全国各地のおいしいグルメを紹介してくれる「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」の「熱愛グルメ」ですが、今回スポットライトが当てられたのが新潟県のグルメでした。
新潟県といえば、言わずもがな日本を代表する米どころですよね。
新潟で作られたコシヒカリはブランド価値の高いお米として超有名。
で、新潟のグルメに目を向けてみますと、やはり自慢のおいしいお米を使ったものが充実しています。最も有名なのが、贅沢に鮭とイクラがトッピングされている「はらこ丼」という海鮮丼。
ほかにも、「鮭茶漬け」や郷土料理として有名な「笹寿司」なんかもありますよね～。
そんなご飯ものが粒ぞろいの新潟県で、ひときわ人気を獲得しているのが、今回番組内で取り上げられた「タレかつ丼」になります。
「タレかつ丼」とはそのネーミングのとおり、かつ丼なんですが、薄めのトンカツを甘辛いタレで味付けしているのがポイントなんだとか。
新潟市が誇るB級グルメで、地元新潟市では圧倒的な人気を得ているとのこと！
番組内では、タレカツ丼の魅力や歴史に迫っていました。
以下、番組内で紹介された「タレかつ丼に関する情報」を簡単にまとめました。
新潟を訪れる予定のある方は、ぜひ食事の参考にしてみてください！
タレかつ丼とは
タレかつ丼は、新潟県内のお店70軒以上で提供されている、新潟が誇るB級グルメ。タレかつ丼の特徴としては、仕様が非常にシンプルな点。
卵で閉じられておらず、ソースかつ丼とも一線を画しています。
使われている具材もトンカツだけで、しかも厚さがないのも、タレかつ丼の特徴。
味つけに使われているのは、甘辛い醤油だれで、実はこのカツにかかった醤油だれが最大の魅力。甘辛い醤油だれはご飯にまでしっかりと染み込んでいるため、具材が一切なくてもどんどんご飯が進むんだとか。
脂身が少なく歯切れのいいトンカツと、甘辛い醤油だれの風味のマッチングが最高とのこと！
ちなみにタレかつ丼のほか、タレかつ単体で食べることもあるんだとか。
というのも、タレかつはご飯に合うだけでなく、お酒のお供としても最高とのことで、新潟県内の居酒屋でお酒のアテとして注文できるほか、新潟市内のスーパーでは家庭でも簡単に作れるようにタレかつ丼専用の醤油だれも販売されているとのこと。
タレかつ丼の作り方
番組内では、一般的なタレかつ丼の作り方が取り上げられていました。紹介された作り方は、新潟市にある老舗とんかつ屋さん「とんかつ政ちゃん（沼垂本店）」のもの。
仕様自体がシンプルなので、作り方の方も複雑さはありません。
本醸造の醤油をベースにしつつ、野菜のスープと上白糖を合わせた醤油だれが、おいしさの秘密。
脂身少な目の厚さ7ミリにカットされた豚肉に小麦粉をしっかりとつけ、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつけ、ラードの入った鉄鍋に入れ、カラッと揚げればサクサクのトンカツが完成。
丼に炊き上げた新潟産のコシヒカリを盛り、そこに醤油だれにくぐらせたトンカツをのせれば、新潟県民が熱愛してやまない「タレかつ丼」の完成です。
歴史
タレかつ丼は、昭和6～7年ごろに小松道太郎という人物によって考案されました。小松道太郎はもともと洋食屋あがりで、肉の旨味を最大限引き出すために甘辛い醤油ベースのタレができあがったとのこと。
結果、卵を必要としないかつ丼＝タレかつ丼ができあがったとのこと。
これが時を経るにつれ、新潟県全体に広がっていったと考えられています。
さいごに
以上、番組内で紹介された「タレかつ丼に関する情報」の簡単なまとめでした。卵で閉じてないし、ソースでもない、世にも不思議なタレかつ丼。豚肉の旨味を甘辛いタレがしっかりと引き出してくれているとのことなので、ぜひとも味わってみたいですね～♪
新潟県を旅行などで訪れる予定がある方は、ぜひチェックしてみてください！
