2017年12月12日(火)にテレビ朝日系列で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」は「冬の不調を解消するスペシャル」でした。
「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」をリニューアルする形で始まった「名医とつながる!たけしの家庭の医学」。毎回いろんな健康情報を紹介してくれています。
今回番組が着目したのは、「風邪予防」と「ひざ痛の改善・解消」、そして「頻尿」の3つ。 この記事では、番組内でレクチャーされていた「風邪の予防法」に関する情報をまとめています。
寒さがつのる今日この頃。
ニュースで、「今年一番の冷え込み」という言葉を耳にする回数が増えたように思います。確実に冬が深まっていっている感じがしますよね~。
冬が深まり、寒さが増すにしたがってかかりやすくなるのが風邪。鼻づまりや咳が続くと集中力が続きませんし、もちろん熱があるとだるく感じてしまいます。
また高齢者の方は、風邪をひいてこじらせてしまうと非常に危ないのは周知の事実。
たかが風邪と侮ることなく、しっかりと日ごろから予防しておくことが重要です。
そこで役立ちそうなのが、今回の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で紹介された風邪予防法。
今回番組では、身体の中にある「線毛」という毛に注目。じつはこの線毛に風邪を予防するためのヒントがあるんだとか!
番組では、風邪と線毛の関係、効率的な風邪予防の方法(水分補給のポイント)などがわかりやすく解説されていて、非常に参考になりました。
以下、番組内でレクチャーされた「風邪の予防法」を簡単にまとめました。
この冬、風邪をひくことなく元気に乗り切りたい方は、ぜひ参考&実践してみてください♪
風邪をひきやすい人とひくにくい人には明確な差があることが、近年の研究でわかってきました。
その差とは、ずばり身体の中に生えている毛のパワー!
この身体の中に生えている毛とは「線毛」。この線毛こそ、体を風邪のウイルスから守ってくれるありがたい存在なんです。
線毛は、私たちの鼻の奥から器官、気管支まで、身体の中にびっしりと生えています。
長さ的には非常に短いんですが、1秒間に15回という猛スピードで波打ち続けています。
もし風邪のウイルスに感染したとしても、体内に入った多くのウイルスは、線毛によって喉の奥へ奥へと猛スピードで運ばれます。そしてやがて食道から胃に到達し、体に害を及ぼす前に胃酸で退治されます。
つまり線毛がきちんと働いていれば、ウイルスを撃退し、風邪になるリスクを大幅に下げることができるというわけ。
逆に線毛の働きが衰えると、ウイルスは胃へと素早く運ばれず停滞し、体内に侵入して増殖。鼻や喉に炎症を起こし、くしゃみや鼻水、喉の痛み、発熱、頭痛といった症状を引き起こしてしまいます。
▶寒さ
線毛の動きというのはさまざまな要因に影響を受けます。
冬場に注意すべきなのが「寒さ」。
温度が低ければ低いほど線毛の運動は弱くなり、ウイルスを外へ運搬して排除する機能が低下してしまうんです。
気温が下がる冬場は、線毛の働きが落ちてしまうシーズン。風邪をひきやすくなるのも納得ですね。
▶水分不足
また、寒さ以外にも、冬に線毛のパワーが落ちる原因があります。
その原因とは水分不足。
暑い夏場は水分不足になりがちですが、じつは寒い冬でも水分不足になることが多く、注意が必要なんです。
冬になると空気が乾燥します。すると、自分では気がつかないうちに皮膚や吐く息から水分が出て行ってしまうんです。
夏であれば汗をかいて喉がカラカラになれば水分補給を積極的に行えますが、冬の場合は自分では気がつかないくらいじわじわゆっくり水分が出て行ってしまうので、喉が渇く感覚がなく、積極的に水を飲むことはありません。
その結果、知らず知らずのうちに冬は身体の中の水分量が低下しがちなんだとか。
線毛の上には粘液(水分)が流れており、外からウイルスが入ってくると、ウイルスは水分の上に乗り、水分といっしょに喉へと運ばれます。
しかし冬の乾燥で身体が水分不足だと、粘液の量が減り、ウイルスが停滞する要因となってしまうんです。
冬の寒さと水分不足が、線毛の働きを著しく低下させているんですね~。
仮に朝ウイルス1個が体内に侵入したとすると、その1個は細胞分裂を繰り返し、夜には1万個にまで増殖してしまうんだとか。
よって、なんとか線毛を元気に保ち、ウイルスを侵入させないことが重要というわけです。
線毛を元気に保つためには、先に書いたとおり、水分不足を避けなければなりません。
そのため水分補給が重要になってきます。番組では、効果的な水分補給の方法が紹介されていました。
やり方は簡単。
少量の水をこまめに分けて飲む、というだけ。
冬の脱水を補うには、1日に水分1.5リットルが必要。
しかし短時間に大量の水を飲むと、すぐに外に出されてしまいます。そのため、1時間とか2時間ごとに少量飲むのがおすすめとのこと。
摂る水分はお茶や水がおすすめで、コーヒーやお酒は利尿作用があるので水分摂取という観点からいうとNG。
また、線毛の働きを活発にするのにおすすめなのが、「ミントの香りを吸う」というもの。
朝起きると喉や口の中がカラカラになっているという経験、誰しもあるのではないでしょうか。
冬場は、就寝中にも息や皮膚から水分が蒸発しています。
じつは就寝中こそ線毛の働きが鈍り、ウイルスが侵入する可能性が高いシーンなんです。
とはいえ、寝ているときに水を飲むわけにはいきません。
そんなときにおすすめなのが「ミントの香りを吸う」という予防法。
ミントに含まれる「メントール」という成分が線毛の働きを活発にしてくれるんだとか。
番組ではミントオイル(ハッカ油)を使った風邪の予防法が2つ紹介されていました。
①ミントタオル
まず1つ目がミントタオル。
作り方は簡単。まず洗面器に水を張ります。
次いで、そこにミントオイル(ハッカ油)を7~8滴たらします。入れ過ぎには注意。
そしてそこにタオルを浸し、軽く絞ればミントタオルの完成。
このミントタオルを寝室にかけておくだけで、風邪予防になります。
タオルから揮発したメントールが、線毛の働きを活発にしてくれるとのこと。
またタオルの水分が部屋の湿度をアップさせる効果も期待できるので、一石二鳥♪
②ミントマスク
2つ目がミントマスク。
こちらも作るのは非常に簡単。
霧吹きに水を入れ、そこにミントオイル(ハッカ油)を1滴だけたらします。
その霧吹きで、マスクに2,3回スプレーしたら完成。
ミントマスクをつけると、線毛の働きを活発にするだけでなく、口腔内の乾燥も防ぐ効果も期待できるとのこと。
寝る際にミントマスクをつけて寝ればOKです。
以上、番組内でレクチャーされた「風邪の予防法」の簡単なまとめでした。
クリスマスに忘年会、年末年始のお休み、年越し、新年会など、冬場は楽しい行事が盛りだくさん。
そんな冬場に風邪をひいていたら最悪ですよね~。
厄介な風邪を水分補給で予防できるなら、これは試さない手はないかと。風邪を予防して元気に冬を越すためにも、ぜひこまめな水分補給&ミントマスク&ミントタオルを実践してみてください!
「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」をリニューアルする形で始まった「名医とつながる!たけしの家庭の医学」。毎回いろんな健康情報を紹介してくれています。
今回番組が着目したのは、「風邪予防」と「ひざ痛の改善・解消」、そして「頻尿」の3つ。 この記事では、番組内でレクチャーされていた「風邪の予防法」に関する情報をまとめています。
寒さがつのる今日この頃。
ニュースで、「今年一番の冷え込み」という言葉を耳にする回数が増えたように思います。確実に冬が深まっていっている感じがしますよね~。
冬が深まり、寒さが増すにしたがってかかりやすくなるのが風邪。鼻づまりや咳が続くと集中力が続きませんし、もちろん熱があるとだるく感じてしまいます。
また高齢者の方は、風邪をひいてこじらせてしまうと非常に危ないのは周知の事実。
たかが風邪と侮ることなく、しっかりと日ごろから予防しておくことが重要です。
そこで役立ちそうなのが、今回の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で紹介された風邪予防法。
今回番組では、身体の中にある「線毛」という毛に注目。じつはこの線毛に風邪を予防するためのヒントがあるんだとか!
番組では、風邪と線毛の関係、効率的な風邪予防の方法(水分補給のポイント)などがわかりやすく解説されていて、非常に参考になりました。
以下、番組内でレクチャーされた「風邪の予防法」を簡単にまとめました。
この冬、風邪をひくことなく元気に乗り切りたい方は、ぜひ参考&実践してみてください♪
線毛パワーに注目!
その差とは、ずばり身体の中に生えている毛のパワー!
この身体の中に生えている毛とは「線毛」。この線毛こそ、体を風邪のウイルスから守ってくれるありがたい存在なんです。
線毛は、私たちの鼻の奥から器官、気管支まで、身体の中にびっしりと生えています。
長さ的には非常に短いんですが、1秒間に15回という猛スピードで波打ち続けています。
もし風邪のウイルスに感染したとしても、体内に入った多くのウイルスは、線毛によって喉の奥へ奥へと猛スピードで運ばれます。そしてやがて食道から胃に到達し、体に害を及ぼす前に胃酸で退治されます。
つまり線毛がきちんと働いていれば、ウイルスを撃退し、風邪になるリスクを大幅に下げることができるというわけ。
逆に線毛の働きが衰えると、ウイルスは胃へと素早く運ばれず停滞し、体内に侵入して増殖。鼻や喉に炎症を起こし、くしゃみや鼻水、喉の痛み、発熱、頭痛といった症状を引き起こしてしまいます。
冬は線毛の働きが落ちる!
線毛の動きというのはさまざまな要因に影響を受けます。
冬場に注意すべきなのが「寒さ」。
温度が低ければ低いほど線毛の運動は弱くなり、ウイルスを外へ運搬して排除する機能が低下してしまうんです。
気温が下がる冬場は、線毛の働きが落ちてしまうシーズン。風邪をひきやすくなるのも納得ですね。
▶水分不足
また、寒さ以外にも、冬に線毛のパワーが落ちる原因があります。
その原因とは水分不足。
暑い夏場は水分不足になりがちですが、じつは寒い冬でも水分不足になることが多く、注意が必要なんです。
冬になると空気が乾燥します。すると、自分では気がつかないうちに皮膚や吐く息から水分が出て行ってしまうんです。
夏であれば汗をかいて喉がカラカラになれば水分補給を積極的に行えますが、冬の場合は自分では気がつかないくらいじわじわゆっくり水分が出て行ってしまうので、喉が渇く感覚がなく、積極的に水を飲むことはありません。
その結果、知らず知らずのうちに冬は身体の中の水分量が低下しがちなんだとか。
線毛の上には粘液(水分)が流れており、外からウイルスが入ってくると、ウイルスは水分の上に乗り、水分といっしょに喉へと運ばれます。
しかし冬の乾燥で身体が水分不足だと、粘液の量が減り、ウイルスが停滞する要因となってしまうんです。
冬の寒さと水分不足が、線毛の働きを著しく低下させているんですね~。
仮に朝ウイルス1個が体内に侵入したとすると、その1個は細胞分裂を繰り返し、夜には1万個にまで増殖してしまうんだとか。
よって、なんとか線毛を元気に保ち、ウイルスを侵入させないことが重要というわけです。
効果的な水分補給
そのため水分補給が重要になってきます。番組では、効果的な水分補給の方法が紹介されていました。
やり方は簡単。
少量の水をこまめに分けて飲む、というだけ。
冬の脱水を補うには、1日に水分1.5リットルが必要。
しかし短時間に大量の水を飲むと、すぐに外に出されてしまいます。そのため、1時間とか2時間ごとに少量飲むのがおすすめとのこと。
摂る水分はお茶や水がおすすめで、コーヒーやお酒は利尿作用があるので水分摂取という観点からいうとNG。
ミントの香りを吸う
朝起きると喉や口の中がカラカラになっているという経験、誰しもあるのではないでしょうか。
冬場は、就寝中にも息や皮膚から水分が蒸発しています。
じつは就寝中こそ線毛の働きが鈍り、ウイルスが侵入する可能性が高いシーンなんです。
とはいえ、寝ているときに水を飲むわけにはいきません。
そんなときにおすすめなのが「ミントの香りを吸う」という予防法。
ミントに含まれる「メントール」という成分が線毛の働きを活発にしてくれるんだとか。
番組ではミントオイル(ハッカ油)を使った風邪の予防法が2つ紹介されていました。
①ミントタオル
まず1つ目がミントタオル。
作り方は簡単。まず洗面器に水を張ります。
次いで、そこにミントオイル(ハッカ油)を7~8滴たらします。入れ過ぎには注意。
そしてそこにタオルを浸し、軽く絞ればミントタオルの完成。
このミントタオルを寝室にかけておくだけで、風邪予防になります。
タオルから揮発したメントールが、線毛の働きを活発にしてくれるとのこと。
またタオルの水分が部屋の湿度をアップさせる効果も期待できるので、一石二鳥♪
②ミントマスク
2つ目がミントマスク。
こちらも作るのは非常に簡単。
霧吹きに水を入れ、そこにミントオイル(ハッカ油)を1滴だけたらします。
その霧吹きで、マスクに2,3回スプレーしたら完成。
ミントマスクをつけると、線毛の働きを活発にするだけでなく、口腔内の乾燥も防ぐ効果も期待できるとのこと。
寝る際にミントマスクをつけて寝ればOKです。
さいごに
クリスマスに忘年会、年末年始のお休み、年越し、新年会など、冬場は楽しい行事が盛りだくさん。
そんな冬場に風邪をひいていたら最悪ですよね~。
厄介な風邪を水分補給で予防できるなら、これは試さない手はないかと。風邪を予防して元気に冬を越すためにも、ぜひこまめな水分補給&ミントマスク&ミントタオルを実践してみてください!