」という成分は、病院の吸入器でも使われている成分。

風邪をひいている際に湯気を吸い込むと、たんが出やすくなります。たんというのは、ウイルスや菌の温床なので、これを吐き出してくれる湯気は、風邪対策を考えるうえで非常に心強い存在。

この湯気の効果と、ハッカ飴(メントール)を合わせることで、より強力に細菌やウイルスに対抗できるというわけです。



さいごに
以上、番組内で紹介された「症状別入浴法」の簡単なまとめでした。

お風呂の入り方と人間の体・健康との間に密接な関係があることがよくわかる内容でしたね~。

特にダイエットに効果的な「自転車こぎ運動」はすごくお手軽な運動法なので、さっそく今日から始めてみようと思います♪