2016年4月22日(金)に、TBSテレビ系列で放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)」のテーマは、「自律神経を徹底解剖!」でした。
いろんな健康情報を取り上げている金スマですが、今回スポットライトを当てたのは「自律神経」でした。
健康情報に詳しい方はすぐにピンと来たかと思いますが、実は現在巷では「自律神経」が大ブームになっており、それに関する関連書籍も飛ぶように売れているんです。
自律神経は、興奮を促す「交感神経」と、それとは逆にリラックスさせる「副交感神経」の2つの総称。
呼吸や体温の調節など、私たちの意思とは関係なく体の機能を調整してくれています。すなわち、健康を維持するうえでは欠かせない存在なんですね。
自律神経が正常なバランスで保たれていれば元気な毎日を送れるんですが、自律神経が乱れてくると、途端に不健康に。自律神経の乱れは、肩こり、腰痛、不眠、肌荒れなどの引き金・原因になってしまうんです!
肌荒れは女性にとっての大敵ですし、肩こり&腰痛・不眠はストレスであふれる現代社会で暮らす上では避けては通れない症状といっても過言ではありませんよね。
今回の金スマでは、スタジオに自律神経を整えるスぺシャリストである順天堂大学・教授/医師の小林弘幸先生を招き、そもそも自律神経とは何なのか、健康との関係性はどうなっているのか、正しい自律神経の整え方などなど、自律神経にまつわる情報がてんこ盛りで紹介されていました。
ちなみに、小林先生が書かれた自律神経に関する一般書籍は、累計で200万部を超える大ヒットを記録しているとのこと。自律神経ブーム、やっぱり来てますね!
以下、番組内で紹介された「自律神経の整え方」を簡単にまとめました。
日々の生活にストレスを感じ、体に不調をきたしている方は、ぜひ参考にしてみてください♪
自律神経は私たちの気づかなかいところで、生きていくために必要な指示を出し続けている「影の司令塔」のような存在といえます。
体が疲れたら眠るように指示を出し、食べたものを栄養に換え、体中に届ける。あるいは暑い時や寒い時は体温調節をするなどなど、人間は自律神経がないと生きていけません。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つからなります。
「交感神経」とは車で例えるとアクセルで、「副交感神経」はブレーキになります。
このアクセルとブレーキが1:1の割合で働くのがベストなバランスになります。
しかしこのバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまうと、体に不調が出てしまうんです。その不調とは、不眠、肩こり、腰痛、冷え性、肌荒れなどなど。
注目すべきなのは、男性は30代から、女性は40代から自律神経が乱れやすくなるという事実。
だからこそ、自分の意思では動かせない自律神経をしっかりと意識して調節していく必要があるんです!
番組内では、意図的に自律神経を整える方法がたくさん紹介されていました。以下、それら紹介された方法を簡単にまとめました。
◆勝負服をやめる
ここぞという時に、勝負服をやめるというのも、有効な自律神経の整え方になります。
ここぞという時に、今まで着ないような服や窮屈な服を着てしまうと、ものすごくストレスがかかってしまいます。
すると挙動不審になり、うっかりしたミスをしがち。勝負服は自律神経を乱してしまうんですね。
大事な人と会うときこそには着慣れない服は避けた方が良いとのこと。
◆財布に現金を足しておく
普段から財布に現金を足しておくのも、有効な自律神経の整え方。
「ない」という不安感がストレスになり、自律神経は敏感に反応し、そのバランスを崩してしまうとのこと。
ちょっと余裕をもって現金を持ち歩くのが良いんだとか!
ガソリンやトイレットペーパーの在庫数も同じとのこと。
◆お昼寝はNG
昼食を食べた後についついしてしまうのがお昼寝。
しかし寝てしまうと、リラックスの副交感神経が優位になり、起きてから夕方まで何もする気がおきなくなってしまいます。これが昼寝があまりよろしくない理由。
ちなみに休日の寝だめも自律神経が乱れる原因なので、要注意です。
◆落ち着きたいときはロックを聴く
落ち着きたいときに聴く音楽と言えばクラシックと思われがちですが、小林先生いわく、ロックの方が良いんだとか。
ロックは一定のリズムがあるので、リラックス効果が高いとのこと。
原理としては、赤ちゃんが背中を一定のリズムで叩かれると落ち着くというのと同じ。
◆お酒を飲む際は同量の水を飲む
ストレス発散にもってこいのイメージがあるお酒ですが、飲み過ぎは逆効果。
お酒を飲み過ぎると、分解しきれずに体に残ったアルコールが交感神経を刺激し、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
対処法としては、飲むお酒と同量の水を飲むようにすることが挙げられます。これによって、バランスが調節されます。
◆作り笑い
決して楽しくなくても、作り笑いをすることで自律神経は整い、リラックス度はアップしてくれます。
顔がこわばった状態だと表情筋がかたまってしまっています。作り笑いによって、そのかたまりをほぐしてあげると、血流が良くなり、自律神経は整ってくれます。
疲れを感じたら作り笑いをするようにしましょう!
◆両腕上げ上げエクササイズ
朝感じる体のだるさは、交感神経を上げることで解消できます。
番組内では、意図的に交感神経を上げることができる「両腕上げ上げエクササイズ」というものが紹介されていました。
以下が、そのエクササイズのやり方になります。
まず、足を肩幅ほどに開きます。
次に、体の軸がぶれないように、体幹を意識して体を回転させ、その勢いで両手を振り上げます。この時、回転すると同時に、短く息を吐きます。
以上が、交感神経を上げるエクササイズのやり方になります。
短い呼吸は、交感神経を上げるのに有効。回転するたびに呼吸をするのを忘れずに!
◆明るい色に注目
もうひとつ交感神経をあげる上で有効な方法として紹介されたのが、色を使ったもの。
赤や黄色などの明るい色は、交感神経を高める効果をもっているんです。なので、明るい服を着るだけで、交感神経があがりやる気がアップしてくれるとのこと。
雨の日は、副交感神経が優位になり、気分がのらなくなってしまうので、このような時はぜひ明るめの色の服を着て、やる気を奮い立たせてください!
◆不眠を解消
眠る際は、副交感神経を優位にし、リラックス状態になるのが重要です。
番組内では、意図的に副交感神経を上げる方法が紹介されていました。
その方法(快眠テクニック)は、5つのテクニックに分けられます。
①1日15分太陽を浴びながら歩く
睡眠には、体内で作られる「メラトニン」というホルモンが大きく関係しています。
この元になるのが、日中に作られる「セロトニン」というホルモン。このセロトニンは、日光を浴びて適度な運動をすることで作られます。
そのため、1日15分ほど太陽を浴びながら歩くのが、快眠のためには有効! ちなみに、この時携帯電話を操作したり、音楽を聴くのはNG。一定の速度でリズミカルに歩くと、効率よくセロトニンが作られます。
②帰る前の片付け
快眠のため、体をオフモードに切り替えるには、何かきっかけが必要です。
会社から帰る前に片付けをするのを習慣にすると、それがきっかけとなり、自然と副交感神経が優位になり、家に帰るころには、快眠の下準備が整うというわけです。
③夕食をとる時間
夕食は、寝る3時間前には終わらせるようにします。
3時間経過すれば自律神経は落ち着いてきます。消化のために腸が動き出せば、副交感神経が上がってきてくれて、寝る上でちょうどいい状態になってくれます。
寝る3時間前までに食事を済ませておくのが、快眠のためには重要なんですね。
④入浴
お湯の温度は、38~40℃のぬるめにします。
そのお湯を、肩から全身にかけ、ゆっくりと湯船に入ります。自律神経は急激な温度変化に弱いため、体を慣らしてから入るのが重要。
全身浴を5分します。この時、首をしっかり温めるようにします。
5分経ったら、今度は半身浴を10分行います。この半身浴は、お風呂から入るための準備。もし全身浴から外に出ると、急激な温度差が生まれ、自律神経が乱れてしまいます。半身浴で温度差を減らし、乱れにくくしているというわけですね。
⑤スマホ・パソコンは操作しない
電話やメール、パソコン、ゲームは、楽しいあまり、交感神経が上がってしまいます。
就寝前に交感神経が上がってしまうのは快眠の妨げになるので、これらの行為は避けましょう。
◆ストレス軽減エクササイズ(顔タッピング)
番組内では、医療現場でも使われている、自律神経を整え、ストレスを軽減させるエクササイズ(顔タッピング)がレクチャーされていました。
以下、紹介された「ストレス軽減エクササイズ(顔タッピング)」のやり方を簡単にまとめました。
顔タッピングのやり方
人差し指・中指・薬指の3本で、頭の後ろから前へ、側頭部を上から下へ軽いタッチで叩いていきます。
この時、触れるか触れないかぐらいの強さで叩くのがポイント。
頭や顔には毛細血管が多く、それらを刺激することで血流が促進され、自律神経が整うとのこと。
自律神経のデリケートさにびっくりしましたね。ちょっとしたことで簡単に乱れてしまうので、日頃から意識して自律神経を整えていくのが重要だということがよくわかりました。
日頃からストレスを感じられている方は、ぜひ上記の「自律神経の整え方」を参考にしてみてください!
いろんな健康情報を取り上げている金スマですが、今回スポットライトを当てたのは「自律神経」でした。
健康情報に詳しい方はすぐにピンと来たかと思いますが、実は現在巷では「自律神経」が大ブームになっており、それに関する関連書籍も飛ぶように売れているんです。
自律神経は、興奮を促す「交感神経」と、それとは逆にリラックスさせる「副交感神経」の2つの総称。
呼吸や体温の調節など、私たちの意思とは関係なく体の機能を調整してくれています。すなわち、健康を維持するうえでは欠かせない存在なんですね。
自律神経が正常なバランスで保たれていれば元気な毎日を送れるんですが、自律神経が乱れてくると、途端に不健康に。自律神経の乱れは、肩こり、腰痛、不眠、肌荒れなどの引き金・原因になってしまうんです!
肌荒れは女性にとっての大敵ですし、肩こり&腰痛・不眠はストレスであふれる現代社会で暮らす上では避けては通れない症状といっても過言ではありませんよね。
今回の金スマでは、スタジオに自律神経を整えるスぺシャリストである順天堂大学・教授/医師の小林弘幸先生を招き、そもそも自律神経とは何なのか、健康との関係性はどうなっているのか、正しい自律神経の整え方などなど、自律神経にまつわる情報がてんこ盛りで紹介されていました。
ちなみに、小林先生が書かれた自律神経に関する一般書籍は、累計で200万部を超える大ヒットを記録しているとのこと。自律神経ブーム、やっぱり来てますね!
以下、番組内で紹介された「自律神経の整え方」を簡単にまとめました。
日々の生活にストレスを感じ、体に不調をきたしている方は、ぜひ参考にしてみてください♪
自律神経とは
自律神経は、自分の意思では動かせない心臓などの臓器を動かしてくれています。つまり人間の体内は、自律神経によって支配されているというわけ。自律神経は私たちの気づかなかいところで、生きていくために必要な指示を出し続けている「影の司令塔」のような存在といえます。
体が疲れたら眠るように指示を出し、食べたものを栄養に換え、体中に届ける。あるいは暑い時や寒い時は体温調節をするなどなど、人間は自律神経がないと生きていけません。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つからなります。
「交感神経」とは車で例えるとアクセルで、「副交感神経」はブレーキになります。
このアクセルとブレーキが1:1の割合で働くのがベストなバランスになります。
しかしこのバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまうと、体に不調が出てしまうんです。その不調とは、不眠、肩こり、腰痛、冷え性、肌荒れなどなど。
注目すべきなのは、男性は30代から、女性は40代から自律神経が乱れやすくなるという事実。
だからこそ、自分の意思では動かせない自律神経をしっかりと意識して調節していく必要があるんです!
自律神経を整える方法
従来、自律神経は自分の意思では整えられないと考えられてきましたが、近年の研究によって、自らの力で自律神経がコントロールできることがわかったんです。番組内では、意図的に自律神経を整える方法がたくさん紹介されていました。以下、それら紹介された方法を簡単にまとめました。
◆勝負服をやめる
ここぞという時に、勝負服をやめるというのも、有効な自律神経の整え方になります。
ここぞという時に、今まで着ないような服や窮屈な服を着てしまうと、ものすごくストレスがかかってしまいます。
すると挙動不審になり、うっかりしたミスをしがち。勝負服は自律神経を乱してしまうんですね。
大事な人と会うときこそには着慣れない服は避けた方が良いとのこと。
◆財布に現金を足しておく
普段から財布に現金を足しておくのも、有効な自律神経の整え方。
「ない」という不安感がストレスになり、自律神経は敏感に反応し、そのバランスを崩してしまうとのこと。
ちょっと余裕をもって現金を持ち歩くのが良いんだとか!
ガソリンやトイレットペーパーの在庫数も同じとのこと。
◆お昼寝はNG
昼食を食べた後についついしてしまうのがお昼寝。
しかし寝てしまうと、リラックスの副交感神経が優位になり、起きてから夕方まで何もする気がおきなくなってしまいます。これが昼寝があまりよろしくない理由。
ちなみに休日の寝だめも自律神経が乱れる原因なので、要注意です。
◆落ち着きたいときはロックを聴く
落ち着きたいときに聴く音楽と言えばクラシックと思われがちですが、小林先生いわく、ロックの方が良いんだとか。
ロックは一定のリズムがあるので、リラックス効果が高いとのこと。
原理としては、赤ちゃんが背中を一定のリズムで叩かれると落ち着くというのと同じ。
◆お酒を飲む際は同量の水を飲む
ストレス発散にもってこいのイメージがあるお酒ですが、飲み過ぎは逆効果。
お酒を飲み過ぎると、分解しきれずに体に残ったアルコールが交感神経を刺激し、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
対処法としては、飲むお酒と同量の水を飲むようにすることが挙げられます。これによって、バランスが調節されます。
◆作り笑い
決して楽しくなくても、作り笑いをすることで自律神経は整い、リラックス度はアップしてくれます。
顔がこわばった状態だと表情筋がかたまってしまっています。作り笑いによって、そのかたまりをほぐしてあげると、血流が良くなり、自律神経は整ってくれます。
疲れを感じたら作り笑いをするようにしましょう!
◆両腕上げ上げエクササイズ
朝感じる体のだるさは、交感神経を上げることで解消できます。
番組内では、意図的に交感神経を上げることができる「両腕上げ上げエクササイズ」というものが紹介されていました。
以下が、そのエクササイズのやり方になります。
まず、足を肩幅ほどに開きます。
次に、体の軸がぶれないように、体幹を意識して体を回転させ、その勢いで両手を振り上げます。この時、回転すると同時に、短く息を吐きます。
以上が、交感神経を上げるエクササイズのやり方になります。
短い呼吸は、交感神経を上げるのに有効。回転するたびに呼吸をするのを忘れずに!
◆明るい色に注目
もうひとつ交感神経をあげる上で有効な方法として紹介されたのが、色を使ったもの。
赤や黄色などの明るい色は、交感神経を高める効果をもっているんです。なので、明るい服を着るだけで、交感神経があがりやる気がアップしてくれるとのこと。
雨の日は、副交感神経が優位になり、気分がのらなくなってしまうので、このような時はぜひ明るめの色の服を着て、やる気を奮い立たせてください!
◆不眠を解消
眠る際は、副交感神経を優位にし、リラックス状態になるのが重要です。
番組内では、意図的に副交感神経を上げる方法が紹介されていました。
その方法(快眠テクニック)は、5つのテクニックに分けられます。
①1日15分太陽を浴びながら歩く
睡眠には、体内で作られる「メラトニン」というホルモンが大きく関係しています。
この元になるのが、日中に作られる「セロトニン」というホルモン。このセロトニンは、日光を浴びて適度な運動をすることで作られます。
そのため、1日15分ほど太陽を浴びながら歩くのが、快眠のためには有効! ちなみに、この時携帯電話を操作したり、音楽を聴くのはNG。一定の速度でリズミカルに歩くと、効率よくセロトニンが作られます。
②帰る前の片付け
快眠のため、体をオフモードに切り替えるには、何かきっかけが必要です。
会社から帰る前に片付けをするのを習慣にすると、それがきっかけとなり、自然と副交感神経が優位になり、家に帰るころには、快眠の下準備が整うというわけです。
③夕食をとる時間
夕食は、寝る3時間前には終わらせるようにします。
3時間経過すれば自律神経は落ち着いてきます。消化のために腸が動き出せば、副交感神経が上がってきてくれて、寝る上でちょうどいい状態になってくれます。
寝る3時間前までに食事を済ませておくのが、快眠のためには重要なんですね。
④入浴
お湯の温度は、38~40℃のぬるめにします。
そのお湯を、肩から全身にかけ、ゆっくりと湯船に入ります。自律神経は急激な温度変化に弱いため、体を慣らしてから入るのが重要。
全身浴を5分します。この時、首をしっかり温めるようにします。
5分経ったら、今度は半身浴を10分行います。この半身浴は、お風呂から入るための準備。もし全身浴から外に出ると、急激な温度差が生まれ、自律神経が乱れてしまいます。半身浴で温度差を減らし、乱れにくくしているというわけですね。
⑤スマホ・パソコンは操作しない
電話やメール、パソコン、ゲームは、楽しいあまり、交感神経が上がってしまいます。
就寝前に交感神経が上がってしまうのは快眠の妨げになるので、これらの行為は避けましょう。
◆ストレス軽減エクササイズ(顔タッピング)
番組内では、医療現場でも使われている、自律神経を整え、ストレスを軽減させるエクササイズ(顔タッピング)がレクチャーされていました。
以下、紹介された「ストレス軽減エクササイズ(顔タッピング)」のやり方を簡単にまとめました。
顔タッピングのやり方
人差し指・中指・薬指の3本で、頭の後ろから前へ、側頭部を上から下へ軽いタッチで叩いていきます。
この時、触れるか触れないかぐらいの強さで叩くのがポイント。
頭や顔には毛細血管が多く、それらを刺激することで血流が促進され、自律神経が整うとのこと。
さいごに
以上、番組内で紹介された「自律神経の整え方」の簡単なまとめでした。自律神経のデリケートさにびっくりしましたね。ちょっとしたことで簡単に乱れてしまうので、日頃から意識して自律神経を整えていくのが重要だということがよくわかりました。
日頃からストレスを感じられている方は、ぜひ上記の「自律神経の整え方」を参考にしてみてください!