2017年12月26日(火)にテレビ朝日系列で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」は「3つの痛みを改善&認知症2大予防法スペシャル」でした。
「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」をリニューアルする形で始まった「名医とつながる!たけしの家庭の医学」。毎回いろんな健康情報を紹介してくれています。
今回番組が着目したのは、「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法」と「認知症予防法」、そして「血管年齢」の3つ。 この記事では、番組内でレクチャーされていた「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法」に関する情報をまとめています。
肩こりと腰痛とひざ痛の3つの痛み。
数多くの健康情報番組などで、その症状・痛みを和らげる方法が紹介されています。多くの番組がスポットライトを当てるということは、日本にはそれだけたくさん肩こり・腰痛・ひざ痛に悩んでいる人がいるということ。
日本人の非常に身近にある3大痛みといってもいいかもしれませんね。
これらの痛みが厄介なのは、痛みがあると体を動かすのが億劫になってしまう点。それだけならまだしも、例えば肩こりは長期間続くと、頭痛などほかの痛みを連れてきてしまいます。痛みに痛みが重なると、これは非常に苦しいですよね~。
また肩こり・腰痛・ひざ痛は寒さが増してくると、痛みが激しくなる傾向にあります。まさにこれからきつくなる時期。ビクついている方も多いのでは…(苦笑)。
今回の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、そんな日本人の多くが悩まされている肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法&解消法がレクチャーされていました。
紹介された改善法は、どれも輪ゴムや座布団など身近にあるものを使ってできるものばかりなので、誰でも簡単に試すことができます!
以下、番組内で紹介された「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法&解消法」をまとめました。
これらの痛みに日ごろから悩まされている方は、ぜひ参考&実践してみてください♪
▶肩甲骨と肩こり
肩甲骨は、腕と胴体を結ぶ三角形の骨を指します。
肩甲骨は、通常だと上下左右自在に動かすことができます。この肩甲骨を動かすことで、私たちは腕を上げたり、回したりすることができます。
しかしながら、ふだんの生活の中で、肩甲骨を動かす場面はあまり多くありません。肩甲骨を動かさずにいると、そのまわりの筋肉が次第に硬くなり、それに伴う形で肩甲骨自体も動きにくくなってしまいます。
上記の流れが、肩こりを悪化させる負のスパイラル。
▶肩こり改善法(輪ゴム体操)
上記の負のスパイラルを断ち切り、肩こりを改善する方法(輪ゴム体操)が紹介されていました。
やり方は簡単で、輪ゴムを使います。
まずは、肩幅の長さに合わせ、輪ゴムを6~10個つなげます。
そして輪ゴムがたるまないように、両手で持ちます。
次に脇を締め、腕を体にぴったりとつけます。
そのままの状態で輪ゴムを引っぱり、両手をゆっくりと広げます。
広げたら10秒間止めて、そのあとゆっくり手を元の位置に戻します。これで1回。
10回を1セットとして、1日3セット行うようにすればOKとのこと。
この輪ゴム体操のポイントは、肩甲骨を背中に寄せ、下に引っぱるようなイメージで行うこと。すると、緊張していた僧帽筋がゆるみ、肩こりが緩和されるとのこと。
▶安静と腰痛
長引く腰痛の患者さんには共通する、ある悪い癖があります。
その悪い癖とは、「腰をかばって安静にする」というもの。一見、腰痛対策的には良いように思いますが、じつはこれが腰痛を悪化させ長引かせる原因なんだとか。
じっと動かずに安静にするというのは、腰痛対策として得策ではありません。
安静にしていると、多裂筋や脊柱起立筋といった背中の筋肉の質や力が落ち、背骨を支える力がどんどん低下していってしまいます。すると背骨をS字状にキープすることができなくなり、なだらかなカーブが失われてしまうことに。
本来、背骨がS字であれば、全体がたわむことで体にかかる負担を分散できるんですが、背骨が真っ直ぐだと、負荷が1点に集中しやすくなってしまい、腰痛が悪化してしまうというわけ。
▶腰痛改善法(腰みがきストレッチ)
番組では、まっすぐになった背骨を、元のS字に戻す改善法がレクチャーされていました。
それが「腰みがきストレッチ」。
使うものは「壁」のみ。やり方はとっても簡単です。
まず、壁に向かい、壁から10センチほどのところに立ちます。
次に、足はそのままの位置で、壁に両手両ひじをつき、息を吐きながら両手を壁伝いに上げ、胸を壁にぴったりつけます。
そして、体全体を30秒伸ばします。
次に、体を伸ばしたまま、片方の足を後ろにあげ、10秒間キープします。
続いて、もう一方の足も同じようにします。
片足5回で1セット。これを1日3セット行えばOK。
「腰みがきストレッチ」をすると、背骨を支えるさまざまな筋肉を鍛えることができます。その結果、まっすぐな背骨は、元のS字に近い状態に戻り、腰痛の改善が期待できるとのこと。
▶滑膜とひざ痛
ひざ痛の原因は、軟骨がすり減ることによって関節同士がこすれ合うことにあります。
残念ながらすり減ってしまった軟骨が復活することはないので、これまでひざ痛を根本的に治すのは難しいとされてきました。
しかし近年の研究によって、ひざ痛を治す新しいアプローチが考え出されたとのこと。
ひざ痛の主な原因は、ひざ関節の滑膜が厚くなること。軟骨がすり減ると、軟骨の破片が滑膜に付着し、そこで炎症が起き、滑膜が分厚くなってしまうんです。
この厚くなってしまった滑膜を薄くできれば、ひざ痛の改善が期待できるんだとか。
▶ひざ痛改善法(座布団体操)
その滑膜を薄くする効果が期待できるのが「座布団体操」。
やり方は非常に簡単で、使うものは座布団。
まずは床に座って両ひざを立てます。
次いで、座布団を2つ折りにして、それを太ももで挟みます。
5秒間挟んだらゆるめます。挟んではゆるめるというのを、20回繰り返せばOK。
1セット20回で、朝と晩するようにしましょう。
座布団体操をすると、太ももの筋肉を使います。すると滑膜が引っ張られ、柔軟にしてくれます。その結果炎症がおさまり、滑膜が薄くなるというわけ。
以上、番組内で紹介された「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法&解消法」の簡単なまとめでした。
多くの人が苦しめられている痛みに対する、有効な改善法の数々。
輪ゴム、壁、座布団と、どこの家にもあるものを使って行えるというのも地味にうれしいポイントですよね~。今すぐにでも始められる手軽さが素敵です♪
この冬休み、痛みを和らげて少しでも快適に過ごしたいと思われている方は、ぜひ上記の改善法・解消法を試してみてください!
「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」をリニューアルする形で始まった「名医とつながる!たけしの家庭の医学」。毎回いろんな健康情報を紹介してくれています。
今回番組が着目したのは、「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法」と「認知症予防法」、そして「血管年齢」の3つ。 この記事では、番組内でレクチャーされていた「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法」に関する情報をまとめています。
肩こりと腰痛とひざ痛の3つの痛み。
数多くの健康情報番組などで、その症状・痛みを和らげる方法が紹介されています。多くの番組がスポットライトを当てるということは、日本にはそれだけたくさん肩こり・腰痛・ひざ痛に悩んでいる人がいるということ。
日本人の非常に身近にある3大痛みといってもいいかもしれませんね。
これらの痛みが厄介なのは、痛みがあると体を動かすのが億劫になってしまう点。それだけならまだしも、例えば肩こりは長期間続くと、頭痛などほかの痛みを連れてきてしまいます。痛みに痛みが重なると、これは非常に苦しいですよね~。
また肩こり・腰痛・ひざ痛は寒さが増してくると、痛みが激しくなる傾向にあります。まさにこれからきつくなる時期。ビクついている方も多いのでは…(苦笑)。
今回の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、そんな日本人の多くが悩まされている肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法&解消法がレクチャーされていました。
紹介された改善法は、どれも輪ゴムや座布団など身近にあるものを使ってできるものばかりなので、誰でも簡単に試すことができます!
以下、番組内で紹介された「肩こり・腰痛・ひざ痛の改善法&解消法」をまとめました。
これらの痛みに日ごろから悩まされている方は、ぜひ参考&実践してみてください♪
肩こりの改善法
肩甲骨は、腕と胴体を結ぶ三角形の骨を指します。
肩甲骨は、通常だと上下左右自在に動かすことができます。この肩甲骨を動かすことで、私たちは腕を上げたり、回したりすることができます。
しかしながら、ふだんの生活の中で、肩甲骨を動かす場面はあまり多くありません。肩甲骨を動かさずにいると、そのまわりの筋肉が次第に硬くなり、それに伴う形で肩甲骨自体も動きにくくなってしまいます。
上記の流れが、肩こりを悪化させる負のスパイラル。
▶肩こり改善法(輪ゴム体操)
上記の負のスパイラルを断ち切り、肩こりを改善する方法(輪ゴム体操)が紹介されていました。
やり方は簡単で、輪ゴムを使います。
まずは、肩幅の長さに合わせ、輪ゴムを6~10個つなげます。
そして輪ゴムがたるまないように、両手で持ちます。
次に脇を締め、腕を体にぴったりとつけます。
そのままの状態で輪ゴムを引っぱり、両手をゆっくりと広げます。
広げたら10秒間止めて、そのあとゆっくり手を元の位置に戻します。これで1回。
10回を1セットとして、1日3セット行うようにすればOKとのこと。
この輪ゴム体操のポイントは、肩甲骨を背中に寄せ、下に引っぱるようなイメージで行うこと。すると、緊張していた僧帽筋がゆるみ、肩こりが緩和されるとのこと。
腰痛の改善法
長引く腰痛の患者さんには共通する、ある悪い癖があります。
その悪い癖とは、「腰をかばって安静にする」というもの。一見、腰痛対策的には良いように思いますが、じつはこれが腰痛を悪化させ長引かせる原因なんだとか。
じっと動かずに安静にするというのは、腰痛対策として得策ではありません。
安静にしていると、多裂筋や脊柱起立筋といった背中の筋肉の質や力が落ち、背骨を支える力がどんどん低下していってしまいます。すると背骨をS字状にキープすることができなくなり、なだらかなカーブが失われてしまうことに。
本来、背骨がS字であれば、全体がたわむことで体にかかる負担を分散できるんですが、背骨が真っ直ぐだと、負荷が1点に集中しやすくなってしまい、腰痛が悪化してしまうというわけ。
▶腰痛改善法(腰みがきストレッチ)
番組では、まっすぐになった背骨を、元のS字に戻す改善法がレクチャーされていました。
それが「腰みがきストレッチ」。
使うものは「壁」のみ。やり方はとっても簡単です。
まず、壁に向かい、壁から10センチほどのところに立ちます。
次に、足はそのままの位置で、壁に両手両ひじをつき、息を吐きながら両手を壁伝いに上げ、胸を壁にぴったりつけます。
そして、体全体を30秒伸ばします。
次に、体を伸ばしたまま、片方の足を後ろにあげ、10秒間キープします。
続いて、もう一方の足も同じようにします。
片足5回で1セット。これを1日3セット行えばOK。
「腰みがきストレッチ」をすると、背骨を支えるさまざまな筋肉を鍛えることができます。その結果、まっすぐな背骨は、元のS字に近い状態に戻り、腰痛の改善が期待できるとのこと。
ひざ痛の改善法
ひざ痛の原因は、軟骨がすり減ることによって関節同士がこすれ合うことにあります。
残念ながらすり減ってしまった軟骨が復活することはないので、これまでひざ痛を根本的に治すのは難しいとされてきました。
しかし近年の研究によって、ひざ痛を治す新しいアプローチが考え出されたとのこと。
ひざ痛の主な原因は、ひざ関節の滑膜が厚くなること。軟骨がすり減ると、軟骨の破片が滑膜に付着し、そこで炎症が起き、滑膜が分厚くなってしまうんです。
この厚くなってしまった滑膜を薄くできれば、ひざ痛の改善が期待できるんだとか。
▶ひざ痛改善法(座布団体操)
その滑膜を薄くする効果が期待できるのが「座布団体操」。
やり方は非常に簡単で、使うものは座布団。
まずは床に座って両ひざを立てます。
次いで、座布団を2つ折りにして、それを太ももで挟みます。
5秒間挟んだらゆるめます。挟んではゆるめるというのを、20回繰り返せばOK。
1セット20回で、朝と晩するようにしましょう。
座布団体操をすると、太ももの筋肉を使います。すると滑膜が引っ張られ、柔軟にしてくれます。その結果炎症がおさまり、滑膜が薄くなるというわけ。
さいごに
多くの人が苦しめられている痛みに対する、有効な改善法の数々。
輪ゴム、壁、座布団と、どこの家にもあるものを使って行えるというのも地味にうれしいポイントですよね~。今すぐにでも始められる手軽さが素敵です♪
この冬休み、痛みを和らげて少しでも快適に過ごしたいと思われている方は、ぜひ上記の改善法・解消法を試してみてください!