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2017年9月10日(日)にTBSテレビ系列で放送された「健康カプセル!ゲンキの時間」のテーマは、「~賢く摂って健康増進!~見直さなきゃ損『嗜好品』」でした。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」がスポットライトを当てていたのは、「嗜好品」。


嗜好品という言葉を辞書で引くと、栄養分として必ず必要ではないものとされ、例としてはお菓子、お酒、コーヒー、漬物などが挙げられていました。

これらの嗜好品と呼ばれる食べ物・飲み物は、一般的にちょっと摂取する分にはストレスの解消になったりすると言われていますが、過剰な摂取は健康に逆効果になると考えられています。

今回の「健康カプセル! ゲンキの時間」はそんな健康にマイナスイメージすらある「嗜好品」に着目。

じつは、嗜好品の中にも健康効果が期待できるものがたくさんあるんだとか♪ 大切なのは、健康効果が期待できる嗜好品を選び、適量を摂取するために正しい知識を持つこと。

そのあたりのことが、今回番組でわかりやすく解説されていました!


以下、番組内でレクチャーされた「嗜好品の健康効果に関する情報」を簡単にまとめました。

「おいしい」と「健康」を両立できる嗜好品。ぜひ自身の食生活に取り入れてみてください♪

聴診器をあてるドクター
高カカオチョコレート
カカオの含有量が多いチョコレート=高カカオチョコレートには、血圧を下げる効果が期待できます。

一般的に販売されている甘いチョコは、カカオマスに砂糖やミルクをプラスして作られてます。カカオマスの割合はだいたい30~40%となっています。

それに対して高カカオチョコとは、カカオマスの含有量が70%以上のチョコを指します。カカオマスの含有量が多いほど苦いものの、そのぶんカカオポリフェノールは多くなります。

このカカオポリフェノールが、心臓や血管に良いとされ、血圧を下げる効果が期待できます。また善玉コレステロールも増え、血管内の炎症を抑えてくれるので、動脈硬化の予防にもつながるとのこと。


高カカオチョコの適切な摂取量としては、1日20~30gとのこと。

高血圧の方は、ぜひ高カカオチョコレートを♪



ココア
ちなみに、高カカオチョコレート以外にカカオポリフェノールを効率よく摂れる飲み物としては、ココアがおすすめ。

番組では、そんなココアの効果的な飲み方が紹介されていました。

その飲み方とは、「生姜ココア」と「豆乳ハチミツココア」。


◆生姜ココア
生姜ココアの作り方は次のとおり。

まずピュアココア5gを200mlのお湯で溶きます。

そこに、皮ごとすり下ろした生姜小さじ1杯(約5g)入れて混ぜれば完成。

甘みが欲しい場合は、さらにハチミツを加えればOK。


生姜の辛み成分であるショウガオールには、血液をサラサラにする効果があります。そしてココアに豊富なカカオポリフェノールには血管拡張作用があるため、継続して飲み続けることで、しなやかな血管を保てるとのこと。



◆豆乳ハチミツココア
豆乳ハチミツココアの作り方は次のとおり。

まずは、ピュアココア5gを10mlのお湯で溶きます。

次いで、そこに温めた豆乳120mlを入れます。

最後にハチミツを小さじ2杯入れて混ぜたら完成です。


豆乳に含まれるイソフラボン、ハチミツに含まれるケルセチンは、ともに血管をしなやかにしてくれる効果が期待できるので、血圧が気になる方にはおすすめ♪



クルミ
クルミもおすすめの嗜好品。

クルミには、α-リノレン酸という植物性の脂肪酸が含まれています。

これは体内に入ると、EPAやDHAに変わってくれます。

EPAは、血中の血小板が固まるのを防ぎ、血栓を予防する働きがあります。

またDHAには、赤血球を柔軟にし、毛細血管内での赤血球の流れを良くする働きがあると言われています。


血管・血液の健康に、クルミはもってこいなんですね~♪



緑茶
緑茶もおすすめの嗜好品。

緑茶を1日4~5杯飲む人は、脳卒中・心筋梗塞になるリスクが下がるとのこと。

これは、お茶に含まれるポリフェノールのカテキンが、血圧の上昇を抑える酵素の働きを高めるためだと考えられています。

カテキンを多く抽出するには、90℃以上のお湯で淹れるのがコツ。

また、粉茶にして茶葉ごと飲めば、より多くのカテキンを摂取できるとのこと。



さいごに
以上、番組内でレクチャーされた「嗜好品の健康効果に関する情報」の簡単なまとめでした。

嗜好品の中にも、健康増進の味方になってくれるものはたくさんあるんですね~。

個人的にココアは大好きなので、血圧に良いという情報はうれしいです。秋から冬にかけて、毎日ココアを飲んでいこうと思います♪

おいしく摂取して健康になりたい方は、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください!