豚の貯金箱
2019年2月12日(火)にTBSテレビ系列で放送された「この差って何ですか?」では、さまざまな興味深い世の中の差が取り上げられていました。

その中に、「貯金箱のモチーフに豚が多い理由」を取り上げているコーナーがありました。


さまざまな種類の貯金箱が世の中にはありますが、動物の貯金箱といえば豚をモチーフにしたものが多いイメージがありますよね。ちなみに私が持っている貯金箱も豚です。

頭の中でしっかりと「動物の貯金箱=豚」という構図ができあがっていますが、ほかにも猫や犬などかわいい動物はたくさんいます。

であるにもかかわらず、なぜ豚が貯金箱のモチーフに選ばれることが多いのか。不思議といえば不思議ですよね。


今回の「この差って何ですか?」では、その謎に迫っていました。その理由には歴史的な背景があり、なかなか面白い内容でした♪

以下、番組内で取り上げられた「貯金箱のモチーフに豚が多い理由」を簡単にまとめましたので、ぜひ雑学のひとつとして覚えておいてください!

お金

貯金箱のモチーフに豚が多い理由

豚の貯金箱は、日本だけでなく、世界的に見ても多い傾向にあります。

世界的に動物の貯金箱=豚というイメージが定着する最初のきっかけは、世界で初めて作られた豚の貯金箱になります。


世界で最初の豚の貯金箱は、18世紀ごろにイギリスで製作されました。

しかし、この貯金箱の製作の背景には、あるハプニングがあったんです。そのハプニングとは、ずばり「聞き間違え」。

貯金箱を作っていた職人が、注文を受けた際に聞き間違えて、豚の貯金箱を作ってしまったんです。

豚は英語で「ピッグ(PIG)」と言いますが、「ピッグ」にはもうひとつ「赤色の粘土(PYGG)」という単語もあるんです。お客さんは赤色の粘土の貯金箱を作ってくれと頼んだんですが、それを職人が聞き間違えて豚の貯金箱を作ってしまったというわけ。

そんな勘違いから誕生した貯金箱を売り出したところ、イギリスでかわいいと評判に。さらに豚は子どもをたくさん産み、どんどん増えることから、お金を貯めるには縁起が良いということで、他国にもどんどん広まっていきました。


日本には昭和初期に伝わってきました。

戦後、銀行で口座を開設すると、豚の貯金箱が配られ、これによって貯金箱=豚というイメージが広まっていったと考えられています。



さいごに

以上、番組内で取り上げられた「貯金箱のモチーフに豚が多い理由」の簡単なまとめでした。

歴史的な聞き間違え・勘違いによって生まれた豚の貯金箱が、国境を越えて、いろんな国での定番になっているというのはすごくおもしろいし、興味深いですよね。

思わず誰かに話したくなる雑学かと♪ ぜひ覚えておいて、お酒の席などで披露してみてください!