2018年12月18日(火)にTBSテレビ系列で放送された「この差って何ですか?」では、さまざまな興味深い世の中の差が取り上げられていました。
その中に、「年賀状の賀詞の差」を取り上げているコーナーがありました。
いよいよ2018年も終わります。
年越し前の大仕事のひとつといえば、やはり年賀状の作成ではないでしょうか。
日ごろからお世話になっている人へ、いつも仲良くしている仕事仲間や友人へ、あるいはふだんはなかなか会えない遠方の人へ、新年のあいさつとして年賀状を送っている方は多いと思われます。
今回の「この差って何ですか?」では、そんな年賀状にまつわるマナーにスポットライトを当てていました。
年賀状に添える賀詞っていろいろありますが、じつは中には目上の人に送っては失礼にあたるものも存在するんです。
番組では、代表的な祝詞である「謹賀新年」、「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」の4つを、目上の方に送っても失礼にならないのかなるのかを仕分けしながら、その理由も併せて解説していました。
以下、番組内でレクチャーされた「年賀状の賀詞の差」を簡単にまとめましたので、年賀状作成の際に参考にしてみてください!
「謹賀新年」、「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」の4つはどれも、新しい年の変わらぬお付き合いをお願いするもので、年賀状に書くにはふさわしい言葉なんですが、じつはこの中に、貨車の上司や年配者など目上の方に送る年賀状に書くと失礼にあたるものがあります。
目上の人に出す年賀状に添える賀詞の良し悪しを判断するポイントは、「敬い」。
目上に送る文書には、敬う言葉を入れるのがマナーとなっていますが、上記の4つの賀詞の中には、敬う言葉が入っていないもの、つまり目上の人に書いて送ると失礼になるものがあるんです。
ひとつひとつチェックしていきましょう!
まずは謹賀新年。
この言葉の意味は、「謹んで新年をお祝いする」というもの。
「謹んで」という部分が、相手を敬う言葉になっています。
というわけで、「謹賀新年」は目上の人の年賀状に添えても大丈夫です!
続いては賀正。
この言葉は、お正月を祝う言葉である「恭賀新正」を簡略化したものになります。
「恭」が「敬う」、「賀」が「祝う」、「新」が「新たな」、そして「正」が「正月」を表しています。略さずに「恭賀新正」をそのまま使えば、相手を敬う言葉が含まれているので、目上の人に送る年賀状に添えるのにふさわしいんですが、簡略化されると話が変わってきます。
略された「賀正」には、敬うという意味を持つ「恭」が消えてしまっていますよね。
そのため、「賀正」は目上の人に送る年賀状に添えるには不適切となります。
続いては迎春。
この言葉も、かつて使われていた「迎春万歳」という言葉が簡略化されたものになります。
そもそも「万歳」は、古代中国で皇帝の世が栄えているのを祝うのに、下々の人間が使っていた言葉で、意味は「いつまでも栄え続けて欲しい」となります。
つまり、「万歳」という言葉そのものが目上の人に対して使う言葉であるため、「迎春万歳」とそのまま略さずに使えば、相手を敬うことになります。
しかし「迎春」と簡略化してしまうと、相手を敬う言葉は消えてしまうため、目上の人に送る年賀状に「迎春」と書くのはNG。
あけましておめでとうございます
最後があけましておめでとうございます。
「あけましておめでとうございます」という言葉の中には、相手を敬う言葉が一切ありません。
「ございます」は丁寧語ではあるものの、相手を敬う言葉ではないんです。
なので、目上の人に出す年賀状に添える言葉としては不適切になるとのこと。
これは驚きですね…。
以上、番組内でレクチャーされた「年賀状の賀詞の差」の簡単なまとめでした。
最後に改めてまとめると、「謹賀新年」、「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」の4つのうち、目上の人の年賀状に使って失礼にあたらないのは「謹賀新年」のみ。
「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」は、同僚や後輩に送るのには大丈夫。
非常に勉強になる内容でしたね♪ ぜひ年賀状を作成する際の参考にしてみてください!
その中に、「年賀状の賀詞の差」を取り上げているコーナーがありました。
いよいよ2018年も終わります。
年越し前の大仕事のひとつといえば、やはり年賀状の作成ではないでしょうか。
日ごろからお世話になっている人へ、いつも仲良くしている仕事仲間や友人へ、あるいはふだんはなかなか会えない遠方の人へ、新年のあいさつとして年賀状を送っている方は多いと思われます。
今回の「この差って何ですか?」では、そんな年賀状にまつわるマナーにスポットライトを当てていました。
年賀状に添える賀詞っていろいろありますが、じつは中には目上の人に送っては失礼にあたるものも存在するんです。
番組では、代表的な祝詞である「謹賀新年」、「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」の4つを、目上の方に送っても失礼にならないのかなるのかを仕分けしながら、その理由も併せて解説していました。
以下、番組内でレクチャーされた「年賀状の賀詞の差」を簡単にまとめましたので、年賀状作成の際に参考にしてみてください!
ポイント
目上の人に出す年賀状に添える賀詞の良し悪しを判断するポイントは、「敬い」。
目上に送る文書には、敬う言葉を入れるのがマナーとなっていますが、上記の4つの賀詞の中には、敬う言葉が入っていないもの、つまり目上の人に書いて送ると失礼になるものがあるんです。
ひとつひとつチェックしていきましょう!
謹賀新年
この言葉の意味は、「謹んで新年をお祝いする」というもの。
「謹んで」という部分が、相手を敬う言葉になっています。
というわけで、「謹賀新年」は目上の人の年賀状に添えても大丈夫です!
賀正
この言葉は、お正月を祝う言葉である「恭賀新正」を簡略化したものになります。
「恭」が「敬う」、「賀」が「祝う」、「新」が「新たな」、そして「正」が「正月」を表しています。略さずに「恭賀新正」をそのまま使えば、相手を敬う言葉が含まれているので、目上の人に送る年賀状に添えるのにふさわしいんですが、簡略化されると話が変わってきます。
略された「賀正」には、敬うという意味を持つ「恭」が消えてしまっていますよね。
そのため、「賀正」は目上の人に送る年賀状に添えるには不適切となります。
迎春
この言葉も、かつて使われていた「迎春万歳」という言葉が簡略化されたものになります。
そもそも「万歳」は、古代中国で皇帝の世が栄えているのを祝うのに、下々の人間が使っていた言葉で、意味は「いつまでも栄え続けて欲しい」となります。
つまり、「万歳」という言葉そのものが目上の人に対して使う言葉であるため、「迎春万歳」とそのまま略さずに使えば、相手を敬うことになります。
しかし「迎春」と簡略化してしまうと、相手を敬う言葉は消えてしまうため、目上の人に送る年賀状に「迎春」と書くのはNG。
あけましておめでとうございます
「あけましておめでとうございます」という言葉の中には、相手を敬う言葉が一切ありません。
「ございます」は丁寧語ではあるものの、相手を敬う言葉ではないんです。
なので、目上の人に出す年賀状に添える言葉としては不適切になるとのこと。
これは驚きですね…。
さいごに
最後に改めてまとめると、「謹賀新年」、「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」の4つのうち、目上の人の年賀状に使って失礼にあたらないのは「謹賀新年」のみ。
「賀正」、「迎春」、「あけましておめでとうございます」は、同僚や後輩に送るのには大丈夫。
非常に勉強になる内容でしたね♪ ぜひ年賀状を作成する際の参考にしてみてください!