納豆
2017年5月14日(日)にTBSテレビ系列で放送された「健康カプセル!ゲンキの時間」のテーマは、「~その食べ方、もったいない!~納豆&ヨーグルトの効果UP法」でした。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「納豆とヨーグルトの効果的な食べ方」。


健康にいい食べ物として、よく名前が挙がる納豆とヨーグルト。

もはや健康にいい食べ物の二大巨頭といっても過言ではありませんよね。

健康情報に詳しい人はもちろん、疎い人も納豆とヨーグルトが体を元気にしてくれるということはなんとなく雰囲気で知っているのではないでしょうか。

言わずもがな、納豆もヨーグルトも発酵食品なので、腸内環境を改善するにはもってこい♪

近年の研究で、腸には免疫機能があり、さまざまな病気と関係していることがわかりました。第2の脳と呼ばれるほど、腸の健康は非常に大切。

そのために納豆とヨーグルトは最高の食品なんですが、じつは食べ方を工夫すると、これらの食品に期待できる健康効果をアップさせることができるんです!

ふつうに食べても体にはいいですが、食べる時間帯や食べる際の組み合わせなどを少し変えるだけで、より体によくなるなら、これは試さない手はないかと。


以下、番組内で紹介された「納豆とヨーグルトの効果的な食べ方」を簡単にまとめました。

日ごろから、納豆&ヨーグルトを食べているという方は、ぜひ参考にしてみてください♪

ヨーグルト
発酵食品の整腸作用
腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しています。

善玉菌は身体にとって良い働きをし、増えることで消化吸収の促進や免疫力アップなど、全身の健康を維持することができます。

一方悪玉菌は、腸内で有害な物質を作ります。それらが全身に巡ってしまうと、免疫力や認知力の低下などさまざまな病気の引き金になってしまうんです。


大豆を発酵させて作る納豆菌には、腸内の善玉菌を増やすとともに、悪玉菌を抑制してくれます。

ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌は、善玉菌そのものとして働いてくれます。

すなわち、腸内環境を良くするうえでは、ヨーグルト&納豆は欠かせないものというわけ。


しかしながら、食べ方ひとつで、ヨーグルトと納豆の整腸作用を台無しにしてしまうこともあるので要注意。

番組内では、ヨーグルト&納豆の健康パワーを逃さない&最大化させる食べ方が紹介されていました。以下その内容をまとめました。



食後がベスト!
一般的に、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌や乳酸菌は胃酸に弱いので、朝一番の空腹時に食べてしまうと、すぐに胃酸でやられてしまう可能性があります。

胃酸で死んでしまった乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で善玉菌のエサになってくれるので、もちろん整腸作用は期待できるんですが、しかしながら、せっかく食べるなら生きたままの菌を少しでも多く腸に届けたいですよね。

そのためには、胃酸の分泌がおさまった食後に食べるのがベストです!



空気にふれるのは要注意
乳酸菌やビフィズス菌には、空気にふれることを嫌う性質があります。

大きなパックに入ったヨーグルトの場合、開封後は早く食べないと、どんどん乳酸菌ビフィズス菌が損なわれていくので要注意。

逆に言えば、ヨーグルトの鮮度を保って食べれば、効果的に乳酸菌&ビフィズス菌を摂取できるというわけですね♪



毎日食べる!
加齢とともに、何もしなくてもお腹の中のビフィズス菌は減っていきます。

ヨーグルトで摂取するビフィズス菌は、その減っていくビフィズス菌の補充には最適なんですが、毎日食べないと効果は落ちてしまうとのこと。

週に3~4回程度ヨーグルトを食べているという方は、ぜひ毎日食べるようにしましょう!



水溶性食物繊維&オリゴ糖
腸内で善玉菌をしっかりと育てるのも重要。

そのためには、善玉菌のエサとなってくれる水溶性食物繊維とオリゴ糖の2つが重要。

水溶性食物繊維は、キウイやリンゴ、いちごなどに多く含まれており、オリゴ糖はバナナやハチミツ、きな粉に多く含まれています。

ヨーグルトをより効果的に食べるには、ぜひ上記の食材と組み合わせて食べてみてください!



夜・夕方に食べる
納豆には、「ナットウキナーゼ」という血液をサラサラにして血栓を予防する成分が含まれています。

心筋梗塞などは夜中から明け方にかけての発症率が高くなるので、それを予防する意味で、夜に納豆を食べるのがタイミング的にはベストとのこと。

ナットウキナーゼの血液サラサラ効果は、食後12時間程度続いてくれるので、中性脂肪・コレステロールが高い人は、夕方以降に食べるのが効果的なんだとか。



1日1パックが理想
納豆は食べ過ぎに要注意。

納豆は、尿酸値を上げる原因であるプリン体が多く含まれている食材。

そのため、納豆を過剰に食べてしまうと、痛風のリスクがあがってしまいます。

納豆の食べる量は、1日1パック程度が理想とのこと。



炊き立てご飯に要注意
炊き立てのご飯に納豆を合わせるのは、健康効果が損なわれる非常に残念な食べ方。

というのも、納豆菌は熱に弱い物質も作っており、なんとナットウキナーゼは熱に弱いんです。

また納豆に多く含まれるビタミンB群は肝機能を向上させる効果が期待できるんですが、こちらも熱に弱いという性質が。

そのため、熱々のご飯に納豆をのせると、ナットウキナーゼやビタミンB群の健康パワーが損なわれてしまう可能性があるので、非常にもったいないんです。



納豆の最強トッピング
納豆のトッピングとして最強なのが、キムチ。

キムチの乳酸菌と食物繊維が、整腸パワーをアップさせてくれます。

キムチに含まれる植物性乳酸菌は、生きて腸まで届きやすい性質がありますので、善玉菌を増やしてくれる納豆といっしょに食べることで、より高い整腸作用が期待できるとのこと。

さらにキムチ+納豆に、オリーブオイルを加えるとより効果的!

オリーブオイルには、腸のぜん動運動を促すオレイン酸が含まれています。そのうえ、便が油分を含むことで腸内での滑りが良くなり、便秘の解消も期待できるとのこと。

納豆+キムチ+オリーブオイルを、熱々じゃないご飯といっしょに食べれば最強&最高です♪



さいごに
以上、番組内で紹介された「納豆とヨーグルトの効果的な食べ方」の簡単なまとめでした。

食べ慣れた食品の納豆&ヨーグルトも、食べ方を工夫するだけで得られる健康効果が違ってくるというのが非常に興味深いですよね~。

同じ量食べるなら、できれば効果的に健康効果を得たいところ。

ぜひ上記の食べ方を参考&実践してみてください!